『住めば都』は永久に来ず。 -16ページ目

『住めば都』は永久に来ず。

浅田 ゆみ、名城 蘭、結城 薫による、リレー小説『住めば都』は永久に来ず。を連載中…?

父の遺産のアパートの管理人になってしまった来島草太郎(華も恥らう高校2年生!)と変わった人ばかりのアパートの住民約6名とのハチャメチャどたばた系(仮)な管理人生活。

「あ・ゴメーン☆6番さ~ん…ていうか僕から地位無理矢理剥奪した下衆野郎☆」
「テメェいきなりぶつかっといて何だその態度…今じゃテメェ十刃落ち(プリバロン)だろうが。」

何だこの糞餓鬼…

いきなりいちゃもん付けやがって…(それにいちいち反応する俺も俺か。)


「いや~なんか久しぶりに此処らへん歩き回ったら面白い子見つけちゃってさ~。いつ入ったのさ?……幼女顔破面。」


……クリスタか。

「テメェ確かチルッチ狙ってんじゃねぇのかよ?」
「え~?『興味』と『恋愛感情』は別個じゃん。…もしかして6番さんってこういう所お子様?うわぁギャップで可愛さアップだね!!」


全くもって嬉しくねぇな。


「やめとけ、…アイツに恋心抱いたら『奴』が何するか分かんねぇぞ。」


後輩破面に対してのせめてものというように俺は言葉を掛ける。

マジだからだ。



「アハハ!!珍しいな。…6番さんが心配してくれるなんて。」
「笑い事じゃねぇ。……『穴アキ』くらいじゃ済まされねぇからな。」


ザエルアポロだぞ?


過去にアイツに盾付いた野郎は実力者以外は全てオジャンか薬漬けよりランクアップ状態にされたんだ。


「分かった…分かったって。鳥肌立っちゃうね。6番さんが助言忠告するのってさ。」


『あ~』とか声を上げてルピは袖をまくって俺に腕を見せて来る。


「でもその幼女顔破面に一度でもいいから会ってみたいな~!周りにいっぱいお花飛んでそ~!!」


俺が今まで見た限りじゃお花なんてモノは全て変態科学者やスゲー不機嫌オーラ放ってる虎みてぇな女辺りが取り去ったみたいだけどな。



……嗚呼。

「テメェ別に個人でクリスタに会わなくともチルッチ使えば会えるじゃねぇかよ?」


クリスタは女破面達とよく一緒に居る。(あのやかましいロリとかメノリとか言うアマ達が主にってトコか。)



だからルピにとっちゃ造作ねぇ事じゃねぇかよ。

馬鹿か。



「その手があったかぁ!!ありがとう!6番さん!!もう二度とお礼は言わないつもりだから良かったと思いやがれヘタレ野郎水浅葱☆」


コイツ…!!

恩を仇で返したか………!!!

(-_-#)


ダダダダダダダダダダダダダ

近所迷惑になるくらい騒音立てやがって


…お前仮にも破面なんだから響転(ソニード)使えんだろうが。




俺はルピを呆れながら見送った後自宮に帰ろうとした。


――とある野郎が行く手を阻んだから行けねぇけどな!!(汗)


「…んだよ、ザエルアポロ。」

ザエルアポロは眼鏡をいつものようにクイッと上に上げた後…



「う…、うわぁ――――――――――――――――――――っん!!!!!!!!」



泣き叫び始めた。


「いきなり何だザエルアポロ!!泣くな!!更に気持ち悪ィ傍に来んな!!!!」
「だ…だって……!!!またクリスタを狙う輩増やして……!!君は何だい…?僕を不愉快にさせたいのかい!!?…それとも………僕にそういう『プレイ』をして楽しんでいるのかい!?生憎僕どっちかと言えばSだから!!……確かに少しMの気は混じってるけど……!!これだけは分かって欲しい!!…ね!!!?」


…ね!!?

……じゃねぇよ!!


「分かりたくねぇ!!!……絶っっっ対に分かりたくねぇ!!!!つか大声でそんな事言うな!!誤解されるだろうが!!!」
「…もうやめようよ。みんなに隠し偽り続けるの。」
「何『二人デキてる』のが事実みたいな事言ってんだ!!?嘘はやめろ!!正直に生きるんだ!!!」



俺が叫んだ途端。


「何だァ?…テメェらそんな関係だったのかよ。ヒャハハ!!いいんじゃねぇ?『恋愛は自由』って奴だァ。幸せになれよォ?」


ノイトラアァァァァァァァァアア"!!!!!!!?


「ふざけんな!!俺とザエルアポロは別にそういう関係じゃ……!!!」

つか、ザエルアポロはクリスタ一筋の大馬鹿野郎だし!!!

此処らへんは周知の事実だよな!!?


「……グリムジョーはツンデレだからね……。」


ザエルアポロの一言で周りが一気に妖しくなった!!

余計な事言いやがって……!!!

誰がツンデレだ万年発情ピンク頭!!

腐って死んでしまえ!!!!!!


