14th[I should be so lucky.]
「フフ、草太郎くんの手は小さくて可愛いですね…vV」
「ねぇ草太郎くん。アタシオススメの喫茶店があるんだけどさ。今度行かない?」
只今の僕の状態
[左]白銀さん
[右]倫さん
こ、怖い!!
これは所謂『前門の虎後門の狼』の左右バージョン…!!
…あれ?
『前門の虎後門の狼』だったっけ?
それとも『前門の狼後門の虎』だったか?
ダメだろう。
僕仮にも奨学金貰ってる身なのに…。
左右がっちりホールドされた僕は云々かんぬん考え込んでいた。
すると。
「…遅かったね。…もうすぐ始まるよ、『アレ』。」
前方から真っ白い衣服に身を包んだレイくんがお出迎えしてくれた。
(なんだろう。…レイくんが悪の幹部っぽく見えて来た…失礼だから言わないけど)
…レイくんは年寄りか?
『アレ』って?
僕には秘密なの?
何だか疎外感…
白銀さんも倫さんも分かっているみたいだし。
「白銀さん…『アレ』って何ですか?」
「フフ、『お楽しみ』ですよ…vV」
…駄目だこりゃ。
質問を丸め込まれてしまった。
ていうかあやふやに誤魔化された。
「草太郎…早く…行く。」
レイくんが僕の手を引っ張って行く。
ちょっと強いよレイくん!!
「フフ…vV困りますよレイくん!!」
「草太郎くんはアタシと一緒に行く予定だったのにぃ!!」
う…後ろからの声が怖い!!
振り向きたくないよ!!!
…レイくんが連れて来てくれたのは、風さんから空き部屋と言われていた一つの部屋。
「ま、まさか…レイくん僕を此処に閉じ込めてしまおうとしてるの…?」
「…っ!……違う。いいから入る。」
一瞬驚いた表情を見せたレイくんだったが僕を突き飛ばして空き部屋に入れた。
「いてて…(泣)、………!?」
僕がその部屋で見たモノは。
『みんなのヒーロー!!阿蘇パンマ―――――ン!!』
…国民的子供向けアニメのオープニングだった。
「驚きました?此処の住人はみんなこのアニメが好きなんですよ。」
「龍宮荘の規則にもあるしね…。まぁこれのおかげで規則正しい生活が送れると言っても過言じゃないわ。」
…さっきまで寝てた人が何を言うか。
「草太郎くんも毎週見るんですよ~♪なんてったって『管理人』なんですからね!」
「はぁ…。」
早速
マニアックなモノが…。
next…
13th[Diva]
おはようございます~。
只今、『龍宮荘』の最年長:相田倫音さんのお部屋に来ております!!
(『スッピンズ●ムイン』みたいだ…ロンドンハ●ツの。)
おや?
なんか足場が…
「なっ!!…倫の野郎!!またこんなにゴミ溜めやがって!!俺様があれだけ『金は貯めてもゴミ溜めるな』って釘刺して置いたのに!!」
「(ちっちゃくても)日比谷先輩、倫さんに何良い言葉を言っちゃってるんですか。」
…成程。
倫さんは俗に言う
「片付けられない女」という訳か。
うん。
まことにイメージ通りで困る。
リアクションの仕様がない。
「(ちっちゃくても)日比谷先輩、どうするんですか?こんなに障害物だらけだと倫さんを起こすのに道程が遠過ぎますよ?」
「お前()の中で何言ってるんだぁ!?…大丈夫だ。今までは携帯のけたたましいアラームで起こしていたが…。今回はアレだ、来島!お前が居るじゃねぇか!!」
はぁ。
つまり(ちっちゃくても)日比谷先輩は
僕(中学生と間違われる程のショタ)を使って
倫さんを起こすつもりなんですね。
(あぁ。この人幼稚だ。稚拙過ぎる。)
「無理ですよ!!(ちっちゃくても)日比谷先輩!!大体ショタだったら(ちっちゃくても)日比谷先輩の方が大いにイケるじゃないですか!!」
「なんだとォ!?お前俺様大先輩様の命令が聞けねぇってかぁ!!?」
ダメだ。
僕
(ちっちゃくても)日比谷先輩のスイッチ押しちゃった。
「良いから行きやがれってんだ!!」
ドンッ!!
