>自作プレイリスト
>テーマ:高橋優、2023年の5曲
>作成日:2023年 12月 30日





選んでみました!

一生聴き続けるのであろう大好きなアーティストの楽曲の中から、今年の自分に合う5曲を選んだプレイリスト。
年末に1年を振り返って、“今年の自分”を記録しておくためのプレイリストです。だから、単純に“好きな曲リスト”とも違う5曲。

今日は、高橋優さんの楽曲の中から5曲を選曲。



『靴紐』
昨日のNakamuraEmi編でも書いたように、次の3月にぼくは、縁もゆかりもない土地に引っ越して新しい仕事に就くんです。それは希望に満ちた明るい変化というよりは、マラソンランナーがコースの途上で静かに走るのをやめて棄権するような、そんな感じ。
今の職場には、心から信頼出来る仲間が居るんです。仕事には疲れちゃったけど、仲間たちと離れるのは正直つらい。でも今は、「別々の道の上だけど強く結んだ想いはもうほどけないだろう」というこの曲の結びの言葉を信じて、本当にそれだけを心の支えにして、新しい街で歯を食いしばって生きてみようと思う。

『同じ空の下』
先日、優さんの『MTV Unplugged』を何となく観ていたんだけど…この曲の「いけるところまでいこう 同じ空の下で」という部分を聴いた時に、何かがストンと腑に落ちた感触があって。で、『同じ空の下』という曲タイトルに、救われた気がして。「離れていても、空は繋がってる」みたいなフレーズは、正直ちょっとベタすぎて好きじゃなかったんだけど(笑)、なんかこう、今なら骨身に染みるというか。凄く、そこに救われる感覚がありました。

『少年であれ』
もう何年も前、子育てに疲れ果てて、完璧であろうとするあまりに理想と現実のギャップに絶望して不安定になっていた友人に、この曲を贈った事がある。それはいい仕事だったと、今でも自負している(笑)。そんな感じで、今年はこの曲を、自分自身に贈ろうと思う。
どうしても、カッコつけて(?)全部きっちりやろうとして、到底そうはならなくて、結果的にグズグズになってしまった仕事が沢山ある。見たくもないものが多い。でも、今だけは、「抱えきれない痛みは 抱えなくて別にいい」という一節に、ちょっと甘えさせてもらおうと思う…。

『おやすみ』
まぁ、正直、今のぼくにはこれが全て。まったくこのままの事を、子どもに対して思ってます。特に、仕事に手応えがないのもあるんだと思う。だから余計に、子どもとの、家族との時間が大切で。
今年も、家族で色んなところに行った。動物に興味がある我が子なので、動物園、水族館、サファリパーク…一通り行ったなぁ。子どもが好きなアニメのイベントにも行った。あちこちの公園にも行った。映画館デビューもしたし、海にも行ったし、花火も見たね。潮干狩りに行ったのに砂が手につくのが嫌ですぐに帰ったり(笑)。もちろんその瞬間瞬間も楽しいんだけど、あとからみんなで思い出話をしたり、その時の動画を見たりするのが本当に楽しくて。「また笑おうね 同じ話で」

『ピーナッツ』
ラストは、最新アルバムからのこの曲。今のぼくの、いろんな側面にフィットする歌詞。
例えば子どもと。まだ2年ちょっとしか生きていない君の目には、きっとあらゆるものが新鮮に映っている事と思う。ぼくにはもう感じる事が出来なくなってしまった彩りがきっと見えているんだろうな…「同じ時代 同じ場所で 同じものを見ているけど あなたにはどう見えているの? どんな風に思ったの?」の部分を聴くたびに、そんな事を思うのです。
また、やっぱり、職場で長く一緒にやってきた仲間の事も浮かぶ。「HELLO きっとまた会えるよ KELLO 繋いでいけるだろう HELLO HELLO 笑い声を聞かせてよ」を聴くたび、今は仲間の顔が浮かびます。きっとまた、会えるよね。一緒に何か出来る日が、来るよね。



以上、計5曲。

昨日のNakamuraEmiさんの選曲でも思ったけど…比較的、重め(笑)。
重めというか…例えば、やる気を焚き付けてくるようなアツい曲とか、壁をぶっ壊すようなエネルギッシュな曲とか、そういうのを選べなかった。そういうのに対峙する活力が、今の自分の中になくて。怒るのにも感動するのにも、そして勿論何かを開拓していく事にも体力が必要。そんな、今年(特に後半)。今年の選曲は、凍傷の人は最初から熱いお湯に漬けるのはNGなように、脱水症状の人は最初から水分をガブ飲みするのはNGなように、さりげなく、じんわりと、そっと、心を温めるのに良さそうな選曲になりました…。
ぜひ来年末は、『プライド』みたいな曲で自身を鼓舞したり、『ルポルタージュ』みたいな曲で怒りを吐き出したり、『明日はきっといい日になる』みたいな曲で日々に感謝したり、『BE RIGHT』みたいな曲でエネルギッシュに過ごせるような日々を送っていたい。