「日本人の意識」調査

 

1973年から5年ごとに行われ、前回は2018年に実施。調査開始から50年近く経ち、「日本人」を定義するのも難しくなる一方だと思います。

 

全55問の中に「一番好きな外国を1つ言ってください」という質問を見つけました。

 

調査方法、集計方法を含め、全結果のリンクhttps://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20190107_1.pdf

 

1位は断トツでアメリカ。どうりで外国人夫が「どこ出身ですか?」ではなく「アメリカ人ですか?」と聞かれるわけです。

 

8位まで北アメリカ州、ヨーロッパ州、オセアニア州が占めています。私はオセアニアに一票!好きな国を1つ選ぶとすれば、15年前に1か月滞在したニュージーランドです。
 

中学校の地理の教科書から拝借

 

世界を見る目を振り返ってみると、物心がついた頃、世界は日本とその他で構成され、話される言葉も日本語と外国語の二つだけだと思い込んでいました。

 

ついでに「今」と「昔」の線引きも自分が生まれてからが「今」、それ以前が「昔」というように、時間も世界も自分中心に回っていたのは私だけでしょうか?

 

小学生の時、近くにマクドナルドができて、中学生からはアメリカ英語を学ぶなど、私にとってもアメリカは、なじみ深い国でした。それがこの「日本人の意識」調査結果にも表れていると思います。

 

アメリカとヨーロッパの区別をするようになったのは大学に入ってから。フランス語を勉強し始め、ヨーロッパにも足を運ぶようになり、少し気質が違うのでは?と感じるようになりました。

 

なかでも義父のアメリカ嫌いといったら。私も一時的に影響を受けましたが、行ったこともない国をどうしてそこまで嫌いになれるんだろうと呆れ、「負け犬の遠吠え」に落ち着きました。


社会人になってから20年ほどヨーロッパ寄りでしたが、再び自分の中で欧米を一括りしつつあります。「正義、権利、自由」を主張するのに躍起になる国々とでもしておきましょう。

 

世界の標準とされる国々。今でも本当に憧れの対象なのかと、少し前から自問しています。いろんなものが見えた2020年も残り2か月。答えは出るでしょうか。