農業なんかやっちゃダメだよね。

農業なんかやっちゃダメだよね。

日本農業のダメさ加減を良く知る、とある農業後継者の経営日記。

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ざっくりでうろ覚え状態だったのでよくよく見てみる事にした。


http://www.jacom.or.jp/series/shir158/shir158n07112206.html


「個人差はあるが、それを食べた人が野菜・果物アレルギーを発症する危険性は大きい。とくに花粉症に罹っている人が有機栽培など無農薬栽培の野菜・果物を食べるとアレルギー症状になる可能性は大きいといえる。」


花粉症の人は要注意ってが?


これは見逃せない事実だね。



果実にストレスを与えず自然環境に負荷を与えず天然由来、なるべく近所で調達できるような

そういう代替農薬の開発ってのが必要だな。


キューバでは牛のおしっことか、バチルスなんたらとかいう生物農薬・・・

平たく言うと菌・カビが原料の水溶液の散布でうまくいっているとの事。


将来はそっちに行くというか行かざるを得ない事になるとは思うけれども、

まだまだ時間は掛かりますね。

無農薬りんごがNHKのおかげで流行りです。本も売れています。
奇跡のりんごなんだそうです。

無農薬無肥料いいですねぇ。金が掛かりません。
輸入資源の将来という観点から見ても可能性があります。

可能性はありますが、現状殆ど意味がありません。
何故なら農薬使用りんごの方が安全性が高いからです。

どういう事かと言うと、りんごは人工的に作られた植物だから病害虫に非常に弱い。
農薬に守られてようやく生きているのに、農薬が無ければ死んでしまう。
種の保存の為の大事な種の栄養分になる果実がやられれば種の繁栄どころか
絶滅すらありうる。だから、農薬が無ければ自分で何とかするしかあるめ。と
身を守る行動に出る。果実自身が自分で農薬に相当する物質を作り出して
体を保護しようとする。

・・・生き物って凄いですね。

で結果どうなるか。

農薬使用りんごと違ってアレルゲン豊富な果実が出来上がる。
3倍は軽く増えるらしい。

これをアレルギーもちの方がお召上がりになるとどうなるか。
果物アレルギーの方がこれ食ったら一発でしょうね。


で、農薬使用りんごは農薬使ってるからアブねーじゃん。って
普通は考えますけどもね。うちのお客さんでも、農薬使用りんご食べれば
体にどんどん農薬たまっちゃうじゃないですか。っておっしゃった方もいた。

実際は食べる頃になれば農薬は全て精密計測機器でも検出できない
状態になるし、鉛・水銀などを使った蓄積性のある農薬はとっくの昔に
使用禁止なので、アレルゲンも少なく無問題。

そういう事実を殆どの方が知らない。
知らないからもうなんだか珍しいから飛びついちゃう。
困ったもんだねぇぇ・・・て感じです。


無農薬・有機栽培は上記のような理由で最終的な製品としてみた場合
農薬使用作物との違いは殆ど無い。

違いは無いんだけども、違ってもらわないと困る業者さんが沢山いて、
農薬は怖いですよぉ~危ないですよぉ~ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル
ってやるわけね。50年ぐらい前のレイチェルカールソンとか持ち出して。
すると知識の無い人はコロッとやられて、高いもの買わないといけなく
なっちゃう。

この図式、ツボ買わないと祟られるとかいう新興宗教と同じだわな(ww

ヨーク考えてみよう。

世の中に出回っている殆どの食品が農薬使用で、日本は超高齢化社会、
100歳超えの人が3.6万人とかいう事になっとる。

ヒ酸鉛だとかメチル水銀だとかDDTだとかホリドールだとか今では考えられないほどの
オッソロシイ薬使ってた時期はもう遠い過去のお話なんですよね。

現状、農薬が発生さっせる問題は「散布者への安全性」と「コスト」
食べる人は安全でも散布段階では安全性は担保されていない。
その点をどうするか。使えば金が当然かかる。うちだけでも年間80万程度は
経費として持っていかれる。これは無い方がいい。

