今日まで
バラ色の日々だった

明日

薔薇の花が開いたら
あとは散るだけ

そんな思いには
させたくなくて

なんとか
しがみついて

なんとか
花びらが散らないように

なんとか
背筋をピンとして

また乗り越えて
いきたいね


手のひらで
すくってみた
しあわせ

マシュマロのように
やわらかく
砂のようにサラサラと

これが
しあわせ
って思って

こぼれないように
しっかりと指を寄せて


風に飛ばされた帽子を追って
時が過ぎてゆく

あと少しでつかめるのに
いつも届かない

それでもいい

いつの時も目の前には
お気に入りの
帽子があるのだから

いつも
その帽子を
見つめていられるのだから

雨が続いて
忘れたかのような
青空を
ふと 思い出すように
遠い日々の出来事を
思い出します

小川のせせらぎ
若葉に燃える木々
頬にそよ風

一生懸命に
ただ真っすぐに
その道を信じて
進んでいた頃

もう一度
手にしたくても
遠すぎて
出来るはずもなく

もがき 苦しみながら
それでも何とか
生きていこうと


降り続く雨に
打たれるけれど

弱音をはいたりしない
木々や草花たち

土の中
種にしみて

元気に芽を出したりする

だから

憂鬱
だとか
言わないで

梅雨明けの
夏を
元気に待とうよ