小湊鐵道 里山トロッコ | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

千葉県横断鉄道の一翼を担う小湊鐵道、長らくロングシートの気動車が行き来するだけの路線だったのですが、近年観光列車としてトロッコ列車が走り出しました。

 

「里山トロッコ」、2015年に走り始めた機関車牽引の客車列車で、動力を担当するこの機関車は外観こそSL風ですが実態は軽油で動くディーゼル機関車であるDB4形ございます。

 

後ろには小型の客車が4両連結されており、それぞれディーゼルカーと同様の塗装となっています。

 

機関車の後ろの客車はハフ101と称し、車椅子対応で雨天時も安心の窓付き車両となっています。

 

中間車は窓の無いハテ101・102形客車で、天気さえ良ければこの車両で風に吹かれたいですよね。

 

先頭を務めるのは制御客車クハ101、こちらも窓付き車両ですね。台車は昨今では珍しい単軸式、故に「ガタンゴトン」ではなく「ガッタン」と言ったジョイント音が続きます。

 

車内です。こちらはクハ101やハフ101が該当する窓付き車両でございます。

 

ドアです。片開き式で、普通列車とは異なりステップレス化されています。黒Hゴムによる押さえは近年あまり見られませんが、列車の性質的にあえてこうしたのでしょうか。

 

最前面です。乗務員室は半室構造ですが、通路をバーで区切っているため実質的には全室構造と変わりません。中央には花が飾られています。

 

天井です。天窓付きで解放感抜群、現在は昼間の運用のみですが一応照明も用意されています。列車の性格的にそうなのですが、もちろん冷房は有りません。そうそう、客車列車ではありますが、車内放送装置に備えられたオルゴールはハイセンスの「セレナーデ」ではなく「アルプスの牧場」…(^^;;

 

窓です。戸袋窓以外は二段式で下段は開閉可能です。日除けも備わっており、フリーストップ式のロールカーテンとなっています。

 

座席です。トロッコ列車らしく木で出来た座席が並びます。

 

背ズリは高めで、背中合わせに座る方が気になるということはありません。横幅がそこまで広くないためか、肘掛けは省略されています。まぁ快適性を追求する列車でもありませんからねぇ…。

 

続いては中間のハテへと参りましょう。

 

車内です。やはり窓が無いだけに解放感がありますね。なお整理券が必要になるものの座席は自由席なので、早めに改札に並ぶのが吉と言えます。

 

ドアです。こちらはなぜか外観と同様2色塗装となっています。

 

ドア上には沿線案内が貼られています。チバニアン、この路線の沿線でしたっけ。

 

天井です。クハやハフのように天窓付きとなっていますが、窓が無いためか配線が露出しています。

 

座席です。吹きっさらしなせいか、窓付き車両よりも色褪せが激しいですね(^^;;

 

また、座席にかかる部分も板ではなく格子状にして風が入りやすくしています。

 

格子部分をクローズアップ。意外と隙間が大きいので、きっぷやら何やらを落とさないように気を付けましょう。

 

で、窓無し車両といえどもトラップが隠されていたり…。

 

戸袋の位置に設置された座席は事実上の窓有り席、何なら窓も開かないのでなおのことタチが悪いです(^^;; せっかく窓無しのハテ車を選んでも、スタートで出遅れるとここのお世話になっちゃいますのでご注意を。