我が家は構造計算して大空間を保持しつつ、耐震等級3以上をクリアしています。
ではその構造計算ってどういうもの?ってなると思うんですが、、、私もよくわかりません
ただ、モコハウスから頂いた構造計算をちょっと見てみると、やばいぐらい詳細なものだったので少しだけ紹介したいと思います。
木造の安全性を確認する方法は以下の3つらしく、殆どのハウスメーカーや工務店は壁楼計算まででとどめている所、更にはもっと闇が深い型式適合認定制度を使っている所が多いと聞きます。どんな闇なのかはちょっとエグすぎて書けないので
「型式適合認定制度 闇」でググってみてください。
安全性を確認する方法
仕様規定(壁量計算、四分割法、N値計算)による確認
木造2階建て住宅は、構造計算されていないことが多く「仕様規定」に則って設計されているようです。
「仕様規定」とは、壁量計算・四分割法・N値計算の3つの簡易計算と、8つの仕様ルールがあります。
ごく簡易的な計算で、計算書はA3図面1枚に収まるようです。
見学に行った色々なハウスメーカーなどにどんな安全確認してますか?と聞きましたが壁量計算や型式適合認定制度がほとんどでした。壁量計算をやってくれたらまだ良い方なんじゃないかな?と思います。
品確法
さきほどの壁量計算に加えて、床・屋根倍率の確認と床倍率に応じた横架材接合部の倍率も考慮にいれるようです。
住宅性能表示計算では、耐震等級2以上が保証されるほか、長期優良住宅認定やハウスメーカーで耐震等級を確認する際にも活用されるようです。
許容応力度計算
許容応力度計算は、3つの安全性確認方法の中でもっとも詳細な計算です。
木造3階建て住宅では構造計算が義務化されていますが、複雑で手間も時間もかかるため、2階建て以下の木造住宅では省略されがちです。
許容応力度計算による構造計算書は、数百枚になります。
また、計算書は引き渡してもらえるので家の詳細な設計が手元に残ることになります。
この設計が手元に残るので新築時に建てた会社以外でも比較的増改築を引き受けてもらえるのではないでしょうか?
確か、ウェルネストホームも許容応力度計算してますって言ってた気がします。
番外編)型式適合認定制度
注文住宅を供給する大手ハウスメーカーの多くは、型式適合認定を採用しています。型式適合認定を取得していれば、構造計算を省略することができます。
同じ部材で同じ設計ルールに基づいて建てた、予め認定された建物は、安全性が担保されているため、個別の構造計算は不要であるという理屈です。
最大のデメリットは「型式」の資料は、新築時に建てたハウスメーカーしか持っておらず、いくら建築主や設計者がメーカーに資料の開示を求めても企業秘密を理由に拒否されます。
つまり型式適合認定の住宅は、新築したハウスメーカーしか増改築改修をすることが出来ない仕組みになっているのです。
なので必然的に増築・改修はハウスメーカーの言い値でやるしかなくなります。。。
我が家の許容応力度計算書
![てへぺろ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/019.png)