うわあっ!!
(ちっちゃくても)日比谷先輩に押され…
(恐らく)倫さんの寝ている所に飛ばされてしまった。
ボスッ!!
「いてて…途中何回かゴミ踏んじゃったよ…。後で倫さんに怒られそう…。」
僕が(精神が)ボロボロ状態で体勢を立て直そうとすると
グイッ!!
「…わぁ!?」
力強く倫さんが僕の腕を引っ張った。
そのせいで倫さんの寝床に入ってしまった!!(ひいぃ!!)
「あわわ…すいませんでした…倫さん…!!」
「……。」
見ると倫さんは半分寝ぼけている。
ていうか…
「倫さん…!!服!服着て下さい!!」
全裸で寝てんのかよ!?
(まぁよく漫画で男性がそんなのあるけど…。)
「何ィ!?倫の野郎また全裸で寝てやがんのか!?ちっとも学習しねぇ奴だな!!」
「(ちっちゃくても)日比谷先輩!!もっと倫さんに教育して下さい!!…あ、やっぱり年上に年下が教えてるってなんか違和感がある!!」
ゴミ屋敷に全裸就寝…!!
この人一般的なOLとかけ離れてる!!
(まぁロングヘアアタックしてる時点でオカシイが)
「ん…ぅ?五月蠅いわね…。」
あ。
覚醒した。
倫さんは辺りを見回した後
横に居る僕を見て
「…ウフフ。」
微笑んだ。
そして
唇で
「い」
「い」
「の」
「よ」
と
言った。
…
……
………!!
いやいや!!
よくないよ!!
何勝手に思い込んでるんですか!!?
僕そんなつもりじゃないのに!!!
「助けて!!(ちっちゃくても)日比谷先輩!!」
「ダメよ…?邪魔な奴を呼んだら。すぐにロングヘアアタックの餌食になるだけなんだからね?」
そ う で し た ! !
ヤダヤダヤダ!!
僕早く学校行きたいよぉ!!!
新しい友達作って富士山の頂上でおにぎりをパックンパックンパックンチョしたいよぉ!!!
僕が悲痛な心の叫びを上げたせいか。
「…駄目じゃないですか、マイハニー。僕の楽しみを倫音ごときに味わわせるなんて酷い事しちゃあ。」
「し…白銀さんんん!!!?」
天井の板がめくれて
そこから
白銀さんが出た。
(神出鬼没・露出過剰・頑張る・熱血少年…だったかな?)
「チッ…白銀、アンタ何勝手にアタシの草太郎くんに手出してんのさ。」
「間違っても僕は倫さんのじゃないですってば!!」
「さぁ…vV草太郎くんは既に僕の…」
「白銀さんのでもないです!!」
此処の住人って…
人の話聞かない人ばっかりだ!!
「コラ草太郎!!俺様はちゃんと人の話聞くぞぉ!!」
next…
おはようございます~。
只今、『龍宮荘』の最年長:相田倫音さんのお部屋に来ております!!
(『スッピンズ●ムイン』みたいだ…ロンドンハ●ツの。)
おや?
