NO 2501 歳寒くして然るに後に松柏の彫むに後るるを知る | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年5月24日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今日はとても暑くなるようです。

 

現在この部屋の室温は、29.8度です。

 

 

2階ということもあり、屋根の熱気が伝わり

 

かなり暑くなっています。

 

 

これからこんな日が続くんですね。

 

 

 

今日のお話は、「中国古典の名言・名句三百選」(守屋洋著)から、

 

"歳寒くして然るに後に松柏(しょうはく)の彫(しぼ)むに後(おく)るるを知る”

 

をお伝えします。

 

 

 

 

冬の寒さがきびしくなったときに、

 

はじめて松や柏(はく)がいつまでも

 

しぼまないで寒気に耐えていることがわかるのだという。

 

 

孔子のことばである。

 

 

ちなみに「柏」とは日本の「かしわ」とは違って、

 

常緑樹である。

 

 

日本ではめったに見ることはできないが、

 

中国ではごくありふれた樹で、仏閣や

 

廊の囲いはほとんどこれである。

 

 

 

その柏や松が寒気に耐えて青々と枝葉を

 

茂らせているように、人間の真価も寒さの

 

きびしい逆境のときに現れるのだという。

 

 

 

孔子という人は、政治に志を立てながら、

 

その政治生活は不遇であった。

 

 

逆境の連続であったといってよい。

 

普通の人なら苦労に負けてしまうところである。

 

 

だが、孔子は負けなかった。

 

 

いや、それどころか、苦労をバネにして

 

自分を磨き、バランスのとれた人間に

 

自分を育てていった。

 

 

 

このことばには、そういった孔子の実感が

 

よく滲み出ているように思われるのである。

 

 

逆境に陥ったとき、しゃんぼりと肩を落とし、

 

首をうなだれて歩いている人がいる。

 

 

これでは見ているほうも辛くなるし、

 

本人としても落ち込んでいくばかりであろう。

 

 

 

そんなときこそ、堂々と胸を張って、

 

道のまん中を歩いていきたいものである。

 

 

そのためには逆境に耐えられるように、

 

ふだんから自分を磨いておくことを

 

忘れてはならない。

 

 

 

 

人生には必ず不遇や逆境に陥る時があります。

 

そんな時はどうすればいいのでしょう。

 

 

私にも数々の逆境がありました。

 

 

うつ病からの会社の連続赤字、

 

リーマンショク、脳梗塞、がんなどなど、

 

 

今思い出すと、かなりきつかったですね。

 

ただ私は運がよかったことは確かです。

 

 

いろんな人から助けられて、今があります。

 

 

 

当時はもがき苦しんでいました。

 

いいと言われることは、何でもやりました。

 

 

勉強会や講演会、展示会、ゴルフコンペなどなど、

 

人が集まるところへは必ず行きました。

 

 

そして、名刺交換をさせてもらって、

 

会社を見学させて頂きました。

 

 

双和工業所へ営業に来た人には、

 

必ず上がってもらって話を聞き、

 

その後、こちらの要望もお伝えしました。

 

 

それでもなかなか良い結果は得られませんでしたが、

 

今、なんとは生き延びています。

 

 

 

不遇な時は、こんな言葉を自分に

 

言い聞かせていました。

 

 

「人事を尽くして天命を待つ」

 

まずは、今やれることを精一杯やる。

 

 

その後のことは天が決めてくださると

 

心に言い聞かせていました。

 

 

人生には攻めの時と守りの時があります。

 

嵐の時は、ひざを抱えてじっと耐えることも大事です。

 

 

「満を持して時を待つ」の言葉のように、

 

力を貯えて、その時が来たら大きく羽ばたきましょう。

 

 

あきらめなければ必ず目的に行けますよ!