WELCOME TO THE PLEASURDOME/FRANKIE GOES TO HOLLY | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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WELCOME TO THE PLEASURDOME/FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
●Side-A
1.WELCOME TO THE PLEASURDOME
●Side-B
1.GET IT ON
2.HAPPY HI!
FRANKIE GOES TO HOLLYWOODって、やっぱり83年に発表された「Relax」の
インパクトがすごく大きくて驚いてしまいました。
ただサウンドからしたら私が飛びつくような感じではなかったので
これはシングルだけ購入かなって思っていたんですが、
結局「Relax」は買わずじまい・・・
それなのに手に入れたのはアルバム『Welcome to the Pleasuredome』から
U.K.第4弾シングルのタイトル曲「WELCOME TO THE PLEASURDOME」なんです。
この曲はアルバムでは13分超えの大作なんですけど、シングルでは4分半に短縮した
バージョンに編集されています。
曲の雰囲気からしたら私はシングルのようにショートバージョンの方が
曲の良さがストレートに入ってくるようで好きなんですけど、
アルバムはデビュー作にして2枚組でしたから枠を飛び越えるくらいの
ボリュームがほしかったんでしょうね。
曲はなかなか勢いがあって引き付けられる感じは彼ららしいサウンドだなって
思いますし、歌メロも印象深いものを持っているので攻撃的な感じが強いです。
ただ歌メロの攻撃的な勢いをさらに押してくるバックの演奏は
個人的には時代性もあるんでしょうけど盛り過ぎているというのか
うるさいくらいなんですよね・・・当時はその押しの強いバックのサウンドが
受け入れられていたんでしょうけど、時間が過ぎるとやはりこの派手な演出は
この当時の特徴だったのかと思ってしまいますね。
それでもこの雰囲気がFRANKIE GOES TO HOLLYWOODのカラーだった事も
事実なので、頭から否定もできないんですけどね。(^^;
でも曲の勢いがあって引きつけられるのは事実ですので
サウンドの魅力としては大きな比重を占めているともいえます。
ただ「Relax」が衝撃的だっただけに、この曲もなんだか聴いていると
「Relax」の匂いがしたりするのは仕方がないのかな・・・とは思いますね。
さてB面1曲目の「GET IT ON」ですけど、もちろんこの曲はT.REXのカバー曲で、
83年のBBCで録音されたものです。
聴いてもらうとわかりますけど、あのギターのグイグイ感はまったくなくて
めちゃ軽く仕上げています。
あまりに軽くていうか・・・ポップなアレンジになってしまっていて
「え〜〜〜っ!」って感じです。
オリジナルが粗雑な力強さが売りだったのがかっこよかったんですが、
なんだか軽いポップなアレンジになってしまうとメリハリを求める私としては
物足りないというのか、歯痒いというのか・・・オリジナルと区別しては
いけませんけど、この軽さはなんとかならなかったの?って言いたいですね〜。
彼らのカラーからしたらもっと激しくアレンジできたと思うのですが・・・
そして続いて流れるのが「HAPPY HI!」で、この曲もアルバム未収録曲です。
この曲もポップな感じでキーボードがメインで曲を引っ張っている感じです。
バックのドラムが機械的にリズムを刻んでいるので、尚更曲全体がポップで
テクノが感じを受けてしまうんです。
普段私はこういう曲は全く聴かないものでなかなか手に余す所はありますが、
シングルで聴く分にはまぁ〜なんとか聴けるという感じです。
A面の「WELCOME TO THE PLEASURDOME」の勢いをイメージしていたら
やけに軽く感じてしまうのは仕方がないんですが、「HAPPY HI!」を聴いたら
こういう曲をやるバンドじゃないでしょう〜って思ってしまうんですよ。
まっ、私はアルバムをちゃんと聴いているわけではないので
もしかしたら「WELCOME TO THE PLEASURDOME」や「Relax」以外の
アルバムに入っている曲は「HAPPY HI!」みたいな曲が多いのかもしれませんが。
なんだか複雑な気持ちになってしまうシングルかもしれませんね・・・