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オーダーメードの服のお仕立てと
”既製服のように仕上がるソーイング教室”
【RANPI】 主宰 曽根かおりです。
で貼る温度や時間について書きましたが、
洋裁を、長くやってらっしゃる方でも、
意外に知らない方が多いのが、
全面芯の張り方です。
全面芯とは、ブラウスの襟の見返しなど、
そのパーツ全てに貼られる芯。
カーブしているものや、小さいものも多く
ぴったりにきれいに貼りずらいですね。
因みに、パターンでのマークは
こちら↓
ご自身のパターンにもそうすると
わかりやすくていいですよ♪
全面芯のパーツ、
表生地を、周囲1cmくらい付けて荒裁ちします。
目分でざっくり切ってもらってOKです。
*この時、この後ろ見返し(このパーツ)なら、
後ろ中心がたて地の目ですので、
後ろ中心の荒裁ちだけしっかりたて地の目で真っすぐ
切っておくと、誤差が少なくなります。
そして、芯の方も、同じように
周囲1cmくらい付けて荒裁ちします。
荒裁ちした表布に荒裁ち芯を貼って
『芯貼り布』を作ります。
*ココ、芯を貼るときの注意
芯には、のりが付いていて、
熱で溶けるしくみです。
そのまま、芯の上からアイロンを当てると、
もちろん、表地にも付きますが、
芯は薄いので、
芯の表側にものりがうっすら溶けだしてきます。
そうすると、アイロンにのりが付くんですね・・・
やっかいです。
そうならないために、
捨て布用の裏地をアイロンの引き出しに
用意してあります。
まず、アイロンの上に捨て布用の裏地を
敷きます。
その上に、表布➨芯を重ねます。
その上から、そっと、捨て布用の裏地をかけます。
裏地で、サンドウィッチするわけです。
そうすると、はみ出してきた芯ののりを、
捨て布用裏地が吸い取ってくれます。
アイロンは、綺麗です^^
荒裁ちした表布と芯を重ねた時、
少し芯の方が大きくなっちゃってても、
下に敷いた裏地に付くので、
アイロン台は汚れません。
裏地を敷いても敷かなくても、
見返しに、芯は貼られますが、
それによって、アイロンやアイロン台が
汚れたりしたら、次に縫ったものを
アイロンするときに、
作品にのりが付いたり、汚れたりしてしまいます。
そんな二次災害を防ぐためにも
ちょっとした手間がとっても大切です。
出来上がった芯貼り布にパターンを当てて、
再度裁断します。
*その時、荒裁ちの際に後ろ中心の地の目を
通していたので、そこに地の目を合わせて
裁断すると、地の目もズレません。
綺麗に芯の張った見返しの出来上がりです。
裏側↓
教室では、頻繁に使うので、
捨て布用に裏地をまとめて買っていますが、
余った裏地の端切れを取っておいて
使ってもいいですし、
要らなくなった薄手のハンカチなどでも
いいと思います。
裏地だと、薄い色にしておくと、
透けるので、見やすいのと、
あまり厚い生地だと
熱が伝わりにくいです。
捨て布用の裏地は、
汚くなってきたな。と
思ったら、変えています。
たまにアイロン台のところから、
「ギャー‼」という声が聞こえます。
みんなが『ん?』
と振り向くと、
芯の表裏を間違えて、
捨て布裏地に、綺麗~に芯が張り付いて
いることがあります^^
そんな時は、即取り換えです^^
因みに、その芯を、剥がしても使えませんので
あしからず…(^^;
芯ののりは、1回限り有効です^^
最後までお読みいただいて、
ありがとうございます。
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