阪急7000系7006F「京とれいん 雅洛」仕様車(外観・サービス) | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

2019年、これまで京都線で2時間に1本の間隔で走っていた快速特急を1時間ヘッドにすべく、衝撃の観光列車が登場しました。

 

「京とれいん 雅洛」、先に登場した6300系「京とれいん」を更にパワーアップさせた列車として、鮮烈なデビューを果たしました。

 

種車は元々神戸線を走っていた7006Fを大抜擢。神宝線乗り入れが可能なことから、2019年春の行楽シーズンには平日運転ながら神戸線・京都線・嵐山線直通の直通特急にも充当されました。そうそう、河原町駅2号線ホームの関係から6両編成となっており、改造前に抜き取られた中間2両は7014Fに組み込まれリニューアルの上神戸線で活躍中です。

 

前面はステッカー式のヘッドマークが付き、ライトには6300系よろしく金色の飾り帯が追加されています。「京とれいん」の双璧をなす存在であることや、「雅洛」としてのプラスαを前面に押し出したと私は捉えています。なお、中央の貫通扉の窓は拡大されていないので、ラッピングを剥がすと7010F等のような締まりの無い顔となります。このヘッドマークを貼り付けるためなんでしょうね。

 

側面にも金色の帯を配しており、雅洛のロゴが入っています。

 

また車体中央には大きな扇子のイラストステッカーがどーんと貼られています。なお、元々3扉車ですが「雅洛」化に際し扇子が描かれた部分にあった中央の扉は埋め込まれて2扉化されています。

 

このおおきな扇子ステッカー、車両ごとにデザインが異なっております。下段の2両には扇子が描かれていませんが、ここは例の衝撃区画になっています。

 

車番は車端上部にも記載されており、ホームドア導入後の車番対応についていち早く整備された編成でもあります。

 

種別・行き先表示はフルカラーLEDタイプとなっています。前面デザインが比較的オリジナルを保った中でニュータイプの組み合わせですね。

 

また阪急では初となる交互表示を実施しております。土日祝日はもっぱら「快速特急」として4往復しており、行楽シーズンの平日は前述のような臨時列車に入ることもあります。各列車とも6300系「京とれいん」同様に衝撃の料金不要、運賃だけで乗車することが出来ます。

 

ドアは京町家の玄関をイメージして細い窓を4枚配し、金色の帯を下部まで伸ばしてそれっぽく見せています。戸袋右側にはヘッドマークと同じロゴが、左側には号車表示が貼られています。

 

この編成、改造車ながら6300系以来の妻窓が無い編成となっています。ただ転落防止用幌は他の7000系と同様のタイプをそのまま利用しています。

 

梅田駅の案内です。2ドア車であることが強調されていますね。

 

停車駅には専用の乗車位置があります。発車時間も併記されていますね。

 

十三駅河原町方面は種別整列を行っていますが、快速特急ながら列車の性質上快速以下の列に含まれています。

 

十三駅の梅田方面ホームや烏丸駅河原町方面ホームなど、乗車が多くない駅ではヘッドマークと同じ簡易な乗車位置が貼られています。

 

こちらは十三駅の神戸線ホーム。恒常的に運転されるわけではないので、かつて京とれいん停車駅の各ホームがそうであったように、素っ気ない白丸印が貼られています。

 

サービス面ではフリーWi-Fiが飛んでおり、全ての人が使えるものと訪日外国人用の2種類が存在します。

 

またスマホを利用した前面展望動画配信サービスも行われています。最前面に着席出来なくてもとりあえずは楽しめますね。

 

というわけでスクリーンショットを。速度表示は出ませんが、そんなスピード出しませんもんね(^^;;

 

いつもであればそのまま車内へと行きますが、1両ごとに内装が異なるとんでもない列車なので、それぞれ分けてご紹介致します。

 

阪急7000系7006F「京とれいん 雅洛」仕様車(1・6号車)