近鉄6200系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

近鉄の狭軌路線、南大阪線・吉野線で活躍しているのが6200系です。新製時より冷房を搭載した車両で、今では4両編成・3両編成がそれぞれ5本ずつ在籍しています。

 

トップナンバーですね。1編成がまさかの観光列車改造された以外は全編成が欠けることなく走り続けています。

 

登場当初は方向幕がありませんでしたが、後にカーナビよろしく増設されています。

 

車内です。二度の更新工事を受けてリフレッシュしたイメージです。

 

ドアです。近鉄の一般車らしい大きな窓が特徴です。近年イエローラインが追加され、引き込まれるリスクを極力減らしています。

 

車端部です。左右の妻窓と仕切り扉の窓は高さが揃えられています。

 

こちらが長い車端部。先頭車とドア位置を揃えるために二種類あるとのことですが、VVVF車等で車端部長さが揃えられるようになったため、結局ドア位置は車両によってバラバラになることとなりました。

 

優先座席を有する車端部です。モケットで区別している他、後に吊革や床面のマットでも識別出来るようにしています。これは、携帯電話やスマートフォンの普及が影響しているんでしょうね。

 

フリースペースとセットになった車端部です。こちらは優先座席のモケットが変更されています。

 

で、長い車端部の区画。優先座席の指定は片側のみ、向かい側は一般座席となっています。

 

最前面です。こちらもこの時期の近鉄らしいと言いますか、仕切り窓はやや高めで前面展望はちょいと厳しいです。

 

優先座席の区画がこちら。

 

で、2編成併結も珍しくないので、幌で繋がれます。かつては車掌台側も入れましたが、今ではロープで仕切られています。

 

天井です。やはり三角形の照明カバーが特徴です。吊革は全長に渡って丸型のものが取り付けられています。留め具が無いので、バンドが長い部分はちょっと荒ぶりがちです。

 

窓です。一段下降窓で、この時期の電車に二段窓が多い中で眺望の良さに一役買ってます。一方で日除けは留め具が窓枠下辺にしか無いロールカーテンで、「上げるか下げるか」しかありません。一応、生地は交換されたようですが、一気に段階ストップ式とまで行かなかったのが残念です。

 

座席です。モケットは更新されているものの、それ以外は大きく変わらないまま現在に至ります。ドア間は7人掛けですが、特に着席区分は無いため、6人で座られていることもしばしばです。

 

長い車端部も同様に。袖仕切りはパイプ式、6020系と比べて横方向が長めになったものの、それでもシンプル&頼りなさは相変わらず、冬の吉野の寒さが堪えそうです。

 

短い車端部は3人掛けです。座面はやや高め、背ズリも薄めで長時間の乗車には向きません。大阪阿部野橋から橿原神宮前までくらいなら…ってとこですね。吉野まではどうしても辛いです。

 

続いて優先座席です。足元にもマットが追加されています。

 

そして短い3人掛け。先述の通り、優先座席に関しては青みがかった灰色のバージョンもあります。

 

最前面の3人掛けです。この頃になると乗務員室の仕切りは固定式になっており、袖仕切りもドア側のみとなっています。床面のマットは点検蓋に被らないように細いものになっています。

 

フリースペースです。握り棒と非常通話装置、避難はしごが備わります。この世代の車両にも整備されるようになったのは時代によるものですねぇ。

 

吉野駅にて、出発までのひととき。