SOMEBODY'S BABY/SOMEBODY'S BABY b/JACKSON BROWNE | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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SOMEBODY'S BABY b/w  THE CROW ON THE CRADLE/JACKSON BROWNE

JACKSON BROWNEというとアメリカを代表するミュージシャンなのは

皆さんご存知なわけですけど、ミュージシャンとして活動されてている他に

反核運動とかも積極的にされています。原子力発電建設反対とかも

行っています。

そういう一面を持っているJACKSON BROWNEですけど、

今回はちょっと珍しい映画のサントラに参加した楽曲をご紹介します。

「SOMEBODY'S BABY」がその曲なんですけど、この曲は82年に上映された

Sean Pennが主演した映画『Fast Times at Ridgemont High』サントラから

シングルカットされた曲です。

この映画の邦題は「初体験/リッジモント・ハイ」となっていて

邦題からしてなんともパッとしないないような気配が漂っていますが

サントラは結構ヒットしたと思います。

参加ミュージシャンがJoe Walsh、Don Henley、Timothy B. Schmit、

Don Felder、Poco、Graham Nash、Stevie Nicks、Sammy Hagarなど

ですから、かなりJACKSON BROWNEとの関係が強そうな方々で

固められています。

サウンドのカラーが似ているのでアルバムとしての統一感が

あって良かった感じがします。

JACKSON BROWNEのヒット曲といえば「Doctor, My Eyes」「The Pretender」

「Here Come Those Tears Again」「Running on Empty」などがありますが、

その中でも今回の「SOMEBODY'S BABY」は一番ヒットした楽曲になっています、

曲の雰囲気が明るいですし、映えたメロディにノリの良さもプラスされて

一回聴いただけで惹かれる楽曲なんです。

JACKSON BROWNEが作る曲はフックのある曲が多くて、凄く印象的なんですが、

やや重さも感じる曲なので、どこか気軽にパッと聴く感じではないんです。

ですが、この「SOMEBODY'S BABY」は聴きやすさがとても伝わってきて、

いつ聴いても楽しめる曲に仕上がっているんです。

それが軽い音楽とかではなく、ちゃんと聴きごたえのある曲であるというのが

この曲の魅力になっていると思います。

私もこの曲は大好きで、初めて聴いたときに収録アルバムを探したんですけど

映画音楽と知らなくて、彼のオリジナル・アルバムを片っ端から探しました。

後になって彼のオリジナル・アルバムに入っていないのがわかって

凄くがっかりしたものでした・・・

さてB面の「THE CROW ON THE CRADLE」はシドニー・カーターという詩人が

書いた反戦歌です。

この曲をJACKSON BROWNEは79年にNYのマジソン・スクウェア・ガーデンで

行われた『No Nukes』コンサートで歌たったわけですけど、この時にライブは

Graham Nashと一緒に歌っています。

なかなか深みのある曲でシンプルな曲なのでシンプルなアレンジが

逆に心に強く響いてくる感じがします。

この曲を聴いていると凄くJACKSON BROWNEにぴったりな楽曲だと

思いますし、何も知らないで聴いたらJACKSON BROWNEのオリジナルかと

思ってしまうほどにあっているんです。

こういう反戦歌をJACKSON BROWNEが歌ってくれるから更に深みのある

曲になるんでしょうね・・・本当に素晴らしい曲です。

このシングルのカップリングは素晴らしいと思いますし、非常に対象的な

良い曲がそろったなって思います。

最後にこのシングルは82年にBillboardで7位まで上昇しています。