そういう問題を解決する手段としての無農薬が今後の課題な訳です。


で、りんごの無農薬なんだけども、たしかに実践して形にした人は居る。
居るけれども、正確に言うならば、研究室レベルでの製造実験に成功した。
というのが現状であって、量産する手法が存在していない。

酢とか散布するにしてもだ、土を踏み固めるスプレイヤーが使えないなんて事は
りんごの量産は不可能ですよと言っているに等しい。

機械は使わず全て手作業での過大な労働による生産。
ワークライフバランスとか完全に無視して全ての負荷を労働者に背負わせる。
そんなやりかたでようやく成り立つようなビジネスモデルは続かないし広がらない。


今農業の現場では、生産者の超高齢化と後継者が居ないという大問題を抱えていて
この是正に真剣に取り組まねばならない時期なんだけども、丁度いい時期に
この無農薬りんごに火がついた。

で、世の中の関心はそっちに行った。

で、現実問題としていの一番に着手しないといけない生産者戸数の著しい減少への
歯止めという事に関心を払う人は居なくなった。
逆に県議連中なんかは無農薬がこれからのりんごを救うみたいなオモローな
話するような始末。

実験室レベルで量産が出来ない技術でこの問題へ楔を打つことは出来ないのにね。


ついでに言えば、無農薬で放置栽培している間に病気広げたでしょ。
って疑いもあるよね。8年だか病気まみれのりんご園。
通勤ラッシュの電車の中にサーズ感染者を一人紛れ込ませるようなものだからね。
まぁ、全体の農薬使用量は増えたでしょう。


っとまぁ、上記のような理由で奇跡のりんごは全体の底下げに寄与した事は
確かなんだけどもね。マスメディアが扱たい物語性が満点だから今後も
どんどん奇跡のりんごネタは使われるでしょう。


ホントね、日本のメディアって不勉強だよね。
困ったもんだ。


まぁ、そういう全体としておかしな方向へ進む中で、じゃ自分はどっちに行くか。

農業の現場に若者が増え、子供が増え、笑いがあちこちから聞こえてくる。
そういう楽しい地域へ再生していくにはどういう事をやっていくべきか。
メディアのバイアスに流される事無くやるべき事をしっかりやらないとね。



メディア方面を賑わすようになりました。
資源高によって危機感を感じたか、儲かる商売ネタとして見えるようになってきたか
はたまたその両方か、ザックリ言えばそんなところでしょう。

農家も生産法人化したり、企業が参入してきたり、商工系が新企画始めたり・・
と動きが活発になってきています。

動きが活発になってくるとなると、商品開発やら、取り扱い品目の拡大やら
そういう事も様々されてきます。

動きを色々目にするようになったけれども、しかし、特段目新しいものが
見当たらない。という状況、もちっと強く言えば、

「んなもん中国の百姓でも作れるわボケが」

とかいう程度のものばかり。

他が余りに何もしてこなかったから、目新しく感じるのかもしれませんが、
得るものがなくて見ていてつまらない。

因みに・メディアに露出がされた時点で既に情報としては劣化している。
話が広まった頃にはもう10年20年先を見越した事をやっていなくてはならない。
ってー事ぐらいは農家の皆さんも理解しないとね。


自分の場合、製造業や大企業の動きを常に追いかけていますので、
今の動きから1年ぐらいは後ろを追いかけてると思います。

もっと早い動きを出したいですが金かかりますんで。

比較対象を農業・農産にして見てみると、10~20年は確実に先走ってますね。
そのぐらい農業・農産・食品開発って遅れている。

そのぐらい遅れ倒した業界を最新であるかのうように報道するメディアって
あまりに勉強不足かと思います。

農政やら貿易、食料自給率に纏わるネタも殆ど的外れ。
そういうネタをベースに事業構築しちゃうところもよく目にしますが、
まぁ、頑張ってください。と、いう感じです。



そういえば一回潰れたと思った近隣の農家のワカゾーが復活していて、
「初心に帰って・・・」とかなんとかいう名目で業界最安値で勝負するとか
サイトに書いてあったけれども、