なんか足場が…
「なっ!!…倫の野郎!!またこんなにゴミ溜めやがって!!俺様があれだけ『金は貯めてもゴミ溜めるな』って釘刺して置いたのに!!」
「(ちっちゃくても)日比谷先輩、倫さんに何良い言葉を言っちゃってるんですか。」
…成程。
倫さんは俗に言う
「片付けられない女」という訳か。
うん。
まことにイメージ通りで困る。
リアクションの仕様がない。
「(ちっちゃくても)日比谷先輩、どうするんですか?こんなに障害物だらけだと倫さんを起こすのに道程が遠過ぎますよ?」
「お前()の中で何言ってるんだぁ!?…大丈夫だ。今までは携帯のけたたましいアラームで起こしていたが…。今回はアレだ、来島!お前が居るじゃねぇか!!」
はぁ。
つまり(ちっちゃくても)日比谷先輩は
僕(中学生と間違われる程のショタ)を使って
倫さんを起こすつもりなんですね。
(あぁ。この人幼稚だ。稚拙過ぎる。)
「無理ですよ!!(ちっちゃくても)日比谷先輩!!大体ショタだったら(ちっちゃくても)日比谷先輩の方が大いにイケるじゃないですか!!」
「なんだとォ!?お前俺様大先輩様の命令が聞けねぇってかぁ!!?」
ダメだ。
僕
(ちっちゃくても)日比谷先輩のスイッチ押しちゃった。
「良いから行きやがれってんだ!!」
ドンッ!!
うわあっ!!
(ちっちゃくても)日比谷先輩に押され…
(恐らく)倫さんの寝ている所に飛ばされてしまった。
ボスッ!!
「いてて…途中何回かゴミ踏んじゃったよ…。後で倫さんに怒られそう…。」
僕が(精神が)ボロボロ状態で体勢を立て直そうとすると
グイッ!!
「…わぁ!?」
力強く倫さんが僕の腕を引っ張った。
そのせいで倫さんの寝床に入ってしまった!!(ひいぃ!!)
「あわわ…すいませんでした…倫さん…!!」
「……。」
見ると倫さんは半分寝ぼけている。
ていうか…
「倫さん…!!服!服着て下さい!!」
全裸で寝てんのかよ!?
(まぁよく漫画で男性がそんなのあるけど…。)
「何ィ!?倫の野郎また全裸で寝てやがんのか!?ちっとも学習しねぇ奴だな!!」
「(ちっちゃくても)日比谷先輩!!もっと倫さんに教育して下さい!!…あ、やっぱり年上に年下が教えてるってなんか違和感がある!!」
ゴミ屋敷に全裸就寝…!!
この人一般的なOLとかけ離れてる!!
(まぁロングヘアアタックしてる時点でオカシイが)
「ん…ぅ?五月蠅いわね…。」
あ。
覚醒した。
倫さんは辺りを見回した後
横に居る僕を見て
「…ウフフ。」
微笑んだ。
そして
唇で
「い」
「い」
「の」
「よ」
と
言った。
…
……
………!!
いやいや!!
よくないよ!!
何勝手に思い込んでるんですか!!?
僕そんなつもりじゃないのに!!!
「助けて!!(ちっちゃくても)日比谷先輩!!」
「ダメよ…?邪魔な奴を呼んだら。すぐにロングヘアアタックの餌食になるだけなんだからね?」
そ う で し た ! !
ヤダヤダヤダ!!
僕早く学校行きたいよぉ!!!
新しい友達作って富士山の頂上でおにぎりをパックンパックンパックンチョしたいよぉ!!!
僕が悲痛な心の叫びを上げたせいか。
「…駄目じゃないですか、マイハニー。僕の楽しみを倫音ごときに味わわせるなんて酷い事しちゃあ。」
「し…白銀さんんん!!!?」
天井の板がめくれて
そこから
白銀さんが出た。
(神出鬼没・露出過剰・頑張る・熱血少年…だったかな?)
「チッ…白銀、アンタ何勝手にアタシの草太郎くんに手出してんのさ。」
「間違っても僕は倫さんのじゃないですってば!!」
「さぁ…vV草太郎くんは既に僕の…」
「白銀さんのでもないです!!」
此処の住人って…
人の話聞かない人ばっかりだ!!
「コラ草太郎!!俺様はちゃんと人の話聞くぞぉ!!」
next…
12th[素直じゃない?ありえない]
そんな訳で、ちゃんと起きていた白銀さん、波さん、日比谷先輩。そして風さんを入れた4人がいた。
……これで1階に住んでいる人は全員のはず。
僕には何のことかわからなかったが、波さんが白銀さんにテープを用意するように指示したり、風さんがお茶の準備をしたりと急がしそうなので僕と日比谷先輩は一緒に階段を上っていった。
「日比谷先輩、先輩は残らなくてよかったんですか?」
なんとなく、一緒に階段を上っている先輩に聞く。
先輩ならば、みんなのしていることの理由がわかるはずだし、なにより何か手伝うことがあったのではないだろうか?
