NO 2528 ほめる | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年7月4日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今日もむちゃくちゃ暑いですね~。

 

今朝の通勤時の車の温度計は33度となっていました。

 

 

昨日のニュースで90歳代の女性が熱中症で

 

亡くなられたそうです。

 

 

確かにそういうレベルの暑さですね。

 

 

皆さんも水分補給をしっかりして

 

お気をつけ下さい。

 

 

 

今日のお話は、松下幸之助さんの「指導者の条件」から、

 

”ほめる”をお伝えします。

 

 

 

ほめる

 

 

加藤清正の家老に、飯田覚兵衛という武勇軍略に

 

すぐれた士があった。

 

 

その覚兵衛は、清正が死に、加藤家が改易に

 

なったあと、再び仕官することなく、

 

 

京都で隠居生活を送ったそうだが、

 

ある時こういうことを語ったという。

 

 

 

「自分が初めて戦場に出て、軍功をたてた時、

 

多くの朋友が敵の弾に当たって死ぬのを見て、

 

 

”恐ろしいことだ、もう武士はやめよう”と思った。

 

ところが帰陣するや否や清正公から、

 

 

”きょうの働きはまことに見事であった”と

 

刀まで賜ったので、やめそびれてしまった。

 

 

その後も合戦に出るたびに、”今度こそ”と

 

考えるのだが、いつも時を移さず陣羽織や

 

 

感状を与えられ、周囲の人もそれを羨んだり、

 

ほめそやすので、それに心ひかれて

 

 

とうとう最後まで自分の本心通りにいかず、

 

ご奉公してしまった。

 

 

考えてみれば、清正公にまことに巧みに

 

使われたと思う」

 

 

 

飯田覚兵衛という音に聞こえた勇者でも、

 

戦のたびに、その恐ろしさに武士をやめようと

 

 

考えたというのは興味深いことだが、

 

それが清正にほめられ続けた結果、

 

 

とうとうさむらい奉公を続けてしまった

 

というのは面白いことだと思う。

 

 

人間というものは、ほめられることによって、

 

それだけ感激もし、発奮するものなのだと

 

いうことであろう。

 

 

 

やかり人間だれでもほめられればうれしい。

 

 

自分の働きが人にみとめられないほど

 

淋しいことはないと思う。

 

 

ほめられればうれしくもあり、自信もつく。

 

 

今度はもっと成果をあげてやろうという

 

意欲も起こって、成長への励みともなる。

 

 

もちろん失敗や過ちに対しては、

 

大いに叱ることは必要である。

 

 

しかし、何かいいことをした時、

 

成果をあげた時には、心からの賞賛と

 

 

ねぎらいを惜しまないことが、

 

指導者としての一つの要諦であろう。

 

 

 

 

褒めれれて嫌な人はいませんよね。

 

 

誰だって頑張ったときはいい評価が

 

欲しいものです。

 

 

特に今の時代は難しいですね。

 

 

パワハラ、セクハラ、カスハラなどなど、

 

一つ間違うと大変なことになります。

 

 

双和工業所はどちらかというと職人仕事です。

 

昔は怒鳴られて仕事を覚えました。

 

 

しかし、今は褒めて教えることが主流です。

 

 

失敗は誰にでもあり、その失敗を経験させて

 

成長させるとういうスタンスが大切ですね。