『神様のカルテ2』 夏川 草介 | ほんとなかよし

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信州にある「24時間、365日対応」の病院では、今日も奇蹟が起きる。「一止とハルさん」の新たな物語。


内容「BOOK」データベースより


映画神様のカルテの原作「神様のカルテ」の続編。 久方ぶりの再開を果たした旧友が変わり果てていた時に貴方はどうしますか?身近で大切な方と別れる事になれば貴方はどうしますか?そんな人生の転機がテーマとなっています。 今作が前作と大きく違う所は、悪役とまでは言いませんが若干毒のあるキャラが登場する事です、医療現場の問題を示す意味で登場する変わり果てた旧友の姿には不快感の様な物を感じます、これは前作に無かった印象です。しかし夏川氏の作風の良さは結局その毒にも原因があり、その原因を知る事で同情が生まれる、しかもその毒を物事の考え方や視点を変えてみる事で見事に中和しており登場人物が前進していく、このテイストはなかなか高評価できるポイントだと思います。特に「神様のカルテ2」で良かった点は、ヴィクトール・E・フランクル「夜と霧」の作中登場です!この作品はナチスドイツの強制収容所を経験した精神科医フランクルが書き上げた壮絶極まる生命闘争の記録。作中での「夜と霧」の扱い方は物語り進行上大切な役割を果たすので割愛しますが、作中と同じく人生観を変えてしまう程の名作です。人生や生死観を扱う作品は解釈が難しいです、自らの生命と向き合った精神科医の記録は人生とは?人とは?命とは?を考える点で恐ろしいまでの様相を見せ付けてくれる。「神様のカルテ2」を読む際は、「夜と霧」もセットで読む事をオススメします♪「草枕」よりかは作品の意味を(あくまで自分なりにですが・・・)解釈し易くなるのではないかなぁ~と思います。前作に引き続き、心温まるストーリー♪人生の中で大切なものを見つめ直す機会を与えてくれる一冊。