農地あれこれ 2 | なんでもないひばんざい

なんでもないひばんざい

60にして農業を目指すおば(あ)さんの日記です。
でももう64歳になりました。
農を業にできないものかと、横浜で思案の日々を過ごしております。

先日農地を借りる難しさを少し書きましたが、今度は借りた農地での問題について書きましょう。

 

昨年のある日のこと、隣地の農地との境界部分(と言っても私が借りている農地内)に、刈り取った雑草を45L袋に入れて数個置きました。草を枯れさせるためです。

すると、どうでしょう。

次の日、この袋がそこから、(距離にして2~3メートル)私の敷地側にキレイに移動されていました。

おかしいな、もう一度置きなおすと、また次行ったとき見ると移動されているではありませんか!

 

これはてっきり地主さんと判断しました。

というのも、この地主さんは契約当初から3日と上げずやってきていたからです。

特に何という話もありませんでしたが、今思うと私に畑を貸すことを心配されていた、そして外構の樹木をきちんと刈っているか見に来ていたようです。

 

私は、ここに生ごみを入れて土を良くして果樹を植えようと考えていました。

カラスにつつかれないようにブロックを置きました。

すると、今度はこのブロックまで動かされていました。

 

そこで、紙に『このブロックを動かさないでください。堆肥を作っています。』

と書いておきましたが、やはり同じこと、次行くと動かされていました。

前に借りていた人が、ここの倉庫のカギをまだ持っており時々やってきてもいるようでした。

 

段々と怖くなってきて、一体こんなことがあっていいのか、農政に電話しましたが、(ここは農政が中間に入ってます。)一向に地主さんに連絡している気配はありませんでした。

 

今度は、紙に『このブロックや袋を動かしている方、私の畑に勝手に入らないでください。正々堂々と名乗り出て、そしてこれを動かす理由を教えてください。』

と書きました。しばらく眠れませんでした。

 

そこから1週間ほど経ったある日、ニッカポッカを履き、キリッとした男の人がやってきました。

この人がその人でした。(私はてっきり地主さんかと。。)

隣地の農家の方だったのです。

 

聞くと、私が借りていたはずの敷地の「境界から1.5メートル入ったところまで」はその男性の敷地なんだそうです。

後になって、このことは農政も知らず、地主は知っていたけど農政に伝えてもおらず、この二人は敷地をめぐってこじれていたようです。

 

そんなこと知る由もなく、ただ私は畑を借りられたと喜んでいましたが、ここは、実は畑ではなく調整地だったようです。

そんな事まで、この事件で知ることになりました。

私は、そんなこんなで、自分の畑を持たない悔しさを思いました。

この畑は3面が樹木に覆われており、その手入れもしなくてはなりませんから、普通の畑よりずっと仕事量が増えます。

それを、お金を払って行っているわけです。

 

ま、借りられているだけましと考えなければいけないのでしょうが、その後、隣地に面する樹木はチェーンソーで私が刈りました。隣地の農家さん曰く『勝手に植えた』からです。

 

それから、この幅1・5メートルほどには足を踏み入れないようにしています。