京福電気鉄道 モボ500形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

モボ21形を除けば少し異端な感があるモボ501形です。特徴は横一列に並んだライトに、バスのような大型行き先表示ですね。四か国語を一気に表示出来る鉄道車両も中々ありません。

 

キモノフォレストごしに。大半が紫一色末期色塗装なのに対し、この車両だけ金色の帯が入っています。なお普段の運用に混ざっているため、必ず乗れると言うわけではありません。

 

車内です。この形式はモボ31形程ではないにせよプチレトロ改造が施されています。

 

ドアです。ステップレスの片開き式なのは他の系列と同様です。近年は各地で超低床車が出てはいるものの、当時としてはかなり珍しい存在だったでしょうね(地元の方は普通なんでしょうが…)。

 

運転台です。両側に座席が無いため、これだけ見通しが良い路面電車も中々有りません。乗務員の出入りは運賃箱を移動させて行います。

 

運賃表示機はLCDディスプレイ化されています。とは言え均一運賃なので、次駅案内等がメインですね。

 

左側には、独特のフォントが特徴的な車番プレートと、昔から存在する禁煙プレートが有ります。

 

天井です。朝夕は通勤通学、昼間は観光客で終日混雑することもあり吊革は多数ぶら下がっています。照明はカバーの無い蛍光灯、肩部の通風口(?)がかつての武庫川車両らしさを感じます。

 

窓です。二段窓で下段は開閉可能となっております。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプ、古風な青い生地を使用しています。

 

座席です。登場当初と異なり外観に合わせて紫色のモケットに交換されています。袖仕切りは簡易なパイプ式、片側は4×3+3×1=15人座れる計算ですが、ここまで長いと間にも仕切りが欲しいですね。

 

優先座席です。地色は変わりませんが、ピクトグラムや文字を散りばめたモケットにして区別しています。

 

最後にフリースペースです。付帯設備は握り棒のみ、普段は立ち席スペースとして使われている印象です。