何を取るべきかすらわからない。
そしてキャンパスにはサークルの勧誘がごった返す。
賑わいの中で、自分だけが孤独な感じがした。
そして、学科の説明会の際に、自分の学科のメンバーに初めて会った。
教壇では、説明が淡々と続く。そして休み時間、トイレに行った際、知らない人間に声かけられた。
これが、これから先の大学時代から一生付き合う友人とはつゆ知らず。
話しかけられた言葉は、覚えてないが、何かを聞かれた。そして、気付いたら、昼食食べてた。
後から知ったことだが、彼も不安だった。誰かに声かけたかった。様子を伺っていた。
そうみんなが不安なのだと初めて知った。
今新生活を控えた人もみんな
不安だと思うけど、結局、それはみんな同じ。
そして、ふつうに出会いはやってくる。そしてふつうに日常が始まる。
それは別に特別な能力が必要なわけではなく、自然に。
心の扉が開いていれば。