「……面白そうだな。」

ムカつく低音が響き渡る。


この声……


「ウルキオラテメェ――――っ!!!」

他人事だと思いやがってこの堅物楽観主義者(あれなんか矛盾してねぇか)!!!!!!!!!


「………続く。」


続くのかよ!?
ふざけんな!!!


□■□■□■□■□■

ザエグリ……?

なんか夢小説から離れた…

また波乱ありですね。
今年も後ちょっとか……

あ、すいません。
クリスタ=メイデンです。

今第8十刃従属官達は宮を大掃除中です。

(ルミーナ達もフル稼動してますよ~!!跳ねては埃舞い上げてますけど。)


全く……

上司は研究に没頭し過ぎて研究物の周り以外すんごく散らかってるじゃないの!!!


呆れちゃうわ!!


『こうして……いたい…』



「………っ/////」


な、何!?

さっきの……


この前のザエルアポロが言った事?


いきなりアタシ何思い出してんのよ!?

「そんな事より……掃除しなきゃ…!!」


ルミーナ達に部屋の雑巾掛けを頼んで、アタシはゴミ出しに向かった。


「最近……おかしいなぁ。アタシは。」

破面でこんな風になっちゃってるの…………アタシだけかなぁ。



アタシがモヤモヤしながら長廊下を歩いていると。


「あ!!クリスタじゃない!!どうしたの?」


特徴的なゴスロリ少女、チルッチちゃんがやって来た。(手ぶらで居るって事はもう大掃除終わったのかな?)


「チルッチちゃん……。」
「元気無いわね――?宴会からずっとじゃない?悩んでたりする?…まぁあの万年発情ピンク頭の従属官やってたらそりゃ疲れも溜まるわよね。」


悩んでるのを見抜いたチルッチちゃんは確かに凄いけれど、

ザエルアポロに対する文句の方が断然勝ってるのは気のせいかなぁ……?

(^-^;)


「ゴミ出し終わったらすぐにチルッチちゃんの所来なさい!!悩み聞いてあげるわ!!万年発情ピンク頭に対する悩み解消なら大得意だから!!!」


…行くしかないよね…。(チルッチちゃんって本当に前ザエルアポロの部屋で読んだ『涼宮ハ●ヒの憂鬱』のハル●に似てるな~…。)


「いい!?絶対にあの変態に感付かれないようにね!!」
「う…うん!!分かった!!」


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チルッチちゃんの部屋の前。

同性の部屋の筈なのに凄く緊張する…


コンコンッ

「クリスタね!!入って入って!!」
「お邪魔しま――す…。」


シンプルな部屋にところどころ置かれた小物。

本当に女のコの部屋だ!!

「クリスタの部屋とチルッチちゃんの部屋ってそんなに違う?」
「えっ……!?ち…違うよ!!アタシ…ザエルアポロから部屋与えられてないから………っ!!」

ブンブンブンブン千切れそうなくらい首を振る。(チルッチちゃんの目には楕円形の物体が見えてるんだろうなー…。)


「ハァ!?部屋与えられてないィ!!?何それ!!アイツ女のコ何だと思ってんのよ!!?」


え!?

おかしい事なの!?


「チルッチちゃん達みたいな年頃の女のコはみんな秘密持ってたりするから成長するってモンよ!!?なのに部屋与えないってアイツどれだけケチってんのよ!!チルッチちゃんだったら即異動願出すわよ!!?」

項(ウナジ)辺りを掻き始めたチルッチちゃんはもうヒステリーを起こしていた。


こんなに怒ったチルッチちゃん初めて見た………。


「あ"――――――――――……久しぶりに取り乱したわ…。ストレス解消――。ごめんねクリスタ。悩み聞こっか。」
「う……うん。」


どうしよう…

チルッチちゃんの取り乱し様を見た後でザエルアポロの話はかなりしにくい……!!


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「ふぅん…抱きしめられたの。」
「あの後どうすればいいかわからなかったのよ……だから今日は殆ど話して無い…」


「よし、告りなさい。」

こ

く

り

な

さ

い


………っ!!!?



「…チルッチちゃん!!!!?」
「もういいでしょ――?好き好き同士好き同士なんだから。クリスタって暴力には躊躇しないくせに恋愛になったら急にヘタレになるんだから…もうチルッチちゃんクリスタのお姉ちゃんになりたい気分よ。」


でも……

でも………っ!!


「ザエルアポロは研究しか興味無い……」
「それはクリスタの勝手な先入観でしょ?…実際、万年発情ピンク頭はクリスタを愛しそうに抱きしめたんじゃない。なら答えは簡単よ。」


うう"っ…///

「ぐだぐだしてちゃダメよ?じゃないとあの万年発情ピンク頭調子に乗って何やらかすか分かんないもん。クリスタみたいにオロオロしてる子をいじくり回すのを生業としてるようなモンだもの。」


『ほら、さっさと行く!!』とチルッチちゃんに急かされ、アタシは研究室に帰る事にしました。



……辛いよ!!


