NO 2392 価値は晩年で決まる | 社長ブログ

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社長 笹原のちょっとイイ話!

2024年2月8日

 

皆さん、お早う御座います。

 

 

今日も北名古屋市は雲一つない快晴です。

 

 

そのせいもあって朝の冷え込みがきつくて、

 

車のガラスはしっかりと凍りついていました。

 

 

ただ、日中の気温は12度まであがり、

 

風もないので、暖かくなりそうです。

 

 

今週初めに先輩からゴルフのお誘そいがあり、

 

3月の中旬にエントリーしました。

 

 

昨年の今ごろは、前立腺がんの転移検査で、

 

それどころではありませんでした。

 

 

心配と不安の毎日でしたが、

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というように、

 

あの頃の不安は忘れてしまいました。

 

 

まあ、これでいいんですよね。

 

再発したら、又その時考えればいいですからね。(笑)

 

 

 

 

今日のお話は、致知1月号より、鈴木秀子さんのコラム

 

「人生を照らす言葉」より、坂村真民さんの

 

”価値は晩年で決まる”をお伝えします。

 

 

 

価値は晩年で決まる

 

 

坂村真民先生の詩には、心を浄め前向きに

 

させてくれる不思議な力があります。

 

 

この一年を締め括り、希望を持って新たな

 

年を踏み出すためにも、いくつかの詩を

 

味わってむることにしましょう。

 

 

 

真民先生はそれぞれの年代でどのような

 

心構えで生きたらよいのか、様々な詩を

 

通して私たちに教えてくださっています。

 

 

『坂村真民一日一詩」(致知出版)には

 

ヒントとなる多くの詩が紹介されていて、

 

その一つが「晩年」という詩です。

 

 

 

価値は 晩年で  決まる

 

 

 

これは決して高齢者に向けたメッセージではありません。

 

何歳であろうと、その人が死ぬ間際が晩年だからです。

 

 

社会的な名声や財力には恵まれなくても、

 

迷いの多い平凡な人生であったとしても、

 

 

加齢や病気で体が動かなくなったとしても、

 

よい生き方さえできれば、晩年に向けて

 

 

「価値」という目に見えない輝きが

 

心の深いところに築かれていくものです。

 

 

 

つまり、私たちには死ぬまで希望が

 

与えられているのです。

 

 

真民先生の詩からは、価値ある人生を送る

 

上でのヒントを読み取ることができます。

 

 

 

 

とらわれるな 風のようにあれ

 

とらわれるな 雲のようにあれ

 

とらわれるな 水のようにあれ

 

 

 

 

私たちは日々、いろいろな囚われの中で

 

生きています。

 

 

考えても仕方がない過去の出来事を

 

思い出しては慚愧の念に駆られたり、

 

 

いまだ来ない先のことを思い煩って

 

鬱々とするのは誰もが経験することです。

 

 

 

そういう時、自由に吹く風の動きや

 

悠々とした雲の動き、滔々(とうとう)とした

 

 

流れる水を見ながら、様々な憂鬱な出来事も、

 

それに囚われている自分もいつかは

 

 

過ぎ去っていくんだという気持ちを

 

切り替えて、新しい気持ちで踏み出して

 

いくのも大切な知恵だと思います。

 

 

 

 

深海の真珠のように

 

ひとりひそかに

 

自分をつくってゆこう

 

 

 

 

私たちは何か立派なことを成し遂げ、

 

周囲から賞賛を浴びることに喜びを感じます。

 

 

もちろん、それも大切かもしれませんが、

 

誰も知らないところで密に自分を磨き続ける

 

こともまた大きな喜びといえるでしょう。

 

 

 

 

小さな花でいい 独自の花でいい

 

小さい光でいい 独自の光であれ

 

 

 

 

人に知られずとも、そうやって自分を

 

磨き続ける地道な努力が、

 

 

やがてその人ならでは美しい人格の

 

香りを放つようになるのです。

 

 

 

 

 

どれも素晴らしい詩ですね。

 

 

私は現在68歳ですが、これらの詩は

 

私を勇気付けてくれます。

 

 

若い頃は無我夢中で生きてきました。

 

 

「周りには絶対負けないぞ!」といった感じで

 

突っ張っていたように思います。

 

 

その頃は人生とは何かなんて考えたことも

 

ありませんでした。

 

 

今、人生の終盤にきてやっと人生について

 

考えられるようになりました。

 

 

人には必ず「死」がやってきます。

 

 

そのことが現実的なこととして

 

捉えられるようになり、晩年を有意義に

 

生きたいと思うようになりました。

 

 

 

真民さんの「とらわれるな」という詩は

 

今の私にピッタリの詩です。

 

 

今まで様々なことに捉われて生きてきました。

 

体中が煩悩でがんじがらめでした。

 

 

この詩はその煩悩を取り除いてくれます。

 

 

”風のように雲のように水のように”

 

こんなふうにさらりと悠々とすいすいと

 

生きていきたいですね。

 

 

 

深海の真珠のように密かに自分を

 

磨き上げるなんて素晴らしいですね。

 

 

そして、

 

小さな花、独自の花、

 

小さな光、独自の光を作ってみたいものです。

 

 

そんな自分になれるようにこれからも、

 

頑張って生きていきたいですね!