東武70000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

都心を介して向かい側の私鉄の都合により長さと扉の数が異なる車両を保有しなければならなかった東武鉄道。今でも結果としてその状況に変わりは無いものの、当該路線である日比谷線直通系統に関しては、21m級車両導入の目処が立ったことから、新型車両が導入されました。

 

それが70000系で、これまで18m級8両編成であったのを20m級7両編成で置き換えています。都合、トータルで4m短くなっていますが…。

 

車体はアルミ製、50000系列とは異なり近畿車輛製でして、直通先の東京メトロ13000系と共通した設計になっています。赤と黒のラインに、車端部寄りのドアの戸袋にブロックパターン模様のステッカーを付けています。

 

車内です。内装のカラーコードも外観同様となっています。かつての20000系にも近いと言えばそうですね。

 

ドアです。東京メトロ13000系に合わせて各ドア上に3面式のLCDディスプレイを設けています。配置方法も同様ですね。

 

車端部、こちらはフリースペースとセットになった区画です。仕切り扉はガラス張り、衝突防止のためイラストも入れられています。持ち手にはアシストレバーも付いており、軽い力で開けられるようになっています。

 

最前面です。東京メトロ13000系とは化粧板が異なるくらいですね。

 

天井です。東京メトロ13000系では反射式のLED灯だったのですが、この系列では直管式になっています。仕様は統一されていると言えど、この辺りに会社の個性が出ているような気がします。個人的には反射式の方が光が直接降り注がないので好みではあります。また荷棚はシンプルにガラス製、メトロのように模様はありません。

 

窓です。東武鉄道も日除けを引き続き設置する会社で、この系列にもバッチリ付いています。窓はより大きく、荷棚はより低くとした結果、窓の上辺が荷棚よりも上に来ていますね。

 

座席です。モケットや袖仕切りのカラーコードやデザインに違いなあるものの、モノ自体は東京メトロ13000系と同様です。座り心地等も変わらずで、多少のクッション性はあるものの薄いクッションは長時間の乗車には向きません。背ズリも受け止める面積が狭いんですよねぇ…。握り棒は凹凸が付けられて握りやすくしています。

 

優先座席です。モケットは青系に、握り棒は黄色になっています。奥の席は、座る人を選ぶ区画ですね…。

 

フリースペースです。近年増備されるメトロ車は握り棒をクッションバーにするようになっています。実態として立ち席スペースでの使われ方が多いのと、万が一カーブで接触しても痛くないようにこうなったのでしょう。