ジローです。
まだ、夕暮れ前の遅い午後、カントー市場を抜けて、
銀色のホーおじさんの像が立つカントー川をぶらぶらと散歩してると
3~4人のおね~さん、おばさんが、「ユー、ボート、1アワー1ダラー」
と盛んに寄ってきます。
実際に、1時間1ドルなんて事は100%ありません
が当時は
そんな事もしらず、ちょっとまあ、1ドルだし乗ってみようか...、と。
30歳前後くらいのおね~さんとも何とも微妙な感じの船頭(?)さん
でしたが、英語が話せる...って事で選んだのですが、それが事件の
始まりでした。
カントー川はメコン川に繋がってる支流で、川の両側に人々の家が
並んでいるのですが、川側は壁がないんです。
つまり、川から見ると、家の中のすべてが見えちゃうんですね。
半分くらい川を上って、途中でココナッツを飲め飲めうるさいので
分かった...、と言ったら、10,000ドンだと言います。
20,000ドン札しかないので、それを渡すと何か、ゴソゴソする感じで
これは、5,000ドンだと返してよこしました。
確かに20,000ドンと5,000ドンは色が似てますが、間違える訳がない。
でも、怒ったところで、船の上...、まあしょうがないかと、ぬるいココナッツ
ジュースを飲んで、カントーの街の方に帰る頃はすっかり夕暮れ...。
何を思ったのか、おね~さんは、船を止めて、「メイクラブ、5ダラー」と
静かに言った。
ん?メイクラブ...?
そう、5ドル!
メイクラヴって、え~、どこで? と、一応、確かめる俺...。
ヒア、ヒア!と言いながら、俺のTシャツを脱がせようとする。
又しても、両肩の上に天使と悪魔が現れた。
しかし、この船の上での出来事を、両岸の家の人たちが見てるような
気がしたし、こんな船頭さんって病気とかどうよ...?
No、No,No...!
Why?Why?Why?
それでも興味本位な好奇心は少しある...。
ああ、どうしよう...?
もう、いっちゃおうか...!
と、その時、1台のボートが近づいてきて、おね~さんに何か言うと、
「ユー、明日も私の船に乗れ、そしたら、3ダラーでOK!」
何だかよく分からなかったが、やはり、簡単に商売すると何か問題が
あるような、元締めのようなおっさんだった。
ホッとしたような、残念なような...。
明日はツアーで、川下りだったが、OK、明日ね...、と船着場に戻ると
5ドル要求された...。
何で、1時間1ドルだろ?
2時間目は2ドルで、それにいろいろ行ったのでチップ込みだ!
もう、陸に着いたらこっちのものと、ダ~メ3ドルと、3ドル分ベトナムドンを
払って船着場を後にしようとすると、「ユー、シーユートモロ!」と手を振ってた。
何とも変な感じであったのだが、その後、日本に帰ってベトナムの本を
本屋で立ち読みしてたら、あのね~ちゃんが、写真に写ってた。
さて、カメラマン氏は、どうしただろうね...?
旅は、まだまだ続くのだ...。
でわでわ。

