CLOCK STRIKES TEN b/w SURRENDER/CHEAP TRICK | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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CLOCK STRIKES TEN b/w SURRENDER/CHEAP TRICK
「CLOCK STRIKES TEN b/w SURRENDER」のシングルはCHEAP TRICKが
日本でブレイクした後にSuper Hitsとしてカップリングされたものです。
「CLOCK STRIKES TEN」は1977年に発表されたアルバム『In Color』から、
そして「SURRENDER」は1978年に発表された『Heaven Tonight』から
カットされたものです。
この2曲ともが日本では既にシングルカットされていたわけですが、
ワールド・ワイドにブレイクした事で再度人気の曲をカップリングして売ろうという
企画だと思います。
レコード会社としてはすでに「甘い罠」は国内で大ヒットしていましたから、
それ以外の曲で人気のあった曲として選ばれたのでしょうね。
実際「甘い罠」に続くシングルとして「CLOCK STRIKES TEN」が発売されましてけど、
「甘い罠」ほどポピュラーなヒット性がなかった分、大きなブレイクにはなりませんでした。
「SURRENDER」もシングルとしての売上が落ちついた頃でしたから、
「CLOCK STRIKES TEN」とカップリングして新しいファンを含めて両A面的なベスト感覚で
売りに出たのだと思います。要はお買い得シングルというわけですね。
CHEAP TRICKもベスト盤を出す程のヒット曲があるわけではないですから、
レコード会社としてはこういうシリーズで話題作りを継続していたわけです。
まっ、ソニーはこういうヒット曲の独自のカップリング・シリーズやベスト盤を
数多く出しますからね〜本当にソニー独自のベストは数限りなく出しているので

付き合えません。(^^;
さて「CLOCK STRIKES TEN」ですけど、この曲は先に書いた様に77年に発表された
『In Color』から日本独自にシングル・カットされた曲です。
当時はU.S.では全く無名に近い彼らが日本では「甘い罠」で大人気になったわけですから、
こういう日本独自のシングルも寛容だったんでしょうね。
ただ「甘い罠」のようなポップロックでキャッチーな曲ではなく、
かなりストレートなロックンロールですから敬遠されるのかなと思っていたら、
この曲も結構話題になってラジオ番組でもよく流れていました。
その理由としてはイントロのギターで奏でる学校の始業チャイムがあったからでしょう〜。
毎日のように聴き馴染んだチャイムの音は忘れるものではありませんから、
そのチャイムを曲のイントロに使かわれたら、そりゃ〜自ずと耳はそっちに傾きますよね。
もちろんフックは他にもあって、勢いが強くてたたみこんでくるようなサウンドもその一つ。
この部分だけだとかなりハードっぽさを前に持ってきているので、
「甘い罠」とのギャップを感じますがこの曲の持っている弾け具合は最高だと思います。
特にライブでの演奏はかなりファンを惹き付けますし、
大きな爆発力をバンドにもオーディセンスにも与えてくれています。
とにかく始業チャイムの音が会場に響いた瞬間にテンションがあがって、
そのまま疾走していくんですからもう〜その勢いは止められませんよね。
さてその派手なナンバーの片面におさめられているのが、
これまた日本でヒットした「SURRENDER」です。
この曲は78年に発表された『Heaven Tonight』からカットされた曲で、
この曲がU.S.では初めてのチャート・インしたシングルなんです。
・・・とは言ってもスマッシュ・ヒットで、日本の人気とは程遠いランクでした。
ただこの曲がその後の彼らのブレイの足がかりになっている事は間違いなくて、
その後に大ヒットした『武道館』でもこの曲が収録され、

スタジオ・テイクとライブ・テイクの差を目の当たりにして驚かされました。
この「SURRENDER」もどちらかというと「甘い罠」系のポップさを持ったナンバーですが、
「甘い罠」ほどキャンディーしていないので、ファン層も広がっていたんじゃないのかなと
私は思うんですよね。結構男の子もこの曲が好きという人いましたから。
最初はギターで押して来るバンドなのかと思い気や、出足からキーボードで煽って

来ますから、そういう意味ではいろいろと変化を付けられたバンドだったわけです。
個人的にはこのCHEAP TRICKの進む方向は「SURRENDER」の様なキャッチーな

部分を持って、それでいてストレートさを出したサウンドだと思っていましたが、
その路線で行けたのは「Dream Polce」まででした。その後も良い曲は発表されましたが、
「SURRENDER」のような少しポップさを持っているロックンロールな曲が

続かなかった事は残念です。毎回アルバムを発表する度に期待はしていたんですけど、
結構ロックしちゃっているんですよね・・・・そっちが本来の姿でしょうけど・・・
日本のファンって初期のこういったサウンドが気に入って好きになった人が

多いでしょうから「SURRENDER」は「甘い罠」とともに

ドハマりした曲ではないでしょうか。
この「SURRENDER」は78年にBillboardで62位まで上昇していますけど、
あのライブの前後に発表されていたらもっと上にランクされていたでしょうね。
そういえばこの「SURRENDER」は昔バンドで練習しようと思ってたんですけど、
結局やらずに終わっちゃいました・・・・やれば良かったですよ。(^^;
https://www.youtube.com/watch?v=DM7a74yctes
https://www.youtube.com/watch?v=1sAm5UCJ9vA