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YESさんのブログ

日々の出来事や気が向いたら小説。
または、映画や読書感想など種々雑多。

西園寺氏は俺の心の中でいきている。過去形で語るのはよそう。
我々は、博識で知性溢れる彼を、敬意を持ってー先生ーと呼ぶ。
出版社長の彼は小説、映画を愛し、俺はその話を常に大切に思う。
新作映画を全て見ているのには圧倒される。
俺とは好みが重なる部分もかなりあるが、趣味が違う所もあり、先生は俺の意見も聞いてくれる。
西園寺氏と、だぼはぜで知り合った直後、菊田氏の家族が抱えた問題について、西園寺氏が冷静なコメントをし、菊田氏の感情がそれに納得できない状況に立ち合った。
俺にとっても、これが だぼはぜグループとの付き合いの始まりだったと思う。
本音で話し合った結論は出なかったが、我々の関係は、酔っ払い同士は越えた。
旅中でも、太金氏は宿で酔いが回ると、言っていることが聞き取りづらくなった。
しかし、大林正孝 帝王は飲みの席でも如才なく、聞き取っていないのに、ーな~るほどね~。ーと、相槌を打ったという。
海川氏と菊田氏は、心の中で、ーこの お調子者が!ーと、突っ込んでいたらしい。
太金氏は、都内に戻り、だぼはぜで飲み、二次会で革ジャンを忘れ、すぐに在処はわかったが、ー誰かに着てもらってくれ。ーと、太っ腹なところを見せた。
俺、遠藤が もらい受け、袖を通した時、太金氏と共に西園寺氏の姿が脳裏に浮かんだ。二人は性質は違うが体型、面差しは似ていた。兄弟だから当たり前だが、兄が養子になったことで姓が違うことは、今、言っておこう。
西園寺氏とは、よくもめたが、懐かしく思い返せることばかりだ。俺は、追憶の中に心身を浸した。