先日、我が家でのささやかな夏のPartyに学生時代の恩師K教授をお招きした時のこと。いつものごとく飲めや歌えやの大騒ぎであったのだが、先生がドイツ留学時代からの愛唱歌だという“Lili Marleen”を歌い出すとサマードレスを纏った麗しき女性の皆さんから黄色い声が飛んで一気に大盛り上がり大会となったのである。幾つになっても渋い男の色気が漂う先生にはとても敵わない。大病を克服され、現在も鋭い経済論議で我々を学生時代の頃のように圧倒する先生を見ていると、毎日仕事漬けで何とか日々を送っているだけの情けない自分も頑張らなければいけないと元気が湧いてくる。学生運動のガの字もないふやけた時代に全く勉強しない学生だった自分と厳しい時代に苦労を重ねた先生では比べものにならないのは当然だ。自分にはとても無理だけど、先生のように年を重ねていけたら人生も楽しいことだろう。
Roberto Carlosのデロデロに甘く蕩けるVocalが実は多くの女性の心をときめかせているのだ。白のスーツで場バッチリきめて歌うRobert Carlos。“モーニング・コーヒー”。Roberto CarlosとErasmo Carlosの共作曲。Mellowで都会的な楽曲/アレンジにのせて、あまりにもベタなVocalは意外にも見事にハマるのである。
◎Roberto Carlos/Roberto Carlos

“Café da Manhã”はRoberto Carlosが78年にリリースしたアルバム『Roberto Carlos』に収録されている。
(Hit-C Fiore)