京福電気鉄道 叡山ケーブル・ロープウェイ | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

叡山電車の八瀬比叡山口から徒歩数分、京都側から比叡山へのアクセスを担うのが、なぜか京福電鉄の鋼索線です。要するにケーブルカーで、現存するケーブルカーでは日本一高低差が高い路線なんだそうな。車両の形式は「ケ型」、この車両はケ1と呼ばれるそうです。

 

車内です。なるほど、化粧板や座席モケットは確かに京福(笑)  ケーブルカーらしく非冷房なので、「見た目だけでも涼しく」という目論見を体感出来る今では数少ない存在と言えます。

 

ドアです。片開き式で、ラッシュを想定する必要があまり無いため幅は最低限です。

 

前面です。ケーブルカーのため運転台は有りませんが、非常時のため手動ブレーキが有り、運転中も係員さんが乗務しています。

 

上部には眼下に見える景色のイラストが描かれています。

 

また京阪グループらしくお守りも有ります。「ケーブル一号殿」と書かれている…(笑)

 

天井です。非冷房ですが照明にはカバーが付いています。本業の路面電車にはほとんど付いていないのに…(笑)
 

窓です。変則四角形で、階段上になった床面と傾斜に合わせた天井双方に対応したらこうなったんでしょうね。下段は開閉可能となっています。
 

座席です。こちらは2人組ボックスシートで、クッション等は必要最低限となっています。

 

床面が階段状になっているため、都合山頂側の背ズリがやや高めになっています。

 

こちらは4人組ボックスシート。4人で座るとギッチギチですが(^^;;
 

中央から。ドア横には2人掛けもありますね。
 

乗務員席です。自然が多いだけあり、虫取網が置かれてますね…。
 

展望席とも言える最前面の2人掛けです。もちろん、いつもケーブルカーで私が陣取るのはここ。

 

ボックス席の1区画には双眼鏡が備えられています。バードウォッチングが楽しめるそうです。

 

山頂駅にはかつての運転台が置かれています。


 

山麓方面を見ます。ケーブルカーにしては珍しくカーブを有する構造となっています。

 

カーブの途中にはポイントの無い分岐が有り、その終端に台車のようなものが置かれています。これ、一応貨車だそうで、「ケト101」というちゃんとした形式を有する車両なんだそうな。

 

…なんて話してる内にシカでした!!  そしてまさかまさかの親子ですね。

 

反対側から上り車両が来ました。

 

山頂駅から。下が見えません…。

 

さて、ケーブルカーの頂上からは更にロープウェイが通っています。塗装はケーブルカーに似たイメージですね。

 

車内です。ロープウェイらしく非常に素っ気ないですね。
 

製作は滋賀県に本拠地を置く安索こと安全索道です。このマーク、スキーリフトの背面ナンバープレートで見掛けた方も多いと思います。

 

天井です。一応照明も有りますが、お昼間は消灯しています。立ち客用に握り棒も渡されています。

 

窓です。中央の窓は換気用に開閉可能となっています。

 

ここにもお守り。ちゃんと札受けも付いていますね。

 

座席です。座面だけの簡素なもので、まぁロープウェイらしいと言えばその通り。ケーブルカーは一般車両と同じモケットですが、こちらはレトロ風電車、モボ21形と同じモケットを採用しています。

 

比叡山頂駅に着きました。懐かしさを感じる行灯式の駅名標が有ります。

 

山頂駅より。京都市街が一望できます。