>トリビュートアルバム
>タイトル:ROTTENGRAFFTY Tribute Album〜MOUSE TRAP〜
>アーティスト:Various Artists
>リリース日:2019年 12月 18日
>記事作成日:2020年 3月 12日





聴きました!

タイトル通り、ロットングラフィティーさんのトリビュート作品。
ぼく自身は、これまでロットングラフィティーというバンドの音楽にあんまり触れた事がなくて…数年前のロッキンの予習のために何作か聴いてみたけれども、結局スレージを観る事もなく、それ以降の新譜もチェックする事のないまま…。
今回も、どちらかというと、参加アーティストのラインナップを見て、チェックする事を決めたくらいの感じです。
だから、あんまり“カバー音源を楽しむ”って感じじゃなく、フツーに各アーティストの新曲を聴くのと変わらなかったです…。



『金色グラフィティー』/10-FEET
まずはテンフィ。さっそく豪華ですねぇ。
ラウドなバンドサウンドが印象的ではありますが、それと同じくらいに、煌びやかなピアノの音色が美しく響きます。美しく華やかなその音は、ちょっとビジュアル系の作品っぽくもある。

『D.A.N.C.E.』/ヤバイTシャツ屋さん
まぁ、正直、この曲を聴くために本作をチェックしたと言っても過言ではない(笑) ヤバTとロットン…お互いのオリジナルの“作風”という意味では交点がありそうにもなかったので、逆に興味津々で。結果、普段よりもだいぶ“普通の”ロックバンド然とした曲になってました(この場合の“普通”に、ネガティブな意味合いはないです)。まぁ、ヤバTは、音だけ聴けば普段からだいぶ本格指向のロックサウンドですからね。
ありぼぼさんのファニーな歌声が、一服の清涼剤に。

『エレベイター』/coldrain
coldrainも、何年か前のロッキンの予習で聴いたバンド。確か、ロットンとcoldrainは「なんか雰囲気が似てるかも」って思った記憶があったなぁ。
それにしてもこのバンドのボーカルさん…声がちょっとだけ、打首獄門同好会の会長に似てる気がします(感想それだけかーい)。

『e for 20』/キュウソネコカミ 
一枚の中に、ヤバTとキュウソ…ぼく得な一枚。でも、そのせいで、ロットングラフィティーすらもオモシロバンドのイメージになってしまいかねない(笑)
それにしても、セイヤさんの歌声は、誰のどんな曲を歌っていたって「セイヤさん歌」「キュウソの曲」にしてしまう存在感がありますね。そういう理由から、この曲も、リリックを常に「どんなネガティブオモシロな事を言ってるんだろうなぁ」という耳で聴いてしまう。

『マンダーラ』/Dragon Ash
えー、まさかのビッグネームが登場。最近、バンドとしての音源リリースがだいぶ少なくなってきている中での本作。なおかつ、ヤバTやキュウソや四星球と同じ盤面にDragon Ashが入っているという違和感(笑) 音楽って自由でいいんだなって、そんなところから思いましたよマジで。
それにしてもKjさん、ちょっと声質変わりました? 正直、「ん?これ、Kjさん…だよな?」って、思ってしまいました。
サウンドは、ラウドで骨太で“らしい”ものでした。

『響く都』/四星球
Dragon Ashからの四星球って、どんなだよ(笑) 電車ん中でニヤニヤしちゃったじゃないですか! しかも、空気が読めないのか読まないのか、まぁ〜〜〜四星球らしい曲に。“曲”っつーか、“寸劇”。いいと思いますよ、ノブキ。
正直、四星球のこの曲が本作中で最も、「オリジナルのほうを聴いてみたいな」と思わせてくれまします(笑)

『かくれんぼ』/MUCC feat. DJ Santa Monica
MUCCさんは、ずーっと前のHalloween Partyでトイレ休憩中にチロッと音が聴こえてきたというだけで、ほぼその作品をお聴きした事が無かったんですが(そしてDJ Santa Monicaさんは完全なる“お初”なんですが)…とても聴きやすかった。ヘドバンしやすいというか、そういう感じでとてもキャッチーかつ“ノせテクニック”が満載の曲だなぁと。多分MUCCさんももうだいぶベテランだと思うので、「巧いなぁ…」と思いました。

『寂寞-sekibaku-』/清春
えぇ〜⁉︎  清春さんって、こういう所に出てくるタイプの方でしたっけ? 凄く意外。クレジットを見た段階では「えっ、別の清春さん?」とも思ったけど、実際に歌声を聴いたらアノ清春さんでした(笑)
エモーショナルな中にセクシーさがぷんぷん香る、まさに「清春さんの曲」。これ、オリジナルじゃないの?って感じ。

『THIS WORLD (TAKESHI UEDA[AA=]Remix)』/ロットングラフィティー
上田剛士さんによるリミックスが施された、ロットン曲。サウンド(アレンジ)的には、本作の中で群を抜いてぼく好みでした。ロックの骨太感覚を残しつつ、ミクスチャーサウンドの華やかさが広がる。やっぱりぼく、上田剛士さんのサウンドメイキング、好きだなぁ。食わず嫌いしてたMADの曲も、遡って聴いてみようかな。



そんな、計9曲。

ちなみに限定盤には、上記各曲のライブ音源が収められたDisc 2も付いているそうな。

そもそも、トリビュートされている側のアーティストさんの音楽をあんまり存じ上げていないという点で正直充分にノリ切れない部分は否めなかったのですが…何曲かは、「オリジナルをちゃんと聴いてみたいなぁ」って思いました。

つーか、なによりも、このラインナップの幅広さに驚いた。これって、ニアリーイコールで「ロットンの交友関係」って感じなんだろうけど…幅広いですよねぇ。Dragon Ashと四星球、しかもその2バンドがリレーするって! いったい誰に想像出来ようか(笑)





お気に入りは、
#02 『D.A.N.C.E.』/ヤバイTシャツ屋さん
#06 『響く都』/四星球





この作品が好きなら、
・『hide TRIBUTE IMPULSE』/V.A.
などもいかがでしょうか。





サブスクにあれば聴くかな…レベル(^_^;)










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