伊豆箱根鉄道の「箱根」部分に相当する大雄山線で活躍するのが5000系です。系列自体はこれひとつだけですが、編成によってかなりバリエーションがあるため、普段使いでも飽きが来ない路線とも言えます。
今回はそんな5000系の二次車(第2-4編成)をご紹介。中にはこのように帯を黄色にした「イエロー・シャイニング・トレイン」になったのもいます。理由を意地悪な言い方で説明すると、工事用車両のコデ165形が黄色からぶどう色になったから、とのこと…。
車内です。トップナンバー編成から大きく変わっていませんが、微妙な差異はあるもので…。黄色の編成は、このように絵本電車としての側面も持っています。
ドアです。化粧板は省略していますが、絵本電車に関してはステッカーで絵本が貼られています。なおこの伊豆箱根鉄道は西武グループですが、広告に入っている「ホテルとざん」は小田急グループです。
車端部です。第2編成までは妻窓が二段式でしたが、以降はこのように下降窓となっています。開閉可能な時点で少数派ではありますね。仕切り扉は省略されていますが、起終点の駅構造上通り抜けが多そうですので、無い方がよいと判断されたのでしょうか。
最前面です。トップナンバーと同様の配置で、フリースペースは車掌台側にあるため座りながらの前面展望は少々難しいです(出来ないわけでは無いですが・・)。仕切り扉は側ドア同様に化粧板を省略しています。窓は観光バスよろしく上部がカラーフィルムで着色されているのが特徴ですね。
窓です。ドア間は一段下降窓を2枚配置しています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプのものをセットしております。
座席です。ドア間は6~7人掛けです。一見変わりませんが、背ズリが少々角度が付いたものになっているように見えます。気のせいでしょうか・・。
車端部の座席です。座り心地は特に変わったところは無さそうには見えます。相変わらず袖仕切りの形状は肘掛けとしての機能を殺しにかかる縦方向のパイプが駄作としか言えません。
優先座席です。ねずみ色のモケットを採用して区別しています。
最前面の3人掛けです。一応、前面展望は斜め方向から出来ないことはありません。
一応、物語電車の概要についても触れておきましょう。画像の通りですので、ご覧ください。
沿線にある金太郎伝説にちなんでか、このような切り絵も有ります。
そして、最近では座席がバケットシート化された編成も有ります。
という訳で座席です。バケット化された着席定員はドア間6人、これを元に非バケット化座席の着席定員を記載しております。