「乙!」

て感じですな。


1、値段を安く売る。

2、知らない人が値段に飛びつく

3、食べてみたがまずかった。

4、次買わない。

5、リピート無いから翌年売り上げ下がる

6、数出したいから、値段を下げる。

7、安物に客は飛びつく

8、3に戻る

一人デフレスパイラル?(w


値段が安い事が正義であるとか、なんだかわかったような
わかってないような事ぬかしていますけども、
安い仕事は全体を不幸にしますから、やらない事が肝要です。


WEB上で農業者が頑張っている姿をよく見かけます。
見かけますが、何かありきたりでつまらない。

表現するものや発想が殆ど同じです。

新進気鋭の若手農業者も出始めていますが、
彼らの行動も以前自分が通った道。

かなりスマートにうまく結果を出されているようですが、
多分途中で方向転換するよ。とか、見ていて先の展開が
予測できます。

農業を良くしよう。と思い、やればやるほど農業から
遠ざかって行くんですがね。

やった人間でなければ理解出来ないとは思いますが、
そんなもんです。

ネット販売で注文がいっぱい来たとか、海外から注文が来たとか、
あぁ、うちも前そうだった。と。

短期間に受注の山作るのって危ないのよね。とか。
マイナス面もよく見えますし。

農家の範疇でやれる努力はやりつくしたんで、見ていても
面白さを全く感じません。飽きた。とすら思う訳です。

人がやっていない領域を開拓する人の行動は面白いですね。
見たことが無い行動や発想に触れるのは非常におもしろい。
そういう事をやってのける人材は農業の世界にはほんの一握り
しか居ません。

だから農業は衰退する。


まだまだまだまだ。
これから農家がバンバン潰れてくれないと面白くも何とも無い。
とは最近農業に進出した有名経営者の台詞ですが、

まぁこんな退屈な事続けている限りは潰れて当然でしょうし、
面白い展開作っていける人間とバトンタッチしていく事が
農業の社会的価値を向上させる意味においても必要な事だろうと
思います。

取引先の専務が市議会議員もやっていて所用で色々話し込んできた。


その中で出てきた台詞に


自分 「農業って産業じゃないですからね」

市議 「内職に毛生えたようなものだからね」


・・・内職に毛生えたようなもの・・・。


  これ以上適切な表現は無いだろうと思われるぐらいの最適な表現。


  リンゴ生産日本一とかゴチャゴチャ偉そうに言う割りに、

  生産額は県全体でも地元にあるオフィス機器生産の大手企業の工場1個に劣る。

  

  農業は産業ではなく、内職に毛が生えた程度のもの。

    

  


  では産業と呼べる代物に作り変えるといい訳だね。と

  考える訳だが。


  実際、農家・農協・自治体が企画する商品・企画は酷いものばかりで

  地元の観光土産以外で使い道なんかあるかこんなもの。とかいう

  もの圧倒的多数を占める現状。それらの是正、世界に通用する商材の

  企画開発ぐらい当たり前にやれよな。って話



  農業ではそれが出来ない。


  何故なら


  人材が居ないから。


    

  

  で、結局今のままひたすら衰退を走ると。


  

  

  イノベーションやれる人にとってはやりよう山ほどで楽しい事になる訳だが、

  そういう事しないように公的教育機関で訓練されてきたの歴史がありますから。



  まぁ、なるようにしかならんでしょう。




  こういう状況、もの分かってる人には物凄い追い風です。

  

