銀座のセレブが遠く離れた九州は熊本にセカンドライフを過ごしに来た感(というか事実…01系でもそんなこと書いたな)のある、熊本電鉄の03系です。
形式名は番号もそのままに転用しています。ワンマン表示が追加されていますね。
社章などは熊本電鉄になっているものの、配色は東京メトロのまま…(笑) 01系の時、メトロマークはそのままで右側に矢印と「熊本電鉄」を書いたステッカーを貼ることを目論んだところ、メトロから「ちょっとそれは…」と断りが入ったそうな(^^;;
パンタグラフは移送中に立ち寄った西鉄テクノサービスにてシングルアーム式にされています。この他、メトロ時代は全車クハだったため同時にクモハ化もされています。
また踏み切りも多いことからスカートも設置されています。この形状、窓部分に傾斜が付いた03系の前面にあまり合っていないような気がします。
ワンマン運転に対応するため、バスのようなミラーが付いています。
01系との並び。東京ではまず見られなかった光景ですね、くまモンしかり(笑)
車内です。01系とは異なり、おおむね日比谷線時代から変更点は多くない印象です。
ドアです。小さい窓の両開き式なのは変わりませんが、整理券発行機が追加されています。
かつてLED表示機だったものですが、上から路線図のステッカーが貼られています。
車端部です。かつて仕切り扉が付いていましたが、ワンマン運転では出入りが多いため撤去されています。
最前面です。ワンマン運転運転用機器追加、仕切り扉の窓撤去、チラシの追加(笑)と、多少の変化が見てとれます。
車番プレートや号車ステッカーはメトロ時代と同じ書体のものを使用しています。ただ少なくとも1枚は「8号車」から「2号車」に貼り替えているんでしょうね。
天井です。01系同様、照明がLED灯に交換されています。後は吊り広告が全て無くなりスッキリしましたね。
窓です。ドア間は3枚一組、元々あった日除けもそのまま継続利用しています。
座席です。やはり縱アンで撮りたくなるこの形状、メトロの0Xシリーズの共通的な特徴となっています。袖仕切りが荷棚まで繋がっており、立ち客との分離を図る仕切り棒にはモケットが巻かれています。
一部座席には袖仕切りと側壁に整理券発行機を取り付けています。
優先座席は青色のモケットです。座り心地は硬め安定、平成初期らしいバケットシートと言えましょう。