C値0.07の家の換気システム | モコハウスで建てたC値0.1未満の家に住む

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高気密高断熱の家がほしいと思って一条工務店含め色々検討しましたが最終的にはモコハウスにお願いしました。
口コミや評判が殆どないので今後モコハウスで検討される方の為に記録を残しておきます。

我が家の第一種換気システムはモコハウスの標準のマーベックスの澄家を採用してます。

私が理想だと思ってる排気のみダクトを用いた全熱交換機になります。

機械を用いた換気システム

日本の家の多くが自然換気だと思うのですが最近は機械を用いて計画して換気をする方式が多いようで3種類があります。(2種は3種の反対かつ、あまり採用されてないようなので省きます)

第一種換気とは?

空気の入口である給気口と出口である排気口の双方にファンなどの機械換気装置をつける方式です。
機械により、空気を入れて機械により空気を出すことで、効率良く計画的に換気ができます。
 
メリットとしては
・室内の気圧は外気とほぼ同等となり問題が発生する危険性が少ない。
・狙いの場所から空気が入り狙いの場所から空気が出るので狙い通りの換気が可能。
・熱交換が可能。
デメリットとしては
・費用が高い。
・C値が高くないと狙い通りの換気にならない。
といった所でしょうか?

第三種換気とは?

空気の入口である給気口は自然給気。
出口である排気口にファンなどの機械換気装置が付いた方式です。
多くがトイレや洗面所の換気扇で排気を行うらしいですが、私自身これにはあまり興味がなくてそんなに調べてません。。。。
後で記載する熱交換が出来ないので興味が出ませんでした。

熱交換とは?

熱交換とは熱交換素子によって、
給気の温度や湿度に室内の温度や湿度を取り込むことにより屋内の環境に寄せてから家に取りこむ夢のような仕組みです。
第一種換気で利用できます。
 
モコハウスのHPにわかりやすい画像あったので拝借してきました。
こんな感じで排気と給気の道を隣り合わせて通すことにより熱交換しています。
 
なお、全熱交換は温度と湿度を交換
顕熱交換は温度のみを交換させる仕組みのことをいいます。

ダクトレス方式とダクト方式

ここからは主観入りまくりなのであくまで私の意見として参考にして頂けたらと思います。
 

ダクト方式

メリット
・計画通りの換気ができる
デメリット
・ダクト内の掃除が大変。特に給気側のダクトは心理的にちゃんと掃除したい。。
・ダクトを通す必要があり、施工が大変(費用がかかる)

ダクトレス方式

メリット
・ダクトを用いないため掃除が楽
・施工は壁に穴をあけるだけなので楽
デメリット
・計画通りの換気ができるとは思えない
 
ウェルネストホームの標準ではこのダクトレス方式が用いられており、ヴェントサンという70秒ごとに給気と排気が切り替わる小さな換気扇をいくつも壁に穴をあけて設置するタイプのものが使われています。
私はこの方式に懸念を持ってまして、小さなプロペラファンなのでアパートの1室くらいなら確かに換気できるかもしれませんが一軒家のような大きな家の場合、綱引きのように空気が押されたり引っ張ったりするため、ヴェントサンから離れている空気はどうしてもある程度滞留しているのではないか?と思います。
また、熱交換素子も給気と排気で共有しているため、どうしても汚れた空気がまた室内に入ってくることにもなると思います。
早田さんはyoutubeでは大丈夫大丈夫って言ってますが、大丈夫っていうならスモークマシンで煙を炊いてどのくらいで全て吐き出されるかとか実験やってほしいんですよね。簡単に実験と思うんですよね。
私が懸念するような事はなかったっていうのを可視化して大丈夫って説明してほしかったです。
 
最近、ウェルネストホームの高額なプランの方ではヘリオスのダクト方式が採用されてるようです。やっぱりダクトレスよりはダクトの方が良いっていう考えになったのかな?

給気のみダクトレス、排気はダクト方式

私的には両方のいいとこ取りをしたのがこの形式だと思ってます。
そう澄家で使われてるシステムですてへぺろ
澄家は床下に本体があって、給気はダクトを使わず機械から直接行います。
床下全体をダクトとして使っちゃえ。みたいな考えですね。(このような形式なので基礎断熱の場合のみ澄家を使えます。)
基礎内の換気も常に出来るし、給気ダクトがないのでダクトの清掃などもいらず本当に良い仕組みだと思います。
 
あと、ウェルネストホームのヴェントサンのようなダクトレスと違って、外からの給気が1箇所なので下記画像のような高性能なフィルターを外側につけることが出来ます。(これはダクトを使ってる第一種換気の機械は大体ついてそうなイメージがします。確か一条工務店のロスガードもそうだった気が。)
ちなみに2ヶ月程度で真っ黒になってました。。
家の中にも空気清浄機ありますが、入ってくる所でまず花粉とかpm2.5を止めれるのはいいことですよね。
 
 

我が家の換気システム

写真は我が家の澄家です。写真ではわかりにくいかもですが、めちゃめちゃデカいです。1m四方くらい?
和室の畳の下にあります。ちなみに分厚い断熱材、床材に覆われてるので換気音は全くしません。
ちょっとこの写真では見にくいですが↑側が壁外と繋がってます。
給気口は↓の左側です。右側が排気ダクトに繋がってます。
下のように畳の下に鎮座してます。
部屋への給気は上の機械から吐き出された空気が床下を通って計画された場所から吹き出てきます。我が家ではリビングとリビングから離れた廊下から出てくるようになってます。
床下に潜って頑張って給気口を撮ってきましたネガティブ
下記のように機械から50cmくらい伸びた管から空気が一気に給気されます。前まで行くと結構な風量です。(リモコンで風の強さは調整できます。)
床下から部屋への吹き出し口は下の写真の床についてるヤツです。しつこいですが、この吹き出し口はダクトと繋がってるわけではなく、床下まで穴が空いてるだけです。換気システムから離れた吹き出し口もちゃんと風量があるので凄いなぁと思いますね。
 
排気については各部屋に伸びたダクトで行います。
排気側はまぁダクトの中が汚れても許容できますよねw
(一応排気ダクトの換気口にはフィルターがあるので大きなほこりなどは入らないようになってます。)
 
ダクトのハブは蜘蛛みたいですびっくり
各部屋の床にある換気口を見てみましたが、同じような風量で換気できているので計画どおり換気できるでしょう。
こんな感じでダクトが各部屋に伸びてます。
ダクトへの排気口はこんな感じで各部屋にあります。丸の中にフィルターが入ってます。