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>テーマ:高橋優、2022年の5曲
>作成日:2022年 12月 30日





選んでみました!

一生聴き続けるのであろう大好きなアーティストの楽曲の中から、今年の自分に合う5曲を選んだプレイリスト。
年末に1年を振り返って、“今年の自分”を記録しておくためのプレイリストです。だから、単純に“好きな曲リスト”とも違う5曲。

今日は、高橋優さんの楽曲の中から5曲を選曲。



『雑踏の片隅で』
2つの意味で、当てはまる。
まず1つめ、子どもとの、家族との事。近年、訳の分からん事件がどんどん増えてる。ぼくは元から、「おかしくない?」って思う出来事に遭遇した時にスルーが出来ず「今のちょっとおかしいと思うんですが…」みたいに食ってかかっちゃうところがあって。今でも基本的にそれに変わりはないんだけれども(反省しています)…その行動原理は“自分の正当性を証明するため”だったんだけども、些細な自分のプライドを守る事よりも、家族を守る事のほうを優先するようになった。納得いかなくても、家族に危害が及ばない事が優先だし、自分が元気で居る事が家族を守る事に直結する自覚も出来た。この曲にある「「パパ大丈夫?」「パパ大丈夫?」と涙するあどけない声」を我が子に言わせずに生き抜く事が、今のぼくの最優先事項。
2つめ。「例えばこの国を引っ張ってる人が全員ヒーローなら 一言の発言どうこうで足の引っ張り合いにはならないだろう」…世の議員さん、全員目を閉じて、胸に手を当てて、この歌詞を唱えてご覧よ。批判が大きいのは、世論に批判的な空気が蔓延しているからじゃない、実際のあんたらの行ないがあまりにも情けないからだよ。“揚げ足をとられないようなテクニックを身につける”んじゃなくて、“揚げ足取りの的にならないような実直な仕事をする”方向に頑張ってくれよ。今年ほど、この国の将来を本気で心配になった事はない。

『少年であれ』
ぼくは、自己肯定感が低い。これはもう、間違いがない。
大学まで出してくれた親には、本当に感謝している、ただ…。ぼくには、幼少期の記憶は、殆ど怒られた事しか残ってないんです。もちろん、自分が悪かったから怒られた事も多い。でも、掛け算九九が言えなかったとか、逆立ちが出来なかったとか、キャッチボールが上手く出来なかったとか(大概の人はキャッチボールを楽しい記憶としているのでしょうが、ぼくには恐怖でしかなかった)…頑張りではどうにもならない事で、怒られてきた。今思えば、不器用ながらも親の愛情がそうさせていたんだと推測する事は出来る。でも、子どもの頃のそういう環境が自己肯定感を下げる一因になったんだろうなって、発達心理学を学んだ今のぼくはそう感じています。
半分は、子どもの頃のぼくとして聴いていて、なんか許された気持ちになるんです。もう半分は、大人の(親としての)ぼくとして聴いて、我が子に対する接し方を戒めるようにしています。何だかんだでぼくも、良かれと思って「あれはダメ」だの「それはやめなさい」だの、否定の接し方が増えてしまいがちなので…。
「その遊び場で誰よりも自由に笑える少年であれ」…我が子に届け。そして、あの日萎縮していた少年の成れの果てである、今のぼくに届け。

『昨日の涙と、今日のハミング』
この作品当時の優さん、ただのいちファンから見ても、混沌としてる感じが伝わってきてた(笑) そういうモードが作らせた曲なのかな、何とも言えないテンションの曲。「幸せか?って聞かれりゃまぁまぁとしか答えられない」「どっちかじゃなきゃいけないのかい?」という歌詞に象徴される、悩みの渦中の曲。白黒ハッキリさせられない、させたくないというのは、まさに悩みの最中ですからね。
でも、なんか、凄くこの歌詞が沁みてくるんです。それってつまり、ぼく今、混沌としてるって事⁉︎  確かに、仕事の面ではだいぶ迷ってる。悩んでる。今の組織にはガッカリもするし動きづらさも感じていて、「そもそもこの仕事が向いていないのかもしれない」なんて今さら思ってる。深刻に考えたら凄く辛くなるので、この先どういう職業人生を送るべきなのか、今だけは「どっちかじゃなきゃいけないのかい?」と誤魔化させて下さい。
…いや、厳密に言えば、進みたい方向性は決まったんだ(下記参照)。