とんでもなくファーストライフです。

スローライフ狙いの方は近寄らない方がいい。


その中でもうちは更に強烈なファーストライフ。

米作っていながら、コンビニ弁当、パン、カップラーメン。


最悪だね(w


まぁ、そのぐらいやらないと、営農の維持+業務改革の同時並行処理は出来ないって事ですね。


のんびりゆったり都会の喧騒から離れて人生を楽しみたい。て方は

5000万ぐらい貯金持ち込むか、都市から離れても作業できる仕事を持ち込むか、一発単価のでかい

仕事するか。まぁ、いずれにしろ相当な余裕で臨まれるのが宜しいかと。




それが無い方の末路は・・・




・・・知らない方がいいって事もありますんでね。



甘い計画は破綻する。というのが世の中の常ですので。



先日とある会社の社チョーさんと話してきました。


その方結構なやり手なんですが、うちと同じように加工業に走るつもりで色々

調べてみたそうですが、結果、収益性に乏しい。という事で事業化断念。だそうでした。


でも、色々聞いてみると、調べてみた=詳しい人に聞いた。という事で、

既に何年もやっているプロに照会した。程度の話です。


何年もやってるとその道に相当明るい。と思うかもしれません。が、

単に固定概念を山ほど抱え込む方向で経験豊かな方もイラッシャイマス。


つーか、殆どが、固定概念の中で生きてます。


自分自身、聞いてみた話とやってみた事と全く話が違う

なんて事は日常茶飯事。


30年ぐらい前の常識で止まっちゃってるプロなんか山のように存在しています。

人の話は殆どあてにならない。そう思うのが正しい。と考えるようになりました。



今後やるべき事は何なのか。自分で現場を走って自分で情報を掴み、自分で判断する。

という当たり前の事をやる。

という事が極めて大事。

何故なら、誰もそんな事やらないから。

大手メディアですらそんな事やらない。

人から聞きかじり、受け売り。


大手メディアの農業関連の記事など中身ハズレっぱなし。

日経でも農業系の記事はハズレっぱなしです。



世の中の常識が間違っている。という事はこの情報が発達した現在においても

存在しているわけです。


何が正しいのか間違っているのか。


自分の手を動かし足を使い自分で確認する事が大事です。



特に卒論用のネタ集めにネットアンケート募集するような半端に頭のいい大学生諸君。


横着しないで沢山の現場を巡りなさい。



知識を得るために時間をもらっている分際で知識を殺ぐような行為を行うのは馬鹿・無能のやる事です。


賞味期限偽装をよってたかって叩いているメディアが偉そうに食品廃棄をもったいないとか

いいやがる。


賞味・消費期限が切れただけの問題なく食べられる商品を再販売するのは悪である。

責任者出て来い。謝罪しろ。このようなことは二度と繰り返されては成りません。


要するに 表示にしたがって捨てろ。捨てないのは悪。と言っている訳だ。


そういう事を偉そうに言っているキャスターが別な番組では食品廃棄が問題だ。と言う。


まだ食べられるパンや惣菜がトラックで廃棄処理場に搬入される画面。


こんな無駄な事をやっていていいのでしょうか。ときた。



ん~一回豆腐の角に頭ぶつけて死んだほうが良いんじゃないかな?

と思う。


あまりの馬鹿馬鹿しさに笑ってしまったが。


古館。


こんな連中が支持されて視聴されているかと思うと日本って平和だよな。と思う。




なんであれほど大量に廃棄が出るのか。 簡単だ。賞味期限切ってるからだ。


賞味・消費期限切れば捨てる。捨てるとものが売れるから企業は美味しい。とか

お間抜け頓珍漢な回答していたけれども、賞味期限内に廃棄すれば企業としては

責任を果たした事になり、長期保管による変質リスクを回避できる訳よ。


変質した商品に当たって下手に死人でもでた日には恐ろしく高くつく。

ピラニアのようなアホメディアにエサばら撒いて会社が炎上、倒産とかいうリスクも

当然ながら回避出来る訳だ。

そういうリスクを考えれば廃棄した方が圧倒的に安い。という単純な計算に基づいて

日々粛々と食べ物は捨てられ続けている訳だ。



本来、表示に頼らずとも人間として、生物として生き抜くためには食品の状態を

色つや・におい・粘り気等から把握出来なくてはならない筈だけれども

そういう消費者の能力を信用して販売する。という事が出来なくなった。という事でもあるわな。


何かあればすぐに訴訟だしな。



それにプラスして、ブランドイメージの維持という大事な仕事もある。



企業として収益性事業としてより利益になる活動を行っているから

廃棄が増えこそすれ減ることはない。という事ですから、誰かがその辺に

コミットして改善図るような事しないと、いつまでもこの調子。


だれがやるのか?


