7月3日、秋田書店の公式サイトにて 『花右京メイド隊』『こいこい7』などで知られる漫画家のもりしげさんが6月30日に死去したことが発表された。
死因は不明。生年月日は公式には発表されていない為、享年は不明。1部ネットでは51歳だったのではないかと言われているが真偽は不明。
もりしげさんは1996年、 ろんどべる名義にて 『コミック1番』(司書房)の「おさわがせ悪魔っ娘(デビルン)」 でデビュー。デビュー当初は「子供の森」「学校占領」シリーズ等、成人向けのロリ系漫画を多く描いていた。
1999年から「月刊少年チャンピオン」(秋田書店)で仕事をするようになると成年漫画の仕事は描かなくなるようになった。以降は2018年の「孕ませメイド隊」(海王社)まで成年漫画は描いていない。
「月刊少年チャンピオン」1999年4月号から連載開始された『花右京メイド隊』は2001年と2004年の2度に渡りアニメ化され、2002年から「チャンピオンRED」(秋田書店)で連載開始した『こいこい7』は2005年にアニメ化された。
2001年より妻との夫婦漫画家ユニットとなる。Wikipediaによると、2001年以前の作品及び『花右京メイド隊』『サクラサクラ』『おしかけメイドの白雪さん』以外の作品は妻主導で創作され、作品の取材なども妻が行い、もりしげ氏は作画を担当したとされている。この事実は2019年、もりしげ氏名義のツイッターを管理していた妻のネットトラブルによる当時休載としていた「おしかけメイドの白雪さん」の連載終了騒動まで公表されることはなかった。
成年漫画出身(経験)で一般紙で成功した作家といえば、あずまきよひこ氏、うたたねひろゆき氏、大暮維人氏などが有名だが、もりしげ氏も負けじ劣らず成功した成年漫画出身作家と言えるだろう。
氏の訃報からネット上の書き込みでは、もりしげ氏の初期の成年作品を「陵辱系」「鬼畜系ロリータ作品」と揶揄した書き込みがあちこちで見受けられた。それは決して間違いではないが、もりしげ氏の初期作品は陵辱系でありながらも、どこか情緒的な部分があり、私はそこが好きだった。
もりしげ氏の訃報を伝える7月3日の秋田書店の公式サイトをはじめとした複数のメディアのニュースにはもりしげ氏の死因は公式には発表されていない。
しかしネット上においてはもりしげ氏の妻による7月2日の公式アカウントのツイート(現在は削除)から自殺説が囁かれている。
その真相は私にはわからないし、無責任なことは言いたくないので、それについてはコメントは差し控えたい。
それを論じるよりも私はもりしげさんが残した数々の作品を心に残したいと思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。