社長一年生 -33ページ目

社長一年生 第五十八話


ほとんど仕事の事だけを考えて生きている


体の調子がおかしい


内臓が痛い


めまいがしたり視界が揺れる感じがする


吐き気、頭痛、食欲不振、常に熱っぽい


ここ何ヶ月でかなり痩せたが皆にはダイエットと嘘をついている


とにかく身体の調子はすこぶる悪い


きっとストレスが原因だろう


作業自体はほとんどしていない


電話や事務的な事をしているだけだ


なのに疲れがひどい


作業量が少ないからストレスが溜まるんだ


でも今の身体の状態で作業量を増やすのは正直つらい


別に休養が欲しいわけじゃない


遊びたいとも思わないし、物欲もない


俺が望むのは会社の繁栄のみだ


だけど今は全て忘れたい


全て忘れ一秒でも早く夢の世界へ

社長一年生 第五十七話


昨日の夕方から今日の昼まで大事な媒体が入っているサーバが落ちてしまっていた


約一日分の売り上げが0だ

一ヶ月の売り上げからみればたいしたことのない額だし不具合や失敗はもちろんある


問題は何故今日の昼まで誰も気付かなかったのかという事だ


情けない


軟弱な俺が指揮をとる軍は究めて軟弱だ


このままじゃいけない


それは判っている


何かと言い訳をつけて停滞している


俺の寿命が平均ならば人生の1/3を向かえようとしている


止まっていられないんだ


最速のスピードで会社を成長さしたい


本当は俺が誰よりも頑張らなければいけないのに…


人を動かす事ばかり考えてては何も進まない


まず自分が動かなければ誰かが動くはずもない

社長一年生 第五十六話



下の者の教育が全然できてない


もう俺はどうしていいかわからない


人を動かすのは報酬か、恐怖か、それとも大志か


もちろん人によって違うでしょう


僕は全てだと思ってます


今、欠けているのは間違いなく恐怖でしょう


売り上げを上げなければならない責任感という名の恐怖


原因は僕の威厳にあると思いますが


僕が社長だからいけないんです


きっとそうに違いない


まだわからない。社長って役職がどうあればいいのか


頭でわかっているつもりでも結局何もわかってない


松下幸之助さんの本でも読むか


見聞と経験


両方が繋がった時、


はじめて社長のあるべき姿を理解できるだろう