2017-05-26
20日土曜日
いよいよSSTRのスタートとなります。
前日は9時過ぎに寝たのですが、午前3時30分に待ち合わせているので
遅れてはいけないとぐっすりは眠れませんでした。
起きたのが午前1時前
出発の準備をして早めに宿泊先を後にします。
近くのコンビニでコーヒーを飲んで時間つぶし
尻屋崎に行くにはむつ市から40分ほどかかります。
ゆっくり行ったつもりなんですが信号がほとんどないためか
思ったより早く到着しました。
下北半島の先っちょですね
ゲート付近は真っ暗で車が2台止まっていました。
この日誰と待ち合わせていたかというと
この尻屋崎のある東通村役場の観光課の方です。
なぜか?
遡って話をしますと
SSTRのスタート地点を決めるとき
どうせなら本州の太平洋側の最北端からスタートしようと考えて
それはどこなのかを調べたら青森県の尻屋崎だと知りました。
もっと調べていくうちに尻屋崎には寒立馬(かんだちめ)というこの地方に昔からいる野生馬が
生息しているということで、尻屋崎付近の周回道路には2か所ゲートがあって
朝は7時にならないと入れないということが分かりました。
はじめはそれじゃあゲートぎりぎりまで行ってバイクと海と日の出の写真を撮ろうと
思ってたのですが、せっかく行くのだからやっぱり尻屋崎からスタートしたいと
ダメでもともとという気持ちで東通村役場に問い合わせしてみました。
こんな感じでです
突然のメール失礼いたします。
本題に入ります。
5月20日、21日とバイクのラリーがあります。
SSTR2017(http://sstr.jp/)
ルールは日の出から太平洋側からスタートして石川県の千里浜に日没までに
ゴールするというラリーです。
私は大阪在住ですが、太平洋側の本州の最北端である尻屋崎を
スタート地点にしようと考えております。
20日の日の出時刻が午前4時11分です。
尻屋崎に行くにはゲートがあり、午前7時にならないと入れないようですが、そう
いった理由から日の出時刻に尻屋崎灯台付近には行けないでしょうか?
それが駄目な場合はゲート手前(太平洋側の)をスタート地点といたします。
これは私個人的な考えでして、主催者側からの要望などは一切ないことをご承知お
き下さい。
無理を承知の依頼であり誠に恐縮ですがご連絡させていただきました。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
すると翌日に回答いただきました。
尻屋崎周辺は村有地ではなく地元尻屋地区が管理しているので
管理者様に確認したうえで返事をもらえるという内容でした。
かつてホンダやランドローバー社がCM撮影のために尻屋崎のゲートを開放した経緯があるが
個人的に問い合わせしてきてゲート開放したことはないそうです。
大阪の変なおっさんが面倒臭い事ゆうてるでみたいに思われてたんでしょうか 笑
再度連絡いただいたときは村役場の職員が立ち会いのもと
ゲートを開放してもらえるという回答をいただきました。
ダメ元で問い合わせしてここまでしてもらえるとは。
凄くうれしい限りでした。
SSTRのホームページを見て理解していただいたんですね。
そして当日村役場の職員の方に公表してもいいか確認して了解をいただいたので
ブログで書くことにしました。
そういった経緯があり
午前3時30分にゲート前で待ち合わせしました。
土曜日でたぶん役場はお休みだと思うし、それに朝の3時半に来ていただけるとは
ほんとありがたいですよね。
一人の大阪のおっさんのためだけにねえ
こういった協力いただいた方たちがいるのに
完走できないと申し訳ないという気持ちもあり
何としてもゴールしてやるぞと気合も入ります。
村役場のOさんが来ていただけると思ってたら
Oさん合わせて3人の職員の方が来てくれました。
広報の方も同行されてました。
ゲートから尻屋崎灯台付近までは3.5㌔ほどあります。
車で5分くらいかな
この日の日の出時刻は4時16分なので
時間的に余裕もあるので寒立馬を撮ったり
バイクの止める位置を考えてみたりしてました。
こちらが太平洋側で
こっちは津軽海峡側
灯台付近に寒立馬が3頭草を食んでました。
寒立馬は現在30頭ほど生息しているらしいです。
春に1頭が生まれたと聞きました。
灯台の手前は砂利なんですが
関係者以外の車両の乗り入れ禁止でポールが立ってて入れないようなっているのですが
写真撮るのに中に入らないといい写真が撮れないのではとおっしゃって下さり
中までバイクを入れさせていただきました。
最後に東通村役場の方たちと記念撮影
尻屋崎は津軽海峡と太平洋の境界付近で
いつもどちらかが荒れてたりするそうなんですが
この日はどちらの海も穏やかで凪いでました。
役場の職員さんは皆さん地元の方ですがこんな日は見たことがないというくらい
素晴らしいお天気でした。
本州で一番早い日の出を拝み
皆さんに何度も何度もお礼を言って
千里浜のゴールへ向けスタートしました。
さあいよいよスタートですよ
SSTR2017が始まりました~
今回はここまで