
【出演】
エリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子、ステファン・サラザン、三島ゆたか、塚本晋也、田口トモロヲ
【監督・脚本・原作・撮影・美術・照明】塚本晋也
“最愛の息子が、殺された。
「決して怒りの感情を持ってはならない」
幼い頃から守り続けた父の教えが破られたとき、怒りに我を失った男の身体からは黒いオイルと蒸気が噴出し、筋肉は【鋼鉄の銃器】へと変貌する”

高層ビルが立ち並ぶ都市・東京。
外資系企業のサラリーマンとして働くアメリカ人のアンソニーが、日本人の妻ゆり子、3歳の息子トムと送っていた幸せな生活。
しかし……ある日突然、一変する。
最愛の息子が、アンソニーの目の前で謎の男に無惨に殺されたのだ!

なぜ息子は殺されたのか?
絶望の中、その理由を追う内に、アンソニーは解剖学者だった父ライドが関与していたある計画“鉄男プロジェクト”へとたどり着く。
そして、明らかにされていく家族の真実。
「決して怒りの感情を持ってはならない」
という父の教えを破り、怒りに我を失ったアンソニーの体から、蒸気と黒いオイルが噴出し、筋肉は“鋼鉄の銃器”へと変貌する!


ゆり子は言う。

「トムを殺した男を探し出して、必ず殺して」
息子を殺した男の狙いは?
アンソニーの体に隠された過去とは?

両親が関わっていた“鉄男プロジェクト”の真実とは?
あらゆる謎が交錯するとき、都市・東京を飲み込む巨大なエネルギーの噴射が始まる。
鋼鉄と化した心を溶かすのは、愛か、憎しみか……。

謎の男に息子を殺されたアメリカ人の男が、怒りに我を失い変貌していく姿を描いた、『鉄男』『鉄男II BODY HAMMER』に続くシリーズ第3弾。

男の身体が【鋼鉄の銃器】へと化すモチーフを継承しながらも、続編でもリメイクでもない、まったく新たな『鉄男』のストーリーが展開されます。
劇場公開時は‘爆圧的体感映画’として、耳をつんざ程の超ド迫力爆音上映に加え、思わず酔いそうになりそうになるくらいグラグラ揺れる映像、目まぐるしいカット割りに圧倒されまくり。
DVDでも通常の音量に合わせても、かなりうるさい。
敢えて大音量にしてヘッドフォンで鑑賞したら……トリップ度が増しました!?


『鉄男』の一作目があまりにも凄すぎたので、若干の見劣りは感じるものの“塚本ワールド”を目一杯堪能できます。
その塚本監督、今回もゼッケン番号“×”を付けた“やつ”役で出演。
また一作目で鉄男を演じたトモロヲさんが、カメオ出演しているのも『鉄男』ファンには嬉しい。