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チルッチちゃんとクリスタの話。

クリスタは悩みに悩みまくってチルッチちゃんはサバサバしてたらいいです。
「今日は皆で大いに騒ごう!!楽しもう!!」

「「「「「乾――――――――――杯!!!!!!」」」」」


藍染様の音頭により、破面の皆(十刃、十刃落ち、従属官、ロリちゃんメノリちゃん)は高々とグラスを掲げた。


年齢的に大丈夫かなぁ……アタシ……(とかワンダーワイスくんとか。)


中にピンク色したお酒が入ってる…。

軽く酔う程度かな?
ちびちび飲めば大丈夫そうだし。


そう思ってアタシがグラスに入ったお酒を飲もうとした時――――――――――


「なんじゃい!!若い娘が何遠慮がちに飲んでおるか!!一気に飲んでしまえ!!」


グイィ―――――――ッ…ゴクン。


いきなり十刃のお爺さんがグラスのお酒を一気にアタシの口に注ぎ込んだ。


「……っ!!?」


ムせるよりも先に酔いが回って来る。

初めましてのお酒がイッキ飲みってアタシ運悪すぎだよ!!!


………クテン。

アタシはよろけて


気を失った。


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「テメェ爺(ジジイ)!!飲酒初心者にイッキ飲みさせるたぁどういう了見だぁ!!?」
「五月蝿いわ!!スターク!!それよりもいつもなら眠いだ何だ言っておるお前がどうして今元気なんじゃ!!!」
「いいだろ!?酒飲みてぇんだから起きて来ても!!早く爺はクリスタを医務室に運べ!!!…じゃねぇと大変な事になるぞ!」


さっきからこの男二人は何をしているんだ…。

ちなみに私(ハリベル)はフラフラしているワンダーワイスとディ=ロイを介抱中だ。

……ん!?
クリスタ……!!


「退け!!二人共!!…クリスタは私が医務室に連れて行こう!!二人はワンダーワイスとディ=ロイを頼む!!」

半ば無理矢理だが、私はクリスタを肩に抱き抱えて医務室へと向かった。


「…ハリベルは何あの娘にムキになっておるんじゃ…?」
「さぁな。……テキーラあるじゃねぇか。爺、呑み比べしようぜ。そしたら適当に俺は潰れとくから。」



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「ん……。」

あれ?

おかしいな。


アタシさっきまでお酒飲んで…


でも今アタシが見えるのは医務室の真っ白い天井。


凄いな…

アタシ寝ながら響転(ソニード)出来たんだ……


……な訳ないか。

「……リ…タ…!…ス……!」

なんか女の人の声が……


「クリスタ!!!」

ペチッ!

「ふわっ……!?」


完全に覚醒すると、

目の前には

口元を覆った流れるような金髪の


「ハリベル様……!!」

うわぁ…
アタシ酔って潰れた姿ハリベル様に晒しちゃったって事だよね………(泣)


恥ずかしいよ!!


「あ…アタシ……暴れてたりとかしてませんでした!!?」
「していないぞ。…酒に弱かったのならば先に言っておけばいいモノを……こういう時にハッキリ言っておかないと後々痛い思いをするぞ?」


染み入るなぁ…
ハリベル様の御言葉は。


本当に……


「……ザエルアポロとは大違い………。」


…フフ。

アタシが呟いた途端、ハリベル様がそう笑った。

え!?アタシ何か変な事言った!?


「確かに、私とザエルアポロは違い過ぎる。アイツは言いたい事はすぐに口に出すし、イヤな時には顔にすぐ出る。だが私は口下手な為なかなか気持ちが伝えられない。クリスタの言う通りだな。」
「あ…別にそういう意味じゃなくて……!!!」


「……ザエルアポロと違って凄く優しいなぁ『ふぅん、クリスタって僕の事そんな風に思ってたんだ。』って……キャ――――――――――ッッ!!?」


アタシの背後に回って来ないでよぉ!!!!!!!


「ありがとう、ハリベル。クリスタを介抱してくれて。」
「…私はクリスタを医務室に運んで見ていただけだが。」


いきなり主が帰って来るんだもん…

アタシ寿命が幾らか縮んじゃったわ!!


「では私はミラ=ローズ達を見て来る。クリスタは早く帰って寝た方がいいぞ。」
「はい!!おやすみなさい!!」


医務室からハリベル様が去った後――――――――――


「ねぇ、クリスタ。……僕ってそんなに『優しく』ない?」
「う……(汗)」


痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。


視線が痛い――!


「言ったよねぇ?僕君に。……『レズビアン』に走っちゃダメだって。」
「べ、別にそういう感情じゃないもん!!!『お姉さん』みたいだな――って…。」


ちょっとアタシが膨れれば、ザエルアポロはアタシを抱きしめて来た。

ギュウゥ。


「ちょっと……!!!!」
「今だけは……こう居させて。」


しばらく医務室でアタシ達は抱きしめあっていました。


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「……ふむ。」
「ザエルアポロの野郎……!!清純なクリスタを……!」
「あ……クリスタ赤くなってる!!」
「…まぁあの二人はこれで幸せなんじゃありませんの?」


……………


「「仕切ってんじゃねぇ――――――――――!!スンスン!!!」」


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クリスマスなので、
宴会で。

結局、オチはスンスンなのでした。