爽やかな田園風景を眺めながら次なる目的地へと向かいます。
この美しい屏風型の葉山断層崖(背後の朝日連峰に連なる)の山々を見ると、
「古代の丘」のある長井市に来たんだなぁと実感が沸きます。
<過去記事はコチラ>
到着~。
白兎 葉山神社。
ここにずっと来たかったのですよ。
何故かというと――、
この狛犬ならぬ、狛兎ちゃんに会いたかったからなのです!
こまうさちゃん
別名「うさぎ神社」。
ここの地名も長井市白兎。
近くの葉山に兎が道案内をしたという伝説があるようです。
ちなみに山形県内には、葉山という名の山が至る所にあります。
東北に多い葉山(羽山・端山・麓山)信仰ですね。
ちなみに長井は、昔は「奈加井」と書いたそうです。
この手水舎にはなかったですが「井」と付くように、水が豊富な土地です。
しかしここに着いた途端、大音量で「この付近にクマが出ました」と、
注意喚起する車が通り過ぎて行ったのには魂が抜けかけました。
クマさんに道案内はされたくないですね(笑)。
<御祭神>
保食神(うけもちのかみ)
大日靈貴命(おおひるめむちのみこと)
彌都波能賣神(みずはのめのかみ)
天鈿女命(あめのうずめのみこと)
元々は、古代山嶽信仰の山の神として、
葉山山頂に葉山権現として祀られていたようで、
葉山山頂には葉山宮と月山宮の2社が祀られており、
20年に一度のお建て替えを行い、現在も続いているようです。
そういえば、月山神社の山頂にも狛兎が鎮座まします。
月といえば兎、因幡の白兎といえば薬。
だから繋がりのある葉山神社にも、うさうさが鎮座ましますのですかね。
葉山が薬師如来を祀っていることにも関係があるのかもしれませんが。
兎年祝賀記念と、やはりご縁のある兎にはこだわりがあるようです。
春には境内に、しだれ桜や八重桜も咲くそうです。
……では、天然記念物のスギの股をくぐって戻ります。
ク、クマが出てきませんように……ビクビク。
クマはクマでも、熊猫(パンダ) だったら歓迎ですのに。
社務所。
幸いにも、クマには遭遇しませんでした。
・・・・・・・・・・・・ ホッ・・・・・・・・・・・・
――そして、地区内にある白兎駅へ。
そのまんま「しろうさぎえき」。
見晴し最高! この葉山断層崖の通称は西山。
古代の丘のある方向。
可愛らしい駅舎の外観も兎だったりします。
もちろん中にも兎。
以前テレビで見たのですが、地元の方が彫って寄贈した兎だそうです。
可愛い!
耳飾りは、駅を利用する誰かが結んでいくんだとか。
ほっこりしますね~。
地域全体で愛されていますね。
フラワー長井線は、映画「スウィング・ガールズ」にも登場したローカル線です。
フラワーとあって花のラッピング列車がまた華やかなんですよ。
まぁそうタイミングよく来ないだろうなぁとしばらく待ってみましたが、
やはり来ませんでした。
そして、数駅先の宮内駅の駅長は、なんと! 生の兎ですナマウサ。
この時には会えなかったのですが、後にリベンジしてやっと会えました。
10歳になったので早めに会っておかないとという焦りの気持ちもありました。
(案の定、12歳の現在は長期休暇中とのこと)
もっちぃ駅長、元気にしてるかなぁ~。
尚、宮内駅にも、もっちぃグッズは沢山売られてあります。
御朱印もあったりします。
ネットでもそれぞれ買えるみたいですね。