今や四国最古参の気動車となったのが、このキハ40系です。
両運転台・片開きドアとなっているのはキハ40形で、片運転台・両開きドアのキハ47形と組み、徳島地区の朝夕ラッシュ時に走っています。
車内です。…うん、減ってるね、ボックスシート。ドア付近からかなりの数のボックスシートがロングシート化されています。
ドアです。意外や意外、観光列車化されたキハ40系列以外では初めて見た化粧板仕上げとなっています。JR四国オリジナルなのか国鉄時代からこうだったのかは分かりませんが、ステンレスばかり見ていた私にとって驚きを隠せませんでした。
足元のステップにはライトが付いています。せめてもの注意換気ですね。サボ受けにはワンマン運転時の乗り方の札が入っています。
運転台です。サボの通りワンマン運転対応で、整理券発行機や運賃表示機が設置されています。間に入るとこんな感じで、貫通路で結ばれます。
天井です。ロングシートが増えた分、吊革も延長されています。冷房化されており、西日本や九州のように荷棚を邪魔するような形状ではありません。効果の程は…真夏に来たことあんまり無いんですよね、四国。
窓です。二段窓で開閉も可能なので、原型エンジンの音を堪能することも…じゃなかった、換気もバッチリです。なおこの車両、トイレは有りません。隣のキハ47に行きましょう。
座席です。まずは少数生き残ったクロスシートから、灰皿の撤去跡…片側を移設したからなのか、この状態から後に撤去されたのか…。
赤いモケットが特徴的なんですが、かなりボロボロですね(^^;; もの自体は国鉄型共通のフレームで、空いていれば脚を伸ばして快適に移動出来ます。
で、一方で増えたロングシート。一応、違和感無く仕上がっています。座面はスプリングが効いてる一方、背ズリは板のごとし硬さです。角度こそ付いていますが…。