結局めぐりめぐってそういうコストを負担しているのは消費者なのだから、

当事者として消費者が声を上げていかねばならないのではないか。

と考えるが。






家族経営協定というのがある。

http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/hukyuukyouiku/kyotei/kyo11.htm


経営主と農業を一緒にしている家族が、お互いの意志を尊重しあって、共同経営者として、共通の目標(今後の農業経営の方向や生活運営等)を明確にし、その同じ目標に向かって家族間で取り決めしていくことです。 

経営主と農業を一緒にしている家族が、お互いの意志を尊重しあって、共同経営者として、共通の目標(今後の農業経営の方向や生活運営等)を明確にし、その同じ目標に向かって家族間で取り決めしていくことです。 


だそうだ。


わざわざ一家総出で役場に出向いてハンコ押して写真撮ってもらって・・。



大概は跡継ぎが 日曜日ぐらいは休ませろ。 程度の内容になるらしい。

で取り決めしたんだから日曜は休む。文句は言うな。と。


そういうのは生産性の高い経営体の中で雇用主と労務者との間でやる事なのよ。

ろくに企業の体もなしていないような家族営農の形で親と息子の間で協定結んで何の意味がある?

生産性が著しく低いのが農業の特徴。物量が協定なんぞ吹き飛ばしてくれるのがオチなのよね。


余裕こいて生活苦しくなるか、余裕削って一息つくか。

農業はそのいずれかしか無い。



「家族経営協定」のメリットはなんですか?
 
(1)家族の話し合いにより、納得いく取り決めで、目標が明確になります。
(2)女性や後継者の意欲が向上し、責任感が生まれ、やる気をおこします。
(3)経営体の発展につながります。
(4)経営主の経営感覚が高まります。
(5)地域ぐるみの取り組みができると「家族経営協定締結の町(就農条件の整った町)」と言うことで、就農見込み者が「農業を職業として選択」するようになり、農業、農村のイメージアップにつながります。


責任感が生まれた女性や後継者は大概近隣の企業やら役所に勤めに出るのがパターンだわな。

農業の枠堅持してるうちは発展も難しい。

(5)に関しては意味不明。役人が予算取る為に無理に理論構築したんだろう。


こういう役人が職域を確保する為に作り出した無意味な行事にノコノコ面出す農家に将来は無いわな。




今農業生産者がやらねばならないのは、収益基盤の作り変え。具体的に言えば、

作って農協・市場に置いてくるだけの農業から、商品開発・農協からの離脱・企業化・独自市場の開拓

までやる農業経営への転換。をやる必要がある。って事な訳だ。


こういう改革を行うには余程の体力があるところは別として、全精力ぶち込まないと

頓挫する。時間・有り金・家族全て犠牲にする事になる。


小遣いしっかり貰って、休みには楽しくお出かけ。なーんて事ばっか考えてるような

甘チャンはこの先経営難しくなって、日雇い労働者直行だろう。


そういう意味で若者は一回谷の底にぶち落として這い上がって来い。

ぐらいの事はやらないとダメだろうね。


最初っから目先にえさぶら下げてぬるま湯に漬けるようなアホな事に税金投入。

それに疑問持たずノコノコ参加。

まぁ農業が良くならないのは当然でしょうな。


因みに私は自分で谷めがけて突入し・・・

浅いと思ってたら相当深くて、(w 

這い上がるに10年かかってまだ上りきらぬ・・。

ようやくもう少しでひと段落・・・。


MIXIに書き込まれたとある食品メーカーの方の不安。


>食品メーカーに勤めているので、将来的にその元となる農作物が取れなくなると、売るものがなくなり、生活が苦しくなるどころか会社自体の存続ができなくなるんではないかと大変、怖くなりました。


