えちごトキめき鉄道ET122形イベント兼用車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

運行コストを鑑み気動車での運転となったえちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(長ぇ…)。JR西日本キハ122系をベースにしたET122形には、イベント兼用車が2両在籍しています。

 

ステンレス車体にフルラッピングを施しています。この車両は「3市の花をモチーフにしたデザイン(3 CITIES FLOWERS)」で、シラネアオイ(妙高市)・ツバキ(上越市)・ササユリ(糸魚川をあしらったデザインです。この他、魚介類をあしらったのもいますね。

 

貸切運用が無い時は普通列車としても運用されます。そう言えば、この2両を使ったイベントの夜行列車も運転されたことも有りましたね。

 

車内です。通常のET122形は1+2の3列配置転換クロスシートを備えるセミクロスシート配置ですが、この2両は全席ボックスシートとなっています。

 

ドアです。こちらは両開き式で変わりません。ステップレスになり、電車時代よりも楽々乗車出来るようになってのはポイントですね。

 

ドアは半自動式、外側に開ける、内側に開閉両方のボタンが備わります。外側はステンレス仕上げですが、内側にはステッカーが貼られています。

 

整理券発行機は両側に設置されています。台座の形状が違いますね。

 

運転台です。この手の地方路線ディーゼルカーにしては珍しく全室構造となっています。これもJR西日本223系タイプだからこそなんでしょうね。進行方向前方では仕切り扉が開かれ、運賃箱がセットされます。

 

天井です。形状自体は同一ですが、照明は暖色系の蛍光灯がセットされています。

 

窓です。基本は二段窓で上段が内折れ式で開閉可能ですが、手前の1枚は固定窓となっています。ET127系と異なり、日除けはしっかり備えられています。

 

座席です。先程の通り全席ボックスシートとなっております。通常の普通列車運用では、中々定員通りに座ってくれないようです。気持ちは分かりますが…。なお、もう1両のイベント対応車はモケットが異なっています。

 

座席自体は最近地方ローカル線でよく見かける背ズリはほぼ直角で中々厳しいタイプです。その分、シートピッチこそ広めですが…。窓側には金具がありますが、これは取り外し式のテーブルを固定するためのものですね。また肘掛けはイベント利用を考慮したか木を曲げ加工したものを使用しています。何やら、JR九州っぽいですね(笑)

 

煙突には消火器、非常灯、SOSボタンがあります、うまい空間の使い方ですね。

 

トイレです。大型のバリアフリー対応タイプです。広告枠は…何も入っていません。

 

向かい側はフリースペースです。ボックスシート裏側にもモケットが貼ってあることと、ヒーターの薄さはポイントとも言えます。