今月初めから、自分の体験をもとに、日本の中の異文化について考えてきました。
前々回は、おもてなし文化について書きました。
「お・も・て・な・し」
と言えば、滝川クリステルさんですね。東京オリンピック招致を決めた2013年のIOC総会でのスピーチ。
(動画は、YouTubeからお借りしました。最後の一部分、音声が途切れていますが、同時通訳がなく、比較的、聴き取りやすい動画かと思います。)
ある程度、「フランス語耳」が育っている方なら、お分かりでしょうが発音に日本語なまりがあります。
私のフランス語に比べれば、格段に美しい発音です。もともとアナウンサーですからね。スピーチに備え、ネイティブから特訓も受けたことでしょうし。
Wikipediaによると
パリで、フランス人の父親と日本人の母親の間に生まれ、3歳の時に来日。小学6年生の時、父親の転勤で1年間だけフランスに滞在後、再び日本へ。
日本育ちですね。大学時代には「ハーフ」の苦悩から、日本を離れ、海外へ行こうかと悩んだそうです。
「滝川クリステル」という名前も、会社の意向で「ハーフ」を強調した名前に変えたようで、新人時代は、日本語名で活動していたのだとか。
私が言いたいのは、あの顔だからフランス語が上手に聴こえるということです。その裏には人知れぬ苦労もあったのだろうと推測します。周りから「ペラペラなんでしょ。」と言われるがゆえに。
バイリンガルとは?
外国にルーツを持つ息子を日本で育てながら、いろいろ考えさせられる場面があります。
バイリンガルにも種類があるそうです。ただ今、1ヶ月後の試験に向けて勉強中。おいおい紹介していきたいと思います。
「インプット」した付け焼き刃の知識を「インテイク」するために。すみません、英語かぶれではありません。
この試験、外国人に日本語を教えるための試験なのに、横文字が多すぎるのです。
他にも
ラポール → rapport
パロール → parole
ラング → langue
シニフィエ → signifié
シニフィアン → signifiant
全部、フランス語じゃないですか。
なんなら、古代ギリシャ語も。
エポケー
いい加減にしとけー。判断停止。
ここまでにしておきます。