オリンピックで盛り上がりました馬術競技。
これで注目されて競技に興味をもって
乗馬クラブへ通ってくれるお子さんが増えると良いのですが
でも
この馬術競技って・・・
本当に良く分からない世界なのですよね。
私は某有名乗馬クラブ(全国展開してます)
C乗馬クラブに入会し、
ここで練習してもなかなか上手くなれない
と障害馬術競技で全国大会上位に入るような
乗馬クラブへ移籍ました。
もちろん大会とかそんなレベルを望んではいませんが
知合いに勧められての入会でした。
その乗馬クラブ、
C乗馬クラブとは大きな違いがありまして
ほとんどの馬が預託馬。
つまりクラブの所有馬は数頭で
8~9割が個人馬主さんがいるという状態でした。
そこで聞いたお話をいろいろ思い出しましたので
ここに書き留めておきますね。
この情報は確かに
スタッフさんや会員さんから聞いたお話ですが、
このクラブ特有のことなのかもしれません。
まず会員さんがお持ちのお馬さん。
このクラブはオランダにも提携厩舎があるので
大会に出場したいレベルの会員さんには
オランダから馬を購入できます。
(クラブは障害馬術専門)
国産の馬もいましたがヨーロッパの馬が多かったです。
馬の価格はもちろんピンキリ。
その時(本当かどうか定かではありませんが)
日本へ輸入するだけで片道600万円ほどかかる
と聞きました
ということは、安めの馬代を入れても
オランダから馬を購入したら最低でも1千万円ほどは
かかるということでしょうか
そのクラブの厩舎を見ると、
多くの馬がKWPNというオランダの競技馬、
ハノーバーとかウエストファーレンといった種類の
サラブレッドより大型の馬が多かったです。
ハノーバー
ウエストファーレン
こちらの↓サイトよりお写真をお借りしましたm(__)m
馬の豆知識 馬の種類(中間種)|みんなの乗馬 (minnano-jouba.com)
さらに会員さんに聞いたところによると
最初はその会員さんのレベルに合った馬を
勧められるのですが、
そのうちさらに
レベルアップした馬に買い替えるように
勧められるそうです
会員さんも今の馬に愛着がありますから…
でも2頭も持つのは厳しいとなると
今の馬を手放して新しい馬を買うことに
元の馬は責任をもって他の人や
他のクラブに売ってもらうとか、
クラブの馬にするとか・・・
そういうことになるそうですが
クラブからいなくなると本当に気になるそうですよ
そして買い替えた新しい馬がやってきて
レベルアップしたクラスの大会に出場することに
なるそうです
馬術大会の難しいところは
オリンピックのようなグランプリ(最上級クラス)の
試合を見るのは分かりやすいのですけれど
一般の大会ですと細かな区分けがあって
果たしてこの馬がどのクラスで登場するのか・・・
応援しようと思っても良く分からない
おまけに選手が何頭も違う馬に乗って出場することや
同じ馬が別の選手を乗せて出場したりするので
一体どうなっているのか・・・
実際に出場しないとわかりづらいでしょうね。
公益社団法人 日本馬術連盟 《Japan Equestrian Federation》・日本馬術連盟・日馬連・馬術連盟・公益社団法人 日本馬術連盟 (equitation-japan.com)
馬術連盟のHPを見ても良く分かりません。
個人馬主さんの馬でも、
クラブのスタッフが乗って大会に出場したりもします。
このような大会に出場して人馬共にポイントをためて
さらに上の大会に出場するようになるそうです。
競馬は鞍上と馬で3:7なんて聞きますが、
馬術はどうでしょうか
恐らく馬術は馬の能力がかなり大きいようです
そのクラブで聞いたのは、
購入した馬はすでに障害を飛べるように
きちんとオランダで調教されているのですが、
日本に来て、
(悪い意味)下手なライダーに乗られていると、
その調教が崩れていくそうです
そうなると、
いったん馬をオランダへ送り返して
再調教なんていうことになるそうですよ
とにかく
私が想像していた感じと大きくかけ離れていました。
大会に出場となれば
選手が相棒を決めて、
一緒に頑張ろうと障害を飛ぶ練習をしたりしながら
共に上を目指していくものかと思ったら
そのレベルの馬に乗ることで大会に出場するという
つまり本当にお金のかかるスポーツということです。
オリンピックのように160cmもあるバーを
バンバン飛ぶ馬は特別Sクラスということですね。
上位クラスの馬は競走馬よりもお高いもので
億単位とのことですから・・・
大会自体は80cmほどの障害を飛ぶものから
ありますので、低いほうは練習次第で
元競走馬なども出走したりしていますが、
高いほうになると、元々その高さを飛べるように
調教された馬が出場するということのようです。
それもこれは正確には分かりませんが
その上位馬の調教をしっかりできる日本人
(日本在住の人)があまりいなようですね
これは意外なことでした。
ライダーと調教する人は別ということです
そして大会へ向けての練習ですが、
(それはどこも同じかと思いますが)
一日の馬との練習時間は本当に短かったです。
20~30分というところです。
さら~っと下乗りして
低めの障害を数回飛んだらおしまいです。
人間のように汗まみれになって
きつい練習に励むという感じではありません
とにかく
素人から見ると良く分からない世界でした
子供のころから修練し、
いろんな馬へどんどんレベルアップして
ヨーロッパへ留学してさらに修業し、、、
という感じでないとオリンピッククラスの
ライダーにはなれないのかな~と思います
もちろん
C乗馬クラブのような間口の広いクラブで
クラブの馬で練習しいているうちに頭角をあらわし
スポンサーをつけて海外で修業する
なんていうこともあるとは思いますけどね
もちろん高校や大学の馬術部などは
全くそのクラブとは違うものだと思いますよ。
とにかく
とても分かりづらい世界ではありますけれど
応援するのは気楽です
あれこれ裏を考えずに
楽しんでみるに限りますね