The Youth of Today/Musical Youth | BLACK CHERRY

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JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC

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  もう、この音盤は80年代ものでBest5に入るくらい好きかもしれない。ジャケットも最高。もう、見ての通り、ヤンチャ盛りの子供達が楽器抱えて、表情もポーズも、当時を思わせる服装も、何ともいえないものがある。特に黄色と白のTシャツの子、わかってますな。イイなぁ、こういうの。とはいっても、最近のありがちなKidsものとはレベルが違う作品。80'sテイストなシンセですら許せてしまうくらいのお気に入り。Musical Youthは79年に結成されたBritish-Jamaican5人組のPopなReggaeバンド。ジャケットの楽器はお飾りじゃなくて、一応自分達で演奏もしているようだ。80年代といえばMTV全盛なんだけど、コレがまた大好きなんだな、もう言葉はいらない、楽しんでくださいという作りで、思わず見てると和んでしまうのだ。Musical YouthのMTVは宝物と断言する。

なんといっても彼らのデビュー・シングルにして82年に全英で大ヒットした“Pass the Dutchie”に尽きる。この歌は

Leroy SibblesJackie Mittooの手によるThe Mighty Diamondsの“Pass the Kutchie”の替え歌なのだ。そりゃ未成年の子供達が『ガンジャまわしてね』なんて歌えるわけない。

○コレは本当にマッタリしていていい曲→Pass the Kutchie/The Mighty Diamonds

で、Musical Youthの方はこの曲をリリースすると、全英であれよ、あれよという間にチャートをのぼりつめ首位にたってしまうのだ。

全英No.1ヒットPass The Dutchie/Musical Youth

Musical Youthはチョッと悪戯好きなお子チャマの風貌でいかにもな80年代サウンドのReggaeを無邪気にやってますって感じが良い。

なんと彼らは2003年再結成してるとか。


 『The Youth of Today』はMusical Youth82年にリリースされたデビュー・アルバム

リーダーはLead VocalとPercussion担当のDennis Seaton君かな。残りのメンバーは2人兄弟が2組。本当に彼らが演奏してるのだろうか?ジャケ写やMTVを見る限り、楽器の弾き方は大変素晴らしい。アルバムの内容も、中々手堅い作りである。楽曲も良い曲が揃ってるし。何といってもみんな楽しそうなのが良い。特に少々オシャマさんで、ヤンチャ入ったVocalとChorusが魅力だね。そして、ギターのKelvin Grant君のToastingも中々イイ味出している。アルバム全9曲中、共作も含めて7曲が彼らのオリジナルというのも何気にエライ。

Children of Zion”とか“ Youth of Today”とか、中々やりますなぁ、子供だと思ってナメてたらいけないね。

Never Gonna Give You Up”はメロディーがキャッチーで大好きな曲。

チャンとグループ単独名義のオリジナルも3曲、“Rockers”と“Young Generation”と“Schoolgirl”とあるのも健気である。

○和みますな→Youth of Today/Musical Youth

○とにかく最高。このMTVは一番好きかも知れない。素晴らしい出来。Kelvin Grant君最高。→Never Gonna Give You Up/Musical Youth


(Hit-C Fiore)