
【キャスト】
アーロン・ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、マーク・ストロング
【監督】
マシュー・ヴォーン
【製作】
ブラッド・ピット
‘特殊能力ゼロ、モテ度ゼロ、体力微妙――あるのは正義を愛する心だけ’

‘ヘタレななりきりヒーロー’キック・アス!
‘狂ったバットマン’ビッグ・ダディ!
‘キュートな戦闘マシン’ヒット・ガール!
‘セレブなヒーロー’レッド・ミスト!
「どうして誰もスーパーヒーローになろうとしないのだろう?」
その答えはここにある!
デイヴ・リゼウスキは、ニューヨークに住むごくごく普通の学生。
一年半前に母親を病気で亡くし、父親と二人で暮らしている。
ガールフレンドもおらず、放課後はダサい男友達とオタク話に花を咲かせる毎日だった。
アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れているデイブは、ある日とうとうインタ―ネットで注文した緑と黄色のコスチュームを着て、本気で世間の悪党を退治する‘キック・アス’として勝手にパトロールを開始!

自慢のコスプレで町に飛び出すが、スーツを着たとたんに平凡な高校生がスーパーヒーローに変身!……というワケにはいかず……最初のミッションでふたりの車泥棒に、
「お前らを退治する!」
颯爽と(?)見得を切るも……。
「何だよ、その格好?頭おかしいのか?」
と大爆笑される始末。
しかも、あっけなく腹を刺された上にボコボコにされた揚句、車に轢かれてしまうのでした。
哀れで惨めすぎる、キック・アス。
しかし、何が幸いするか分からないもの。
ケガの治療のため背中に金属板を入れたお蔭で神経が鈍くなった彼は、痛みに耐える能力が格段にアップしたのだ!
退院したデイヴは危険を承知で、よせばいいのにパトロールを再開する。

街の治安を守るという使命感に燃えているから!(超弱いけど)
そしてチンピラどもと必死に格闘するキック・アス。
その戦いぶりはヒーローとは程遠い不様なものだったが、それを近くで目撃していた若者たちによって撮影された映像がYouTubeにアップロードされると~~なんと、なりきりヒーロー‘キック・アス’の活躍はたちまちインターネットで大人気に!
ところがそれが地元マフィアのボス、フランク・ダミコの目に留まり、事態は思いもよらぬ展開を見せる。
ダミコは全てのトラブルの責任をキック・アスのせいだと勘違いし、彼を抹殺しろと部下に命じるのだった。
が、ヒーローはキック・アスだけではなかった!

デイヴのようなにわか仕立てとは違って、超本格的な訓練を受けた父と娘の自警団ペア‘ビッグ・ダディ’&‘ヒット・ガール’もまた秘かにダミコ犯罪帝国を破壊しようと日々トレーニングに励みながらチャンスを窺っていたのだ。

一方、フランクの息子でデイヴの同級生でもあるクリスも、 ‘レッド・ミスト’としてヒーローに名乗りを挙げる。
やがて彼らは、ビッグ・ダディ&ヒット・ガールの、銃撃も流血もいとわない非情なバトルに巻き込まれていき……ヒット・ガールに最大のピンチが襲いかかる!

果たしてキック・アスはヒット・ガールを救い、本物のヒーローになれるのか!?
『スパイダーマン』『バットマン』『スーパーマン』『シンシティ』等の小ネタを挟みつつ描く、抱腹絶倒のバイオレンスアクション。

オバカ度MAXで~「映画秘宝」誌上で大絶賛されていたのも納得。
とことん情けないヒーローのキック・アスに対して、メチャメチャかっこいいのが~~最強の11歳、ヒット・ガール!

超キュートなコスチュームでバタフライナイフを華麗に操り、刀と手裏剣を使いこなし、2丁拳銃をぶっ放す姿は~凄すぎ!
11歳の子供がいかつい野郎共をバッタバッタとぶっ殺していく!超クール!超爽快!
さらに彼女の父親であるビッグ・ダディは、渋さ満点。
このビッグ・ダディを自他共に認めるオタクのニコラス・ケイジが生き生きと演じています。
熱狂的なコミックファンで、来日した際にはお忍びで秋葉原や中野ブロードウェイに足を運び様々なグッズを大人買いしているらしいニコラスだけに、この役は願ったり叶ったり?
バットマン&ロビンのパロディーでもある‘ビッグ・ダディ&ヒット・ガール’ですが、本家より全然カッコイイ!?
従来のヒーロー物に敬意を表しながらも、イカレた演出にブッ飛んだ内容……ん!?これは~~ある意味『ゼブラーマン』と同じコンセプトじゃないか!?
そうです、この作品は『ゼブラーマン』の姉妹的作品なんです!(と勝手に位置付け


となれば……‘ゼブラクイーンVSヒット・ガール’の夢の対決が見てみたいぞ(笑)。
