魚座(2月20日から3月20日)今回は12星座一の不思議キャラとして名高い、魚座です。
さて魚座という人たちに向き合ってきて、改めて思うのですが、
彼らの放つ「独特の、不思議な感じ」というのは、
「多くの場合、世間的にいう価値観の外にいる」&
「自分がそういう場所にしばしばいることにも、無自覚である」
という「気づかない」部分からきているんじゃないかなあ~と。
人は一般に、「こうであるべき」とか「こうしたい」とか、そんな考え、思いに沿って、行動を決定します。
逆から言えば、大体の行動には“理屈”がある。そういうことになりますが、
魚座にはあまり、この法則が適用できません。
何か事を起こしたときに、どうしてそうしたの?と聞いても「何となく」という返事が多いし、
また逆に「これからどうしたいの?」と聞いても、(多分漠然としたものはあるのですが)「わかんない」=言葉では表現できない…、ということが非常に多い。
一見するとすごく曖昧で弱い個性のようにも思える反応ですが、
実際の魚座は独特の強さを持っているし、他人にはまねできない個性を発揮することも多々あります。だから、間違いなく、魚座はただ流されているのではなく、その人独特の何か強いものに貫かれて生きているのですが(じゃなかったら、輝けないもの。そこまで)、
でも、何だかわかりづらいんですよね。
そうだなあ。
まあこれはあくまでたとえですが、「一万円と100円、どっちかあげるよ。どっちがいい?」と聞かれたとして一般的には一万円を選ぶ人が多いですよね。間違いなく。
そう、“お金の価値”という意味で考えれば、それが正解という?ことになります。
もちろん、「え、考えるまでもなく一万!!!」という人から~「何か裏があるの?でも…まあ一万かな」みたいな感じまで、同じ選択をしてもその内情はいろいろだったりするでしょうが。
しかし、魚座はここで、迷いなく「私100円~!」と言うようなところが、どこかある気がします。
しかも「一万円ももらえないよ…」とかが理由ではなく(これならまだ理解できるでしょう)。
「丸くてきれいだし、ネックレスにしたらかわいいかも、と思って」
みたいなことも言いかねない…。
あ、大事なのはそこ?(その考えはなかった)
みたいな(笑)。
そう、魚座にも自分の価値観にのっとった理由は必ずあるのですが、それは他の11星座が考えそうな、もしくは“期待しそうな”理由ではないのです。
そうやって、みんなが「当然この枠内にあると思っていた」の外に、球を投げてくる。
それを、狙ってやるのではなく(敢えて狙いたがる人ももちろんいますからね)、
他の人なら、まず投げる前に「そこに枠がある」と意識してしまう何かにさえ、得てして気づかないで、自分を表わしてしまう。結果、外れるという…
この無自覚さ。
枠が見えている人間からすると、不思議~でしかないけれど、
そもそも「枠自体もよく見えていない…のか、存在していないのか?」人間からすると、
「え、私の何が不思議?」となる、という。
人はそれぞれ色があるよね…と考えていても、魚座に接すると、
「…透明という選択肢もそこに加えるべきかしら」
(なんとなく例外を設けないと辻褄が合わないような気分に…)とみんなが思わせられてしまう。
それが楽しくもあり、どこか整理がつかない感じで不安にもさせられる。
この最後の星座には、こんな不可思議な(11星座談)一面があるようです。
もちろん、魚座にもいろいろな面がありますし、大いに常識的で知的で、正統派な性格もあると思いますが(と書きましたが、見る確率はやっぱり割と低め)。
でも、どの星座についてもこれは言えるように、「その星座らしい部分がはっきり表れているようなときが、もっとも魅力的でパワフルだ」というのも本当なので。
魚座には、ありのままでいてほしいなあ…と、私はいつも思います。特にね。
この本質の一層中には、大いに人のことをキャッチして、適応しようとしすぎてしまう面もあるとわかっているからこそ。
無理に、何かに、誰かに合わせないで、色に染まらないで。
澄んだままで…いいんじゃないかなあ?

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