柔和ってなに? | みことばの恵み

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聖書のみことば&メッセージです。
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☆まことの柔和を作り出す7つの方法☆

 

 聖書は、「柔和(にゅうわ)」は、とても大切なものであり、私たちに柔和な人になるようにと、教えています。

 

まずは、そのみことばです ↓

 

ガラテヤの手紙5:22

御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。

 

マタイの福音書5:5

柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐからです。

 

ヤコブの手紙3:13〜15

13あなたがたのうちで、知恵のある、賢い人はだれでしょうか。その人は、その知恵にふさわしい柔和な行いを、良い生き方によって示しなさい

 

第2テモテの手紙2:25

反対する人たちを柔和な心で訓戒しなさい。もしかすると、神は彼らに悔い改めの心を与えて真理を悟らせてくださるでしょう。

 

ガラテヤの手紙6:1

兄弟たちよ。もしだれかがあやまちに陥ったなら、御霊の人であるあなたがたは、柔和な心でその人を正してあげなさい。また、自分自身も誘惑に陥らないように気をつけなさい。

 

 以上のように、「柔和」は、御霊の実のひとつであり、とても大切なものであると聖書は教えています。

 

 では、柔和な人になるためには、どのようなことを意識しながら日々の生活を送っていけば良いのでしょうか。

 今回は、柔和な人になるための7つの方法を、聖書から学んでいきたいと思います。

 

 

【一覧】

 

1 笑顔

2 感謝

3 平和

4 穏やか

5 誠実、謙遜

6 批判しない、さばかない

7 正しい言葉づかい

 

 

【みことば&メッセージ】

 

1 笑顔

 

 柔和な人とは、あたたかい笑顔で人と接する人のことです。

 また、自分と相手が笑顔で接することができるように、心掛けることも大切です。

 

第1テサロニケの手紙5:16

いつも喜んでいなさい。

 

ヨブ記8:21

神は笑いをあなたの口に満たし、喜びの叫びをあなたのくちびるに満たす。

 

 

2 感謝

 

 柔和な人とは、いつも感謝の気持ちをもって人と接する人のことです。

 相手に対する感謝の気持ち、敬愛の思いを大切にしましょう。

 また、相手に対する感謝・敬愛を、表現することも大切です。たったひとこと「ありがとう。」と言葉にするだけで、相手の心はあたたまるものです。

 

第1テサロニケの手紙5:18

すべての事について、感謝しなさい。

 

ローマ信徒への手紙16:4

この人たちは、自分のいのちの危険を冒してまで私のいのちを守ってくれたのです。この人たちには、私だけでなく、異邦人のすべての教会も感謝しています

(→パウロは、手紙を用いて感謝の思いを表現しています)

 

 

3 平和

 

 柔和な人とは、平和を作り出す人のことです。

 誰に対しても平和な関係性を築くことができるように努め、また祈りましょう。

 また、たとえ相手が乱暴な言動をする人であったとしても、そのような人に対しても平和的な対応を心掛けるようにしましょう。

 

マタイの福音書5:9

平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。

 

マタイの福音書5:44

しかし、わたしはあなたがたに言います。

自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい

 

マタイの福音書10:12

家に入るときは、平安を祈るあいさつしなさい

 

 

4 穏やか

 

 柔和な人とは、常に穏やかな気持ちを持ち、また穏やかな態度で人と接する人のことです。

 

第一ペテロの手紙3:4

柔和で穏やかな霊という朽ちることのないものを持つ、心の中の隠れた人がらを飾りにしなさい。これこそ、神の御前に価値あるものです。

 

ヘブル人への手紙11:31 

信仰によって、遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受け入れたので、不従順な人たちといっしょに滅びることを免れました。

 

 

5 誠実、謙遜

 

 柔和な人とは、誠実さと謙遜な気持ちをもって人と接する人のことです。

 誠実さと謙遜な気持ちを働かせて、相手の気持ちや言葉を、自分のことのように受け止める姿勢が大切です。

 

マルコの福音書12:33

『隣人をあなた自身のように愛する』ことは、どんな全焼のいけにえや供え物よりも、ずっとすぐれています。

 

マタイの福音書23:12

だれでも、自分を高くする者は低くされ自分を低くする者は高くされます

 

ヨシュア記24:14

今、あなたがたは主を恐れて、誰に対しても誠実と真実をもって主に仕えなさい。

 

 

6 批判しない、さばかない

 

 柔和な人とは、他者を批判したり、非難したり、さばいたりしない人のことです。

 相手の短所や悪い所ばかりを見るのではなく、相手の長所や良い所を見て、向き合っていくことが大切です。

 

マタイの福音書7:1〜3

1さばいてはいけません。さばかれないためです。

2あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです。

 

マタイの福音書6:14

もしあなたが人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます。

 

ヤコブの手紙4:11

兄弟たち。互いに悪口を言い合ってはいけません

 

ローマ信徒への手紙12:10

尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。

 

 

7 正しい言葉づかい

 

 柔和な人とは、一言ひとこと、言葉を大切に取り扱いながら、人と接する人のことです。

 その一言が、相手の心をあたため、その一言が、相手の心を傷つけます。

 

マタイの福音書4:4

イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』と書いてある。」

 

ヤコブの手紙3:2

私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。

もし、ことばで失敗をしない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。

 

 

以上。

 

 

おまけ

 

「柔和」についての偉人例話

 

エピクテトス(古代ギリシア 哲学者)

この地上で最も程度が低いものは、貪欲・快楽欲・大言壮語であり、

最も高いものは、寛容と柔和だ。

 

ジョセフ マーフィー(アメリカ 教育家、牧師)

常に柔和を心掛ける人の未来は、飛躍する。