すると、日比谷先輩は意外にも少しため息をつきながら言った。
ちなみに腕は後頭部で組まれていて、上を向いてのため息だった。
「いいんだよ、俺様は先輩だしな。
それに、お前一人で倫を起こしにいけるとは思えねえ」
「あ……」
言われてみればそうだった。
倫さんは起こすのに僕一人ではダメっぽいような気がする。
――ってことは……
「日比谷先輩、もしかして僕のこと心配してくれています?」
「んなっ!!そんなわけねえだろ!
ただ時間に遅れるのが嫌なだけだ!」
そう言って、真っ赤な顔をふいと背ける先輩を見て僕は何かを悟った。
なるほど、先輩はどうやら人に親切にするのを感じられるのが苦手な人らしい。
そんな感じに、言い合っていても結局は二階に着くわけで、僕と先輩は倫さんの部屋の前まで来てしまった。
ごくりと固唾を飲む。
あの倫さんだ。相当な覚悟がいる。
僕はそう考えていて、入るまでにカウントダウンをして心を落ち着けようとした。
そう、5……4……3……に――
「倫――!入るぞー」
ええぇええ!!?
ちょ、なんでいきなり入ってんるんですか!?
しかも、よくよく考えてみると、なんで鍵があいてるんですか!
それより、女性の部屋にこんな風に入るなんて!!
ある意味凄すぎますよ日比谷先輩。
そんな訳で先に入った日比谷先輩に続いて僕も中に入っていった。
「……お邪魔しまーす」
一応、小さく言っておいた。
next...
結城 薫 → 浅田 みゆ
そんな訳で、ちゃんと起きていた白銀さん、波さん、日比谷先輩。そして風さんを入れた4人がいた。
……これで1階に住んでいる人は全員のはず。
僕には何のことかわからなかったが、波さんが白銀さんにテープを用意するように指示したり、風さんがお茶の準備をしたりと急がしそうなので僕と日比谷先輩は一緒に階段を上っていった。
「日比谷先輩、先輩は残らなくてよかったんですか?」
なんとなく、一緒に階段を上っている先輩に聞く。
先輩ならば、みんなのしていることの理由がわかるはずだし、なにより何か手伝うことがあったのではないだろうか?
すると、日比谷先輩は意外にも少しため息をつきながら言った。
ちなみに腕は後頭部で組まれていて、上を向いてのため息だった。
「いいんだよ、俺様は先輩だしな。
それに、お前一人で倫を起こしにいけるとは思えねえ」
「あ……」
言われてみればそうだった。
倫さんは起こすのに僕一人ではダメっぽいような気がする。
――ってことは……
「日比谷先輩、もしかして僕のこと心配してくれています?」
「んなっ!!そんなわけねえだろ!
ただ時間に遅れるのが嫌なだけだ!」
そう言って、真っ赤な顔をふいと背ける先輩を見て僕は何かを悟った。
なるほど、先輩はどうやら人に親切にするのを感じられるのが苦手な人らしい。
そんな感じに、言い合っていても結局は二階に着くわけで、僕と先輩は倫さんの部屋の前まで来てしまった。
ごくりと固唾を飲む。
あの倫さんだ。相当な覚悟がいる。
僕はそう考えていて、入るまでにカウントダウンをして心を落ち着けようとした。
そう、5……4……3……に――
「倫――!入るぞー」
ええぇええ!!?
ちょ、なんでいきなり入ってんるんですか!?
しかも、よくよく考えてみると、なんで鍵があいてるんですか!
それより、女性の部屋にこんな風に入るなんて!!
ある意味凄すぎますよ日比谷先輩。
そんな訳で先に入った日比谷先輩に続いて僕も中に入っていった。
「……お邪魔しまーす」
一応、小さく言っておいた。
next...
結城 薫 → 浅田 みゆ