3月も中旬、そろそろ本格的に春になってもいいかななんて思いますが・・・。
先日、道端で見つけたツクシ。
まだまだ寒い日が続きますが、こんな所からも、確実に一歩ずつ春の訪れを感じますね。
そんな、春を感じにヘッドクォーターサポーターズクラブ・生物調査選抜「扇条好水隊」の仲間たちと春の水辺の生き物たちとの出会いを求めて、遠征調査に行ってまいりました。
地元の東海地区を離れ、冬の間に目星を付けておいた、貴重な自然が残る、某フィールドに向かう車中の窓から、目の前に広がる広大な田園風景を私がふと眺めた時のことです。
その出会いは、突然のことでした。
まだ、水の入っていない田んぼのわきに残された小さな水路で、餌をついばむ、普段、決して見ることの無い大きな鳥の姿を目撃。
その神々しいまでの御姿は、明らかに周りのアオサギよりも大きく、似たようなシルエットは、シラサギのそれとも異なり、完全に異彩を放っております。
大きな体、長いくちばしと足、白と黒を基調とした羽・・・。
ツルか いや、違う。
そうだ。間違いない。
我々が目撃したその大きな鳥。
それは、国の特別天然記念物コウノトリ。
トキと同じく、かつては日本の水田の至る所で見られたというコウノトリ。
しかしながら、わが国における野生のコウノトリは、環境破壊などによる影響から、一度、完全に日本の空から姿を消し、絶滅してしまったという不幸な歴史を持つ貴重な鳥です。
幸せを運ぶ鳥として、人々に愛されるという一面もあるためか、国の環境省が、海外で生き残っていた個体を基に、豊岡市のコウノトリの郷などの研究施設で、人工的に繁殖をさせて、野生に返すトレーニングを行った個体を毎年放鳥しております。
近年では、その放鳥された個体が野生下でペアを形成し、営巣及び繁殖をするたびにニュースで取り上げられるなどし、少しづつではありますが、その姿が日本の空に戻りつつあります。
とはいえ、我が国における野生のコウノトリは、まだ1000羽も居ない貴重な鳥。
放鳥された一羽、一羽が、完全に個体識別され、国の特別天然記念物として、厳重に管理保護されております。
私たちが偶然出会ったコウノトリも個体識別のためと思われる足環が両足に取り付けられており、放鳥された個体と思われます。
人間に慣れているのか、コチラをあまり恐れることなく、悠々とエサをついばむ姿に、この先、野生で生きていけるのか不安を感じないとも言えないのですが、こういった野生動物を目撃した場合、距離を保って、あまり近づき過ぎないようにすることは、暗黙のルールですからね。
私のandroidでは、距離があり過ぎて、上手く写真が撮れませんでしたので、同行したT様のiPhoneで撮影したものを送って頂きました。
やっぱ、ちゃんとカメラ持参しないとダメですね。T様、有難う御座いました。
ヘッドクォーターサポーズクラブメンバー様のようにズブズブの砂糖漬けのように、甘やかしまくられて成長したと思われるコウノトリ。
きっと、あの子が野生下で生きて行くには、今後も様々な大変なことが起きるでしょう。
今回の遠征では、コウノトリの他に、キツネやオオタカ、ハヤブサなど、コウノトリが野生で生きていくのに天敵となるであろう多くの生き物にも出会いました。
一度壊してしまった自然を再び元に戻すことなど、神でもないのに、人間のエゴ以外の何物でもないよな、なんて思いながらも、大変だろうけど、頑張って生きて行くのだぞと、コウノトリとの再会を願いながら、その場をあとにしました。
しばし、コウノトリ様の観察を楽しんだ後、お目当ての水辺に移動し、生物観察。
目星を付けておいたフィールドでもまさかの出会い。
全くのノーマークだった、まさか、まさかの予想外のとんでもない超激レア生物を偶然にも捕獲してしまいましたが、本来の目的でなかったので、写真も撮らずに、ダメージを微塵も与えず、早々にお帰り頂きました。
テレビ東京のあのクソ番組だったら、でたぁぁぁーーーの大騒ぎになるレベル
う~~~ん、まさか、あの生物にお会いできるとは思わなかったので、ガチで焦った。
以前、子供のころから憧れだったオヤニラミを初めて捕獲した時と同じか、それ以上に、お恥ずかしながら、50を過ぎたいい歳こいたオジサンのタモを持つ手が震えましたヮ・・・。
店内のタナゴ水槽に入れたかったどぜうさんをお持ち帰り。
どぜうさん、超カワイイので、皆さんでエサをあげて可愛がってやって下さい。
それと、その浄化能力を見たくて、冬の間に生やしっぱなしにしたガラスのコケを食べてもらうヒメタニシとカワニナを少々・・・。
キミたち、しっかり働くのだぞ・・・。
まぁ~しかし、なんだな・・・。
始めは、ベイトフィッシュの勉強からはじまって、ヘッドクォーターアクアリウムプロジェクトの水槽に入れる魚を自分たちで採集しようになって、どうせなら、人生一度きりなんだから、図鑑や水族館でしか見たことない珍しい生き物を自分たちで探して、自然の中で、その姿を見てみたいよねから、発足した「扇条好水隊 ~せんじょうこうすいたい~」。
なんか、はじめは、ものすごく軽いノリだったけど、ガチでヘッドクォーターサポーズクラブの生物調査選抜チームになってきたなぁ~なんて、今回、しみじみと思いました。
今年の春のタナゴ調査は、更に難易度を上げて、シロヒレタビラに会いに行く予定。
ある程度、目星は付けてあるので、たぶん、上手くいくと思います。
参加者全員、釣れるといいな・・・って言うか、秋恒例企画の「タナゴの王様・カネヒラ調査」同様、私のプライドにかけて、初心者の方にも絶対釣ってもらいますヮ
ヘッドクォーターでは、バスフィッシング釣行企画以外にも、こんな生物調査や、清掃奉仕活動などの社会貢献に参加したり、クワガタ探しに行ったり、キャンプ飯を作って楽しむイベントなど、私たちの仲間になって下さる方を現在募集中
3月末日までだと、お安く入会できます。普通の方はCタイプメンバー様ですが、詳細は店舗にて、お気軽にお問い合わせください。
今年も4月14日には、ロッドが当たる毎年恒例のヘッドクォーター誕生祭も開催
ヘッドクォーターサポーズクラブ2024年度新規ご入会キャンペーン開催中ですので、宜しくお願い致します。