『ORION』
2022年11月19日。高校時代からの、今はずっと遠くに住む親友と、実に5年ぶりくらいの再会。久しぶりのよそよそしさは最初の5分だけで、あとはまるで先週会ったみたいに、自然に会話が進む。自分のこと、家族のこと、仕事のこと、将来のこと、重要なこと、くだらないこと…色々喋った。本当に色々喋った。ぼく達は似たような業界で働いていて、似たような課題に直面している。色々と…いや、色々々々々々々々と話した結果、将来、そいつの住む街で協力して働いていこうという結論に至る。2人とも石橋を叩いて壊す派で(笑)、慎重過ぎる自覚がある。友達同士、仲良し同士ってだけで仕事をしても上手くいかないだろうなと、お互いに分かってる。そんな2人が、一緒に仕事をしようという結論に至るというのは、よく言えば「それ程に信頼関係が深まった」だし、悪く言えば「それ程に切羽詰まった」(笑) だけど、人生も折り返し地点を意識し始める年齢になってきて…残りの半分、やりたい事をやってやろうと思った。一番嬉しかったのは、奥さんが、理解を示してくれた…というか、前のめりになってくれている点。あの人が住む街の事、早速調べ始めている(笑)
…楽曲と関係ないように感じられような話を延々としてしまいましたが、この歌詞(特に一番)は、どこをどう切り取っても、ぼくとあの人との関係に、そして今の自分の状況に、ジャストフィットで。この曲を聴くたびに、新しい人生にワクワク出来るんですよ。
ちなみに、この曲は10月5日にリリースされた優さんの最新アルバム『ReLOVE&RePEACE』初回限定盤Cに付いてるDVDにライブテイクが収録されていたのですが…そのDVDを観てた時に、なんかこの曲が随分深く刺さってきて。その時は「何でだろうな?」くらいだったんだけど、この“刺さり”の直前に親友と会ってたんですよね。それに気付いて、この曲が今の自分(たち)のテーマソングみたいなものなんだと思えて、なんか凄く(勝手に)運命を感じてしまった次第です(笑)

『君の背景』
この曲の歌詞になぞらえるなら、ぼくはせいぜい120°くらいしか視野に入らない、精神的視野狭窄ヤロウ(苦笑)。奥さんは、残りの240°を見てくれてる感じ。その状態ですらイカンのに、ぼくはつい、「いやぼくも180°見えてるし」みたいな虚勢を張ってしまうんですよ…実にイカンなぁ。遺憾。
自然に、「いつもありがとう」って伝える方法、誰か教えてください…。



そんな、計5曲。

今年は、なんか、色々あった…仕事に関しては、徒労感を覚える事が多かった。労力を使った割に、積み重ならない事が多くて。“土壌づくり”といえば聞こえは良いけど、かき混ぜても何をしても良い土にはならない土地ってのもあるんだよなぁ…なんて考え出したら止まらないのでこの辺で。
家庭に関していうと、子供の成長と共に波の振れ幅がどんどん大きくなっている。こっちが疲れていようが体調悪かろうが、お構いなしだもんなぁ(苦笑)。反対に、こっちが遊んであげたかったり構ってあげたい時には大概そっぽを向かれるし。楽しい事も多いけど、でも辛い事も多くて、でも楽しい事も多い。あと1日で、“終わり良ければ全てよし”と言える体勢を急ピッチで整えたい。

将来について考える機会が、割と多い1年だった気がします!