LOVE IS BLIND b/w AFTERTONES／JANIS IAN
JANIS IANと言えばU.S.では75年にヒットした「At Seventeen」が代表作として
あげられると思います。Billboardのシングルチャートのトップ3に入り、
Grammy AwardのBest Female Pop Vocal Performanceを受賞しています。
ですが日本では圧倒的に「LOVE IS BLIND」があげられるでしょうね。
なんでこの曲が日本でJANIS IANの代表曲としてあげられるのかと言うと
「LOVE IS BLIND」が発表された同じ年に、TBS系列で放送された坂口良子さん
主演の「グッドバイ・ママ」の主題歌として使われたからです。
このドラマは亡き恋人との間に出来た子供の母親（坂口良子さん）が
不治の病に侵され余命が短いことがわかり、残される子供ために父親になってくれる
男性を探すという内容です。
内容からして悲しい作品なのですが、それに合わせたかのように流れる
JANIS IANの「LOVE IS BLIND」は日本で大ヒットしました。
この曲が収録されていたアルバム『Aftertones』もかなり売り上げ枚数を
あげたようで、当時このアルバムの勢いによって他のアルバムも引っ張られて
セールスを伸ばしたようです。
この「LOVE IS BLIND」の歌詞の内容は失恋ソングなのですが、
ドラマ「グッドバイ・ママ」の内容にどこかリンクする雰囲気があるんです。
ドラマの親子愛や切なさ、別れなどの悲しい雰囲気が、JANIS IANが歌う
「LOVE IS BLIND」に重なっていると思います。
Love is blind
Love is only sorrow
Love is no tomorrow
Since you went away
Love is blind
How well I remember
In the heat of summer pleasure
Winter fades・・・・
とにかく失恋ソングですからメロディも軽くはないですし、JANEISの歌声も淡々と
歌っていますから聴いてて引き込まれる感じなんですけど、その引き込まれ具合が
日本人にはとてもあっていたんでしょうね〜
こういうメロディとドラマの内容がうまくリンクしたら、
曲調が暗くても日本人の心を打ったんじゃないのかなって思います。
全体を通して曲の雰囲気とかは日本のフォークソング時代に
さてB面は収録アルバムのタイトル曲「AFTERTONES」です。
曲はとてもシンプルで本当に語りかけるような感じで歌われているので
聴き入ってしまいます。
普段バタバタしている中では聴けない曲でしょうね・・・
落ち着いた気持ちでじっくり聴きたい曲だと思います。
聴いているとそのまま消えいってしまいそうな感じすらして
私のようなものが聴くには難しいのかもしれません。（＾＾；
私はこのアルバムを持っていないので、アルバムを通して聴いていれば
1曲1曲の印象も前後の関係で変わってくるんじゃないかと思うので
彼女の作品を集めたいなって思います。
そういえばJANIS IANが日本で「LOVE IS BLIND」が大ヒットした後
彼女が発表していたアルバムはどこのレコード店でも壁にずらっと
並べられていたのをよく覚えています。
ガキンチョながらなんだか凄いなって思いっていました。（＾＾