NO 2527 道に横経無し 立つ者は孤危なり | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年7月3日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今日はとってもいい天気になりました。

 

ただ、最高気温が35度とか6度とかで

 

酷暑になりそうです。

 

 

 

昨日の温度から10度近く上がるので

 

身体がついていきません。

 

 

熱中症には十分お気をつけ下さい。

 

 

 

今日のお話は「禅の言葉」(植西聰著)から、

 

”道に横経無し 立つ者は弧危なり”をお伝えします。

 

 

 

道(どう)に横経(たて)無し 立つ者は弧危(こき)なり

 

 

新しい分野にチャレンジしようとする人にとって、

 

心に留めておきたい禅語があります。

 

 

「道に横経無し立つ者は弧危なり」です。

 

 

直訳すれば、

 

「脇道のない大通りをいく者は、非常に危険である」

 

という意味で、リスク管理の必要性を教えています。

 

 

 

「これから歩いていこうとする道で、

 

もしかしたら大事故があるかもしれません。

 

 

そうなれば、きっと通行止めになるでしょう。

 

しかし、脇道があれば、そこに逃れて進む

 

こともできます。

 

 

でも、脇道がなかったら、通行止めが解除されるまで、

 

いつまでも立ち往生するしかありません」

 

といっているのです。

 

 

 

「道」とは「人生」を意味する言葉。

 

 

「人生の途上においても、いつ、どこで、

 

どんなアクシデントに見舞われるかわかりません。

 

 

そこから逃れるための別の生き方も、

 

あらかじめ用意しておくほうが得策です」

 

ということなのです。

 

 

 

たとえば、大きなプロジェクトに社運の

 

すべてをかけるとか、今あるすべてを注ぎ込んで

 

事業を立ち上げるという場合です。

 

 

予算が足りなくなったり、重要なスタッフが

 

辞めてしまったりしても、

 

 

余裕を持って切り抜けられるよう、

 

想定し得るトラブルへの対策を万全に

 

立てておいて、逃げ道を作っておけば安心です。

 

 

 

 

新しいことへチャレンジするって、

 

とっても勇気がいりますよね。

 

 

私の場合は7年前に新しい工場を建設しました。

 

 

それまで西春工場は賃貸でしたので、

 

どうしても自社工場にしたいとチャレンジしました。

 

 

しかし、それにはとても大きな借金を

 

しなければいけませんでした。

 

 

 

それまでの借り入れといえば、

 

せいぜい1000万とか2000万でしたが、

 

 

工場建設は桁が一つ違い、億単位の借り入れ

 

となります。

 

 

とっても勇気がいりました。

 

決断するまでは夜眠れませんでした。

 

 

ただ、師勝工場は自社のものでしたので、

 

いざとなれば売却して返済しようなどど

 

いろい考えていますた。

 

 

逃げ道を作ることは、決意が鈍る場合が

 

ありますが、ご迷惑をかけないことを

 

考えることは大切です。

 

 

あれから7年、なんとか滞りなく借金は

 

返済できています。

 

 

先のことは、また先で考えて、今できることを

 

精いっぱいやることが大切だと思っています。

 

 

人生は一度きりです。

 

思い切ってチャレンジしてみましょう!