食品メーカーも含めて流通企業が農業生産現場に再生産可能な対価を払ってこなかったから

生産現場は疲弊して輸入が難しくなりつつある今後への対応が出来なくなったんだよね。

あと5年もすれば農業生産者は半分になって、自給率なんかもガッツリ下がるけれども、

まぁ、自分達で撒いた種ですから。結果は甘んじて受け止めて頂く他ありませんでしょう。




>量販店に並んでいる商品は、中間マージンばかりかかり、お客様に満足いく価格で提供されていないと日々思っているのですが、どうにかその打開策というのは、作れないものなのでしょうか。



今まであまりに安かったのよね。資源浪費した大量消費社会。人間10万年の歴史の中で、

飢えではなく肥満で困った時期なんて殆ど無いのよ。今があまりに特殊な時代な訳。

資源高・物価高がかなり来てるけれども、今までのような感覚のお客様が満足いく価格ってーのが

今後も続く保証は一切無いし、PB方面健闘してるようだけれども、これも、今だけかもしれない。

満足いかないけれども、買わざるを得ない状況ってのが遠からず来る。


今のところ生産現場・流通まででなんとか負担がとどまってるけれども、消費者までそれが及ぶのは

あともう少しでしょう。


今までのような低価格・大量消費路線は行き詰った。そう理解して次のあり方を模索しないと

続かないでしょう。日本経済。



とりあえず、我々は流通リスクを押し付けられて、今まであまりに虐げられてきた実績ありますんで、

流通・食品メーカーが悲鳴をあげようと



「なんとも思いません。」


今までいい思い散々してきたろうが。とは思いますけども。


我々は彼らに出来ない事、我々だからこそ出来る強みを生かし、

やるべき事を淡々とこなしていくのみであります。


我々は最後まで残ります。

有名なヤマケンブログに面白い事が書いてある。


>「農業ビジネス」はくそくらえだ


>付加価値の高い農産物ってなんだろう。これは、実は全国の農業関係者の頭を悩ましている問題だ。


>有機農産物以外の付加価値はどうか?


↓詳細はこちらをご覧いただくとして

http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2008/06/post_1176.html



とりあえず、農産物が出来上がる予定になっとる。

近年相場が安い。

これを上向かせ利益を上げたい。

そうだ。世の中高付加価値路線だ。ブランド化だ。

他は何をやっとるのだ?どれどれ?

無農薬とか?トレーサビリティーとか?タレント知事とか?

真似しよう。そうしよう。



 ・・・



沢山仕上がるものをどう処理するか。

要するに、それを何とかしたいだけだ。


農家・農協・自治体・全農・農水省 


農業関係者があまねく嵌る思考パターン。


価値の無い物を無理やり底上げして、高値で売りつけないといけない訳だ。

そりゃ頭も悩ます事になるだろう。

そんな仕事俺もやりたくね。



じゃ、どうすればいいのさ?って?


評価に値する、社会的に必要とされる価値を

生み出して供給すればいい。


世の中に溢れるありきたりで退屈なモノではない

「これでなければダメ」を作って供給する。でもいい。


川を遡るより流れに任せた方が楽に進める訳。

何も難しくは無い。(w


一次・二次・三次の枠組みを無視してシームレスに自由に

行ったりきたりしてビジネスモデル作っちゃったりすればいいし。


農業が農産物を作る産業である。なんてただの固定概念だし。


商品とサービス組み合わせて売ったって、コンテンツと組み合わせたって

異業種とコラボして作ったり売ったりしていいわけで。


そうやって普通にビジネス展開すれば利益はちゃんと確保出来るし、

企業としての成長も相当見込めるようになるけれども、


農業は農産物を作る業種である。を堅持する限りはそうはならないね。

そういう旧態依然な思考の「農業ビジネス」はクソクラエと俺も思う。