常磐線の馬橋から流山までを結ぶ流鉄、首都圏にありながらローカル感全開の雰囲気がニッチなニーズを捕らえて離さない印象です(笑)
運用している車両はここ最近は西武からの中古車が占めており、現在は新101系を種車とする5000形で揃えられています。
この編成はトップナンバーですね。全編成がそれぞれ異なる塗装と愛称を持っており、トップナンバー編成は「さくら」の愛称があります。もちろん、九州まで行きません(^^;;
こちらは第2編成の「流星」です。一番何がモチーフになったかが分かりにくいですが…。
お次はこの日は予備となっていた第3編成の「あかぎ」と、半ば休車状態の第5編成の「なの花」です。本当に予備の予備感が漂います(^^;;
最後が馬橋から乗車した第4編成の「若葉」です。この編成のみ東急車輛製造で、その他の編成は西武所沢車両工場製造となっています。
この第4編成、唯一の東急車輛製造のためか、他の編成とは車内がチョコチョコと異なっております。運良く(?)この編成が最初の乗車となったため、ひとまずこの編成をメインに据えて進めて参ります。
車内です。西武時代の雰囲気は色濃く残っているようです。
ドアです。イエローラインが入った以外、ステンレス仕上げの両開きドアや丸みを持たせた戸袋窓など変わった点が見当たりません。
車端部です。仕切り扉は片側のみの設置です。都市型ワンマン運転ですので、車両間の乗り移りは他社のワンマン運転列車と比べると少なめと言えそうです。
最前面です。相変わらず仕切り扉の面積の狭さが際立ちます(笑) 非常通話装置は最近の電車によく見られるタイプのものが設置されています。
で、数少ない変化として、仕切り扉の上にLED表示機が設置されたことが上げられます。文字は5.5文字しか表示出来ませんが(^^;;
天井です。平べったい形状が実に西武らしい(笑) 照明はカバーの無い蛍光灯が短い間隔で並んでおり、中央にラインデリア、その両脇に冷房の吹き出し口が配置されたごくごくありふれたスタイルです。
最前面の荷棚には非常用のはしごが置かれています。荷物、置けませんな…。
窓です。二段窓4つに戸袋窓が挟む変わらないスタイルです。
座席です。ドア間は6+6の12人掛けと思われますが、それなりに座席が埋まってくると片側5人で座られがちな印象です。
車端部も5~6人掛けと言ったところですね。丸いドアコック用の穴がこれまた西武らしい。
最前面直後の座席は2人掛けです。仕切り窓が高い位置にあるため、前面展望は極めて困難です。座り心地は安定のスプリングが効いたものですが、流鉄の保線状況なのかかなり揺れます。
馬橋方は車椅子スペースとなっています。座席がある場合と異なり、非常通話装置が低い位置に設置されているのは配慮ですね。
いつもより短めですが、こちらは第4編成以外の車内です。座席が異なりますね。
天井は、この編成は何故だか吊革の色がカラフルになっています。
座席です。一時期の西武鉄道でよく見られた背ズリのクッションが狭いタイプです。袖仕切りは相変わらず監獄の様相を呈していますが…。
車端部の座席です。座り心地はこう見えて背ズリのクッションは中々厚めで長距離乗車に配慮したものとなっています。と言っても今や乗車時間は知れていますが(^^;;
優先座席はやはり銀色のモケットですが、背ズリと座面との間のスペーサーは一般座席と同様キャラメル色なので浮いています(笑)
最前面の2人掛けもこの通り。