流転漫画家伝・今もなお漫画界のアイドル「一本木 蛮」② | 20世紀漫画少年記

20世紀漫画少年記

漫画・漫画家の評論、批評、検証など漫画に関することならなんでもやります!

 

 

 

 

 

 一本木蛮  本名  藪中 真理

 

 中学生時代から同人作家「一本木蛮」として同人誌活動を始める。高校時代から『うる星やつら』のラムちゃんのコスプレをしてコスプレアイドルの元祖となる。1982年に『ファンロード』(当時はラポート発行)で商業誌デビュー。翌年、 大学入学と同時に『一本木蛮のキャンパス日記』を連載開始。 以降、「 愛・こねくしょん 」「ダイナマイトペアの冒険」「 妖怪八拳伝 」「 少年最勇記コマンダーゴクウ 」「 勇者コジロー2 」・・・等々執筆。同時に歌手、モデル、タレントと多方面で活躍。そのルックスと多方面に渡る才能は他のメディアからも注目され当時、写真週刊誌『FRIDAY』でも取り上げられた。

『FRIDAY』1985.9.20号

 

同年、キングレコードからシングル『 BANG BANG BANG 』を発売。同年にアルバム『25時の堕天使』発売。

 

 

 

ムービックからオリジナルビデオ『まるまる一本木蛮』が発売された。

 

 写真集も『まるまる一本木蛮』『パステル・アドベンチャー』『一本木蛮Dynamic』3冊出しており、『パステル・アドベンチャー』は非コスプレの水着グラビア本だった。現在に至るまで単独で写真集を出した漫画家は蛮先生ただ一人である。

『パステル・アドベンチャー』(桃園書房) 

ちなみにブログ主は今年2月17日のコミティアでこの写真集に蛮先生にサインをしてもらいました(右参照)。蛮先生ありがとうございました。

 

これらの実績が示すように80年代、蛮先生は誰しもが認めるアイドル漫画家だったのである。

 

しかし私が蛮先生を「漫画界のアイドル」と言うのは単にそのルックスだけを言っているのではない(勿論、今も蛮先生は綺麗なのだが)。

 

私が蛮先生を「アイドル」と断言するのは、それは蛮先生の今も崩れない「漫画家としての姿勢」なのである。