欧州・中央アジア周回ツーリングの計画(2025年4月~9月)
2017年から2024年までの過去7年間に5大陸の長距離ツーリングを4回行った。
もっとも2020年から2022年半ばまでの約2年半の期間はコロナ禍のため海外渡航ができなかったため、実際は5年間と言うべきだろう。 その5年間で約80ケ国、距離にして16万km走行していた。
まだツーリングしていない国や地域は未だ多いが、今回は最後の長距離ツーリングとしてスペインを出発地として中央アジアまでの往復ツーリングを計画している。
(赤線は計画しているツーリングルート。スペインのマドリッドを4月中旬に出発して青色の矢印の方向に進み、最後にマドリッドに戻る計画)
具体的にはスペインの首都マドリッドにて知人から買ったオートバイに乗り、4月中旬にマドリッドを出発後、南欧を地中海沿いにトルコまで進み、トルコからジョージアを経由してロシアのコーカサス地域(カスピ海東岸沿い)に入る。
ロシアのコーカサス地域は数日間で一気に走行して、そこから中央アジアのカザフスタンへ進む。
その後、中央アジアの中心であるウズベキスタン、それから紀元前4世紀にマアケドニア((現在のギリシャ)のアレキサンダー大王の大遠征の最遠地となったタジキスタン、そして天山山脈により中国と国境を接するキルギスを訪れる計画だ。ここまでが往路となる区間だろう。
そしてマドリッドへの復路は、カザフスタン北部からオレンブルグ(Orenburg)やサマーラ(Samara)が位置するロシア南西部に入り、そこからロシア西部を通過してロシアとエストニアとの国境へと進む。
途中7年ぶりにモスクワへ立ち寄ることも考えている。
エストニアから先は、フィンランド経由、欧州最北端のノルウェーのノールカップ岬を目指す計画である。
ノールカップ岬は北極圏に位置するため、夏は夜が無い白夜となるが、気温は低く摂氏0℃になることもある。 北極圏の夏場は冷たい雨天が多いと聞く。雨の中のオートバイ走行を想像するだけで気分が暗くなるが、氷河が作り出したフィヨルド海岸の絶景を見るのを楽しみにしたい。
北欧は物価が高いことや当方が学生時代の四十数年前にバックパックで旅行したこともあったため、今までオートバイのツーリングルート候補としては魅力を感じなかった。 しかしながら、習性的に大陸の最端地を目指すライダーにとって、欧州最北端は訪れたい場所である。
また、四十数年ぶりの北欧がどのように変わったか、あるいは全く変わっていないかを見るのも悪くないと考え方を変えた。
北欧の後、オートバイツーリングを継続するだけの気力と時間が残っていれば、英国とアイルランドを一周したいと思っている。
社会人時代の1990年~91年にかけての中東の湾岸危機・戦争時期にロンドンに数カ月長期滞在したり、出張でロンドンを十数回訪れたことがあった。しかしながら、イギリスについてはロンドン以外知らなかった。今回のオートバイツーリングはイギリスを知る良い機会だと捉えている。
9月下旬ごろにはマドリッドへ戻りたいと考えているため、英国やアイルランドまで足を伸ばせるかどうかは五分五分だろう。
6カ月弱の期間で約3.5万km~4万kmの走行を見込んでいる。
懸念していることがひとつある。 それは、マドリッドで昨年夏に知人から買った日本登録のオートバイを無事にEU域外へ出せるかどうかだ。
その知人はコロナ禍前に日本からロシア経由でユーラシア大陸を横断してスペインまでオートバイで来た。しかしながら、コロナ禍のためツーリング断念して、そのオートバイを長期間マドリッドのオートバイ・ショップに預けっぱなしだった。
それを当方が譲り受けた。 日本登録のため、オートバイの譲渡に当たり、日本で名義変更を行い、ナンバープレートを変更している。
問題は、オートバイの所有者とナンバープレートが変わったため、EU域外から域内へとオートバイが持ち込まれた(短期輸入)税関の記録が無いのである。 EUへの持ち込み記録が無いということは、人に例えると密入国したようなものだろう。
EU域内から域外へと問題なくオートバイを持ち出せるかどうか一抹の不安が残る。
(今回のツーリングで使用するオートバイは写真と同じモデルのスズキ製のVストローム250だ。250ccの小排気量の割に耐久性、高速走行に優れる。シート幅が広くて長距離ツーリングでもお尻があまり痛くならず、快適だ。ただし、250ccのモデルとしては車重が190㎏と重く小回りが利かないのが難点である。)
(今回初めて折り畳み椅子を持参する。長距離ツーリング中、疲れた時や眠くなった時に道路脇で休憩